「愛はぽろぽろ(原題)」のあらすじ

 市場の卸売りで生計を立てているパンウル(ワン・ジヘ)は明るく世話好きな性格で周囲から愛されていた。ある日、父をひき逃げ事故で失い、結婚直前だった恋人のドンジュン(カン・ドンホ)まで亡くなってしまう。ドンジュンとの間に子供を身ごもっていたパンウルは一人で出産しシングルマザーになる。。6年後、パンウルは持ち前のたくましさで子供を育てながら、大手食品会社で本部長のウヒョク(カン・ウンタク)の下で働くことになる。正反対の性格からぶつかり合う2人だが、パンウルは何故かウヒョクがドンジュンに見える錯覚に陥る。実は6年前に心臓病を患ったウヒョクはドンジュンの心臓移植を受けていた。

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各話あらすじ

第91話公園で暴漢に襲われ、ケガを負ったパンウル。店主であるサンチョルは、腕にギプスをして店に出勤する彼女を気遣い、パンウルの持ち場を厨房からレジへと移動させることに。そして、片腕しか使えないパンウルのためにサンチョルが髪を結ってあげていると、そこにチェリンが現れる。恋人同士のような2人の姿を目撃したチェリンは、パンウルとの関係についてサンチョルに尋ねようとするが…。
第92話部屋にこもり、パソコンであることを調べるチェリン。彼女は、ウヒョクの心臓のドナーがパンウルの亡夫であるドンジュンかもしれないと考え、ドンジュンについて情報を集めていた。ヨンスクがチェリンの部屋を訪ねると、ウヒョクが手術を受けた日を調べてほしいとチェリンに頼まれる。娘に頼み事をされたヨンスクは、ウヒョクの主治医である夫のハン医師に、いつ手術が行われたのか聞き出そうとする。
第93話ビョルの通う幼稚園の遊戯会に出席するパンウルとサンチョル。その帰りにゲヌンの経営する店に3人が寄ると、そこにはゲヌンと妻のスンボクの姿があった。サンチョルのパンウルに対する思いを知り、2人が夫婦になることを期待するスンボク。ウヒョクと別れたパンウルの気持ちをどうにかサンチョルに向かせたいスンボクは、パンウルの前でサンチョルの人柄を褒め立てるのだが…。
第94話パンウルが考案したソースの試食会が行われることになり、その準備をするチェリン。チェリンは、試食会の会場を本社に近い店に決めていた。しかしウヒョクは、ソースの考案者であるパンウルの店にするべきだとチェリンに伝える。パンウルとウヒョクをできるだけ会わせたくないチェリンだったが、仕事に私情は挟まないとウヒョクに言われ、しぶしぶ上司である彼の指示に従うのだった。
第95話パンウルは、不妊治療のため部屋で休むジヨンにゴマ粥を持って行く。治療で疲れているジヨンを励まそうと、着床にいいと言われる料理をジヨンに振る舞うのだった。その会話の中で、パンウルはジヨンが務める美容室の店長であるヨンスクがどんな人なのか、さりげなくジヨンに質問する。ガンジャに実の母親がヨンスクだと告げられたパンウルは、ヨンスクと会って話をしたいと願うが…。
第96話チェリンを川のほとりに呼び出すウヒョク。ある一件がチェリンの企てだと知り、彼はチェリンを激しく非難する。それでも振り向いてほしいと懇願するチェリンを残し、立ち去るウヒョク。しかし、車に戻ったウヒョクが目にしたものは、川に飛び込むチェリンの姿だった。意識を失い病院へと搬送されるチェリン。病室へと駆けつけた父親のハン医師は、彼女と一緒にいたウヒョクを一方的に責めたてる。
第97話サンチョルの誕生日をすっかり忘れていたスンボク。ある朝、出勤しようとするパンウルに声をかけ、サンチョルのためにサプライズパーティーを開こうと提案する。そんなスンボクの計画に、パンウルも協力することに。スンボクはドンミンとジヨンにも声をかけ、ジヨンに料理作りを手伝うようお願いする。家事が苦手なジヨンだが、義母の頼みを快く受け入れスンボクを驚かせるのだった。
第98話カフェである男と話をするヨンスク。その男の名はチョン・ボンスといい、かつてチェリンが交通事故を起こした際に乗っていた車を、ヨンスクは彼に処分させていた。事故の証拠品をちらつかせ、ヨンスクに金を要求するボンス。1週間以内に金を用意するようヨンスクに伝え、カフェをあとにする。ちょうどその頃、ヨンスクの素行を怪しむ夫のハン医師が、彼女の経営する美容室を訪れていた。
第99話チェリンの記憶を回復させるための治療に、ウヒョクの協力が必要と考えるヨンスク。彼女はパンウルにウヒョクを説得してほしいと懇願する。しかし、これまでヨンスクに冷たくあしらわれてきたパンウルは、彼女の頼みを断り、二度と会いたくないと告げる。それでも引き下がらないヨンスクを、サンチョルが帰るよう促す。厨房に戻ったパンウルは、悔しさのあまり涙を流すのだった。
第100話体調を崩し家で療養するチェリン。そこへ叔父のヨンベと彼の妻のウギョンがお見舞いにやってくる。2人は、ヨンスクがチェリンのために作っておいた粥を食べるよう勧めるが、食欲のないチェリンは手をつけようとしない。台所に戻ったウギョンはその粥を味見し、ヨンスクの料理の腕を絶賛する。むさぼるように粥を食べる食欲旺盛なウギョンを見て、ヨンベは「薄情すぎる」とあきれるのだった。

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