「愛はぽろぽろ(原題)」のあらすじ
市場の卸売りで生計を立てているパンウル(ワン・ジヘ)は明るく世話好きな性格で周囲から愛されていた。ある日、父をひき逃げ事故で失い、結婚直前だった恋人のドンジュン(カン・ドンホ)まで亡くなってしまう。ドンジュンとの間に子供を身ごもっていたパンウルは一人で出産しシングルマザーになる。。6年後、パンウルは持ち前のたくましさで子供を育てながら、大手食品会社で本部長のウヒョク(カン・ウンタク)の下で働くことになる。正反対の性格からぶつかり合う2人だが、パンウルは何故かウヒョクがドンジュンに見える錯覚に陥る。実は6年前に心臓病を患ったウヒョクはドンジュンの心臓移植を受けていた。
各話あらすじ
- 第81話ヨンベが演出するミュージカルを鑑賞するために、オ会長の家族とハン医師の家族が劇場を訪れる。そこにはパンウルとビョル、そしてガンジャの姿もあった。劇場のトイレの前でパンウルがヨンスクに意地悪されるのを目撃するガンジャ。ガンジャはそんなヨンスクに怒りを覚え、チェリンの前でヨンスクを罵るのだった。パンウルをかばおうとするガンジャに対し、チェリンもいらだちを隠せなくなる。
- 第82話味覚を失ったパンウルのために漢方薬を煎じるサンチョル。漢方薬を受け取ったパンウルは、味覚が戻らないことに焦りを感じているとサンチョルに明かすのだった。その日パンウルは本社でオ会長に呼び出され、海外進出の足がかりとなる料理のプロジェクトを担当するよう告げられていた。味覚が回復しないまま、会社の将来を左右する重要な案件を任され、パンウルは大きな不安を抱く。
- 第83話母親と同居する形で、ヨンベとの新婚生活をスタートさせたいと考えるウギョン。彼女は、ヨンベの荷物が近々家に届く予定だということを家族に伝える。一方、ウヒョクは、パンウルとの新婚生活の最初の1年は、家族と別居したいと自身の結婚後の生活についてオ会長に話す。それを聞いたオ会長は、ウヒョクがパンウルの息子のビョルを気遣い決めたことと知り、激怒するのだった。
- 第84話スンボクがウヒョクに会うために彼の職場を訪れる。ビョルをオ会長と同居させたくないとスンボクがウヒョクに伝えると、そこにオ会長が姿を現す。スンボクと言い合いになったオ会長は、パンウルだけ嫁がせればいいと口にする。その発言は、スンボクをさらに怒らせるのだった。ビョルを不憫に思うスンボクは、夫のゲヌンが経営する店に出向き、ビョルは自分が育てると告げゲヌンを驚かせる。
- 第85話ゴルフに出かける夫のハン医師を送り出そうとするヨンスク。「同じ施設にいたジャンホと恋仲だったのか」とハン医師に突然聞かれ、彼女はひどく動揺する。事実ではないと否定したヨンスクは、夫を送り出したあとガンジャを呼び出す。夫に事実を話したのはガンジャではないかと考えたヨンスクは、ガンジャを責め立てる。しかし、ガンジャはハン医師に話したのは自分ではないと強く主張するのだった。
- 第86話オ会長の元を訪れたゲヌンは、パンウルと一緒にビョルを受け入れてくれるよう頼む。しかし、頑なに認めないオ会長に結局断られてしまうのだった。ゲヌンは勤務中のパンウルを公園に呼び出す。単身でウヒョクの家に嫁ぐようパンウルを説得しようとするゲヌンは、ウヒョクとの出会いを大切にするよう伝える。しかしパンウルはそんな家族からの悲しい願いを耳にして、ただ涙を流すのだった。
- 第87話ウヒョクの家に出向いたパンウルは、ウヒョクと別れるという決断をオ会長たちに告げる。オ会長と息子のウヒョクの仲を引き裂きさいてまで結婚したくないと話すパンウル。彼女の決断に対し、オ会長は感謝の意を伝えるが、別れる気のないウヒョクは動転する。そして1人で家に帰ったパンウルは、ビョルの面倒を見るサンチョルの部屋に行き、サンチョルにウヒョクと別れたことを報告する。
- 第88話本社の研究室にいるパンウルの元に慌てて駆けつけるチェリン。チェリンは会長室で偶然にスンボクを見かけ、そのことをパンウルに報告しに来たのだった。パンウルとウヒョクが破局したにもかかわらず、オ会長の部屋にスンボクが現れたことに、チェリンは不安を覚える。パンウルがチェリンからの報告を受け、大急ぎで会長室に行くと、そこにはオ会長に対し土下座をするスンボクの姿があった。
- 第89話サンチョルと食事をするため、待ち合わせの店へと向かうパンウル。しかしそこにはサンチョルではなく、ウヒョクの姿が。パンウルとの復縁を願うウヒョクが、パンウルを呼んでもらうようサンチョルに頼んでいたのだった。パンウルはウヒョクがいることに戸惑うが、復縁する気がないとはっきりと告げる。その場を去ったパンウルはサンチョルに会い、自分をだましてウヒョクに会わせたことを非難する。
- 第90話ガンジャに頼み事があるパンウルは、ビョルしかいないタイミングを見計らってガンジャを自宅に招くことに。訪ねてきたガンジャに、パンウルは「実の母親を捜してほしい」と頼む。その実の母親をヨンスクだと考えるガンジャは、パンウルの切なる願いを聞き複雑な思いを抱くのだった。そして帰り際にガンジャは、パンウルと別れたウヒョクが憔悴しきっていることを伝えるのだが…。