「赤道の男」のあらすじ

各話あらすじ

第1話



学年で1位を取り続けている秀才のイ・ジャンイルと、ケンカでは一番でも心だけは温かいキム・ソヌ。


水と油でまったく接点のない2人だったが、父親ヨンベの借金取りに追い詰められるジャンイルに何度も偶然出くわし、ソヌが助けることで、いつしか友情を培っていく。


一方、ソヌの父親のギョンピルは自分がガンであることを知り、チン・ノシクに久しぶりに連絡を取る。


ギョンピルの一度会ってほしいという頼みにそっけない返事をしたノシク。


そんなノシクにギョンピルは、ノシクの昔の恋人であるウネの子どもが生きていると伝える。


突然の話にうろたえたノシクは、二度とそんな類いの連絡はしてくれるなと冷たく電話を切ってしまう。


ノシクを訪ねていったギョンピルはノシクと口論になり、興奮したノシクはギョンピルの首を絞めてしまう。


ギョンピルとの約束の場所に行き、ギョンピルの死と直面してしまうソヌ。


目の前で父親が死んでいる姿を見てショックを隠せない。


その様子を目撃してしまったヨンベ。


ノシクはヨンベに見られたことを知ると、借金取りに追われているヨンベにジャンイルの後ろ盾になることを条件にギョンピルの死体の始末を命じる。



第2話



ノシクはヨンベに見られたことを知ると、借金取りに追われているヨンベにジャンイルの後ろ盾になることを条件にギョンピルの死体の始末を命じたのだった。


まだ息があるのにも関わらず、ヨンベはギョンピルを木の枝に吊し上げて殺してしまう。


警察では病気を苦にした自殺だと断定しようとするが、ソヌは父親の死について疑問を持ち続け、生前の父親の足跡をたどりながら話を聞き回る。


ギョンピルが持っていたとされる遺書の文字と、その前にギョンピルが打ち込んだ文字の形が違うところから、ソヌはギョンピルの死が自殺ではないと固く信じる。


ジャンイルは失意のどん底にいるソヌを慰めながら、1日も早く検事になって犯人を捕まえることを約束する。


ジャンイルとソヌの関係を知ったヨンベは、ソヌとはつきあわないようにと何度も注意する。



第3話



ジャンイルのために命がけでジャンテクとケンカするソヌ。


そしてソウルに向かう列車で偶然ジャンイルと会ったスミ。


ところが途中でスリにあい困り果て、ちょうど通りがかったジャンイルに救いを求めるのだが、再びジャンイルに侮辱され傷つけられてしまう。


スミはソウルに迎えにきた父親と田舎に戻り、グァンチュンが書いたメモの内容からギョンピルの死にヨンベが関わっていることを知る。


一方、ジャンイルはソウルで大学生活をスタートさせ、ジウォンと再会して幸せに過ごすのだが、ギョンピルの死にヨンベが関わっていたことを知ってソヌが陳情書を提出するのを止める。


