多くの展覧会で入賞するほどの実力を持つイナは、大学の美術科に通う傍ら「ギター3人組」として音楽活動している。

ある日、教室の窓から校庭を見下ろすと、ベンチに座るユニがいた。

清楚で可憐なユニを見つけたイナは、ユニの姿に吸い込まれるようにスケッチをはじめる。

ところが一瞬目を離した隙にユニを見失ってしまい、慌てたイナはユニを探そうと教室を飛び出していく。

夢中になって追いかけようとした瞬間、ある人にぶつかって行く手を阻まれる。

それがユニだった。ユニだとは気づかないまま謝るイナ。

あたりに散らばったユニの所持品を拾って渡した時に、イナは荷物を受け取る相手がユニであることに気づく。

あまりの驚きにぼんやりして立ちすくんでしまったイナは何も言えず、ユニはその場を去ってしまう。

そしてユニが去った後、１冊のノートが落ちているのを見つける。

それはユニの日記帳だった。
２人の出会いはこうして始まった。

その後も偶然が重なり何度も出会う２人。

ある雨の日には相合い傘の中で息を殺しながら歩き、映画「ある愛の詩」を一緒に見る約束をする。

偶然にも共通の知人を通して、再び出会うことになるのだが、ユニが親友ドンウクの思い人でもあることが分かりショックを受ける。

親友ドンウクのためにユニをあきらめようとするイナ。

ユニをあきらめるために、ユニの絵をロッカーにしまい込み、ユニを過度に避けることを怪しまれたために、心の中からユニを消し去ろうとする。

しかし、そんな行動とは裏腹にユニへの思いはどんどん膨らんでいく。

大学の学祭で学生たちが盛り上がる中、イナはヘジョンに誘われた単なるゲームにも本気になり、また、ダンス会場の道具が倒れてユニが下敷きになりそうになると、真っ先に飛び込んでいってユニをかばってケガをしてしまう。

右手が使えないイナのために何とか役に立とうとするユニ。

そんな時、ユニはイナのロッカーから倒れて出てきた絵の中に自分の絵があるのを見つけてしまう。

戸惑いながらその場を立ち去るユニ。

そしてユニを追いかけて正直に話そうとするイナ。

イナは自分の気持ちが止められないのを感じながらも、その都度、うまく言い出せずタイミングを逃してユニを傷つけてしまう。

イナのそんな姿を見ながらドンウクの猛アタックに心が揺れるユニだった。

ラジオの公開放送に出演することになった「セラヴィ３人組」は練習のために合宿に向かう。

男子の合宿ついていったヘジョンとインスクとユニ。

合宿に参加することでドンウクとユニは公認のカップルとなるが、イナは２人を見ながら兵役に行くことをみんなに告げる。

そして夕暮れ時、ユニに正直に告白するイナ。

イナの気持ちを知ったユニは、もっと早く言ってほしかったと後悔する。

イナの突然の宣言に仲間は耳を疑い、突然のイナの決定に理由が分からず心を痛めるが、さらに急に故郷に帰ると言い出してみんなを驚かせる。

スケッチ旅行からまっすぐ帰省することを知ったユニは、いてもたってもいられず大学を抜けだしイナを追いかける。

春川で出会った２人はお互いの気持ちを確かめあい、夜行列車に乗り海を見に行く。

ソウルに戻ったイナは、ユニを好きだったことをドンウクに告げ、もう遠慮しないと宣言し、仲間はバラバラになってしまう。

ユニのために歌を作ったイナ。

公開放送で完成させた歌を聴かせようと準備して、ユニにも歌で聴かせてあげたいと話す。

しかし、大学ではイナとひと晩一緒にいたユニに関する悪いウワサが流れ、ユニは窮地に追い込まれる。

一方でドンウクに追及されるイナは、ドンウクに何の抵抗もしないままドンウクの怒りを受け止める。

そんな中、ユニは忽然と姿を消してしまう。

結核を煩っていたユニは故郷に帰り、おばあちゃんと一緒にアメリカの叔父の所に行く準備を始めていた。

何も知らないイナは、ユニの故郷にまで追いかけていく。

イナの姿を見たユニは驚くが、自分の気持ちが本物ではなかったと冷たくイナを突き放す。

公開放送の日、イナは舞台に上がり客席にユニの姿を捜すのだが・・・。

ファッション雑誌の撮影のために北海道に到着したジュン。

同じ頃、北海道にいたハナ。ジュンとハナは電車のホームで偶然ぶつかり、ハナの携帯がジュンのポケットに入り込んでしまう。

携帯の着信音が鳴り、携帯の存在に気づくジュン。

そしてハナは自分の携帯を探し求めてジュンを追いかける。紆余曲折の果てに出会った２人。

ジュンはハナの弱みにつけ込み、ハナの携帯に入っていた動画のダイヤモンドスノーを見に連れて行けと言う。

携帯を返してもらうために仕方なくジュンの言いなりになるハナ。

そして山の中で２人きりになってしまうのだが・・・。

冷え切ったジュンの体を暖めようと温泉に連れて行くハナ。

ジュンが写真撮影に夢中になっている隙にハナは携帯を取り返そうとする。

ちょうどその時ジュンが振り返り、慌てたハナは携帯もろとも温泉の中に落ちてしまう。

そこで２人はキスをするような妙なムードになるが・・・。

結局、携帯は壊れたまま、ハナは母親の初恋の人に会うチャンスを逃してしまう。

恨みつらみをジュンにぶつけるハナ。

少しずつハナに惹かれていることに気づかず素直になれないジュンは、結局ハナを傷つけたまま日本を後にすることになる。

ソウルに戻ったジュンとハナはお互いにそれぞれの日々を過ごしていた。ちょうど３か月ほど経った頃、ハナは待ちで配られていたチラシに自分の写真が使われていたことを知り、ジュンを捜しに行く。

チラシに無断で自分の写真を掲載されたハナは怒り心頭を発してジュンを訪ねていく。

ジュンを見るなり文句を言うハナ。

ところがジュンは写真を勝手に使ったのはクライアントであり、あくまでも自分が撮ったのは景色で、ハナではなかった、あんな写真を使われて迷惑だと突っぱねる。

最後に金をせびりに来たのかと言われ、泣きながら帰っていくハナ。

優しいソノはその様子を見て、ハナに同情する。

ハナの写真が載ったチラシを持ち、クライアントに抗議に行ったジュンは、そこで何が何でもハナを捜し出して、ハナの写真を使うというクライアントと対立する。

結局はジュンが折れてハナの樹木園を訪ねることに。

ちょうどテソンに恋人がいることを知らされショックを受けていたハナは、モデルを引き受けることにする。

ジュンのスタジオにいるハナに会うために近くにいたユニは、息子に会うためにスタジオに向かうイナと偶然、横断歩道ですれ違う。

運命のように黄色い傘をさしていたユニに気づいたイナは、雨の中を走りながらユニを追う。

２人は久しぶりにお茶を飲むが、ユニは夫と死別したことを明かさず、もう二度と会うことはないと言い残して行ってしまう。

一方、ハナを大事にすると言い、ハナの部屋探しに同行したジュンは、ことごとく反対し、ハナを困らせる。

モデルのバイトも終わり、本格的に部屋探しを始めるハナ。

そんな時、偶然街中でソノに出会い、ホワイトガーデンの庭造りのバイトと２階の部屋を貸す提案を受ける。

ジュンはハナを訪ねていき、ホワイトガーデンに来るなら覚悟しろと言いながらハナに自分の胸の内を告白する。

ところがはっきりした返事ができないハナ。

あいまいな態度を取るハナの態度に傷付いたジュンは腹を立てて帰ろうとする。

ハナはイナがユニを訪ねてきたことを知り、自分がいなくなることで母親が自由になれると思い早々に家を出る。

でもユニはなかなかイナを受け入れようとしない。

その後、間もなくハナは荷物を持ってホワイトガーデンへと向かう。

１つにつながっている部屋を２人で使うことになったハナとジュン。

紆余曲折を繰り返しながらハナを食事に誘ったジュン。

ところが母親との葛藤で、約束の場所に遅れたうえに気持ちが沈んