「カイロス~運命を変える1分~」のあらすじ
ユジュン建設のチャリティ音楽会の日、会社の最年少理事であるソジン(シン・ソンロク)の娘ダビン(シム・へヨン)が失踪する。ソジンは娘を必死に探すが、警察の捜査はなかなか進まず手がかりのないソジンは自分を責める。一方、心臓病の母を抱え、アルバイトを掛け持ちするエリ(イ・セヨン)は移植手術だけを心待ちにしていた。ある日、携帯を失くしたエリが、自分の携帯に電話をかけると、その電話に出たのは誘拐犯からの電話を待っていたソジンだった。ソジンは間違ってかかってきたその番号に娘の失踪チラシを送る。その後、何者かが娘の体の一部をソジンに送り、そのショックで妻は自ら命を絶ってしまう。最愛の娘と妻を亡くしたソジンは自身も命を絶とうとするが、チラシを見たエリはダビンを見かけたことを思い出しソジンに連絡する。話がかみ合わない2人だったが、やがてソジンは1ヶ月先、エリは1ヶ月前の時を生きていると分かる。その頃エリの母が行方不明となり、娘を救いたいソジンと母を見つけたいエリ、2人は力を合わせることに。やがてソジンの娘を誘拐した犯人とエリの母を訪ねたのが同じ人物であることが分かるが、2人の電話は10時33分からの1分間しか繋がらず…。
各話あらすじ
- 第1話ユジュン建設の最年少理事であるソジンは、バイオリニストの妻ヒョンチェと娘のダビンと幸せな日々を送っていたが、チャリティー公演会場で娘のダビンが忽然と姿を消してしまう。一方、母の心臓移植費用のために必死に働くエリ。住む世界が違うソジンとエリが1分の通話でつながっていく。
- 第2話ソジンは娘のダビンを見たと言うエリと会う約束をするが、何時間待ってもエリは現れなかった。エリもソジンを待っていたが会うことができず…。その夜、ソジンとエリは互いに待ちぼうけを食らったと電話で罵り合うが、後日ソジンは自分がエリの1か月後を生きていることに気づく。
- 第3話エリは1か月前のソジンに会うためユジュン建設を訪れるが門前払いされる。そこでユジュン建設が違法建築資材を使用したせいで自宅が火事になり、娘を失ったと抗議する男ジンホを見かける。一方、1か月後のソジンの元に担当刑事から犯人を逮捕したとの連絡が入り、急ぎ警察署にかけつけると…。
- 第4話ソジンはジンホの自宅に向かうも、そこはエリ殺害現場となり立ち入り禁止になっていた。一方、エリはジンホの家に行くがゴヌクに助けられる。ゴヌクはエリの携帯を持っていてソジンからかかってきた電話でエリの危険を知ったのだった。エリが助かった瞬間、ソジンの目の前の光景が変化し…。
- 第5話ソジンの部下ドギュンとヒョンチェは昔からの知り合いで、今も不倫関係にあった。一方、エリは何度も自分が殺される理由が分からず恐怖を覚えるも、ソンジャを捜したい一心でジンホに会いにいく。しかし、ジンホから聞かされた話はソンジャのことではなくエリの父テギルの話だった。
- 第6話エリの母ソンジャの遺体を見つけたソジンは、そこで見つけたメモからソンジャの足取りを追っていく。そんな中、ソンジャの口座に1億ウォンもの大金が振り込まれる。振込人名はイ・テッキュだった。それを知ったエリは嫌な予感がしソジンを問い詰め、遺体がソンジャだったことを知る。
- 第7話ソジンの元に拘置所にいるジンホから電話が入り、ソジンは面会に行く約束をする。しかし、面会当日に病気治療先の病院でジンホが飛び降り自殺する。一方、エリはダビンのぬいぐるみに発信器を仕掛けることに成功する。発信器の示す位置に急ぎ向かったソジンが目にしたものとは…。
- 第8話ソジンはテッキュに殴られケガを負った状態で放置されていた。一方、エリはダビンの誘拐を防ごうとゴヌクたちにも協力してもらい公演会場に忍び込む。エリがダビンに駆け寄ると、警察に囲まれエリは誘拐未遂で逮捕される。エリの言動を怪しく思った1か月前のソジンが警察に通報していて…。
- 第9話会長の指示でソジンが告訴を取り下げたため、エリは釈放される。再びエリはゴヌクとスジョンと共にソンジャを捜し始める。エリたちは、その手掛かりとなるテッキュに会おうとテジョン新都市の説明会に参加する。一方、1か月後のソジンは交通事故で意識不明の重体で妻子は亡くなり…。
- 第10話 ソジンが1か月前のエリと連絡していたと気づいたドギュンは、それを利用してヒョンチェを生き返らせようとする。一方、テジョンタウン被害者団体事務所を訪ねたソジンは、事務局長がソジンの父と親しい間柄だったと聞かされる。さらに事務局長はソジンの父の死について疑念を持っていると…。