ところが理由が分からないソヌがそれを拒むとジャンイルは角材でソヌの頭を殴りつけてしまう。



第4話



ジャンイルに頭を殴られたソヌは意識をなくし、海に捨てられてどんどん海底へと沈んでいく。


ジャンイルは絶望と苦痛に耐えられず逃げ、ギョンピル事件の陳情書を跡形もなく燃やしてしまう。


そしてソウルへと戻っていく。
列車で偶然に会った友人から、ソヌが命がけでジャンイルを救った話を聞かせられ、胸を痛めるジャンイル。


ジャンイルの父親はジャンイルの様子の変化に気づき、息子がソヌの失踪に関わったのではないかと疑う。


一方、死んだと思っていたソヌは海岸に打ちつけられているのを見つけられ病院に運ばれる。


病院での手当もむなしく意識を回復しないソヌをグァンチュンとスミが介抱し続ける。


2人の協力によってようやく意識を戻したソヌは残酷にも医師から失明を宣告させるのだが・・・。



第5話



昏睡状態から目を覚まし、失明しているという信じがたい宣告を受けてショックを受けるソヌ。


意識を回復して間もないうえに失明という現実を突きつけられて混乱するソヌは、自分の置かれた立場をなかなか受け入れられなくて病院で暴れてベッドに縛り付けられる。


グァンスとスミ、そしてグムジュルは苦しむソヌを一生懸命支えようと面倒を見る。


失意に陥ったソヌは視覚障害者の教育を受けるためにソウルに行こうと言うスミの提案を受け入れる。


ソウルに向かうことになったソヌ、スミ、グムジュルの3人はジャンイルの家に行くことになる。


ジャンイルはソヌに会うことを恐れ不安に怯える。


記憶をたどりながら話すソヌの話を聞きながら緊張しつつ何とかごまかすジャンイル。


ソウルでジャンイルと仲よく過ごしていたジウォンは、視覚障害者のリハビリセンターでソヌを見かけて驚くのだが・・・。



第6話



ソヌが忘れられなかったジウォンは、ソヌと再会して驚くと同時に失明したことを知って驚く。


大学でボランティアのレポートを書くために一時的にリハビリセンターを訪れていたジウォンは、ソヌが忘れられなくてリハビリセンターでの仕事を続け、ソヌに近づいていく。


自然とジャンイルとは疎遠になっていくジウォンに焦りを感じるジャンイル。


そしてソヌはジウォンであることを知らないまま心を開いていく。


一方、ヨンベはジャンイルの家にソヌが来ていることが不安になり、早く追い出せと詰め寄る。


ヨンベとジャンイルのやりとりを偶然耳にしてしまうソヌ。


ヨンベはさらにジャンイルとジウォンの関係を誤解し、ジウォンを訪ねていき息子に会わないでほしいと伝える。


そんな経緯を知らないジャンイルは、リハビリケアセンターでソヌとジウォンの仲睦まじい姿を見て驚く。



第7話



ソヌとジウォンはお互いに好意を抱いているのが分かり、徐々に接近していく。


ジウォンは、ジャンイルが自分にだけ歌ってほしいと言っていた歌もソヌに歌い、ジャンイルが気持ちを示すとそっぽを向いてしまう。


ジウォンの温かさに触れてソヌは心を開いていく。


そして、ジウォンがソヌに惹かれてそばにいながら一生懸命に尽くしていることを知ったジャンイルは苦しむ。


でもそんな思いをソヌには決して悟られないようにひたすら隠そうとするジャンイル。


その一方でもう一度陳情書を書くことを決心したソヌは、警察署に電話をかけるところをジャンイルに聞かれてしまう。


一時的にはうまく取り繕ったものの警察署に行くのを尾行されてしまう。


一方、ギョンピルの死を目撃したグァンチュンは、ヨンベに3千万ウォンを用意しろという手紙を送り付ける。



第8話



マッサージを受けるフリをして研修生ソヌに近づいたノシク。


ノシクはソヌが何も気づいていないと思いながら、自分にも同じ年頃の息子がいたがおととし亡くなったとウソをつく。


ソヌはノシクの話を聞きながらどこかで聞いた声であることを思い出し、持ち歩いていた写真で同一人物であることを確認する。


グムジュルに頼まれてジウォンに会いに行ったスミは、以前、ジャンイルの大学でジウォンとジャンイルが一緒にいたことを思い出す。


明らかにジャンイルが好意を抱いている女性であることを思い出し、寂しい気持ちになるスミ。


スミはソヌが思い出していないことや、事故に遭う前の背景をジウォンに説明しながら、ソヌを愛してやってほしいと頼む。


しかし、少しずつ危険が近づいていることを感じたソヌは、自分のせいでジウォンを不幸にしてしまうのではないかと心配するあまり、ジウォンを遠ざけるようになり苦しむ。


そんなソヌの前に父親だと名乗るムン・テジュが現れ・・・。



第9話



ノシクに1億を請求する手紙を書いたグァンチュンは、約束の場所でノシクが送った暴漢に襲われてケガをする。


ケガをしたグァンチュンは腹を立ててノシクとソヌあてに父親の死に関する内容を綴った同じ手紙を送り付ける。


一方、ソヌと向かい合って話がしたくてマッサージの客としてホテルに行ったジウォン。


でもソヌはそこまでしたジウォンを冷たく突き放す。そしてテジュと一緒に慌ただしく韓国を離れたソヌ。


グムジュル以外の人間はソヌが姿を消したことをあとで知ることになり戸惑う。


ジウォンは誰もいないソヌの部屋に行き、部屋に残された「待っててほしい」というメモを見て涙ぐむ。


そしてソヌの身の回り品と一緒にグァンチュンから送られていた手紙も一緒に持ち帰る。


ジャンイルに冷たくあしらわれ、留学して必ず成功して帰ってくると誓うスミも海外へと向かった。


そして13年後。みんながそれぞれの世界で活躍する中、ソヌが帰ってくる。



第10話



テジュに支えられソヌは外国で幾度もの手術を受けていた。


何度手術をしても治らない時、途中であきらめかけたソヌは、ジウォンの写真を見るために歯を食いしばって執念で目を治す。


その後は体を鍛え勉強をしながらテジュの事業を手伝い始め、業界ではデビッド・キムの名前で知れ渡るほどまでに成長する。


そして時期を見計らって韓国に戻ってきたソヌは、時効を目前にしたギョンピル事件の再調査を始める。


突然自分たちの前に現れたソヌを見て、ジャンイル親子は驚きを隠せない。


ホテルで濡れ衣を着せられ減俸処分を受けたジウォンは失意のどん底にいたが、面接に行った先で新しい職場の代表であるソヌを見て驚く。


同僚の結婚式に出席したジャンイルは、ホテリアーとして働くジウォンを見て喜ぶ。


何とかジウォンに近づこうとするジャンイル。


そんな中、ジャンイルはヒジョンのギャラリーで、有名になって帰国した画家のスミと再会する。


そしてソヌは、中央地方検察庁の調査室で鑑定人として再びジャンイルの前に現れる。



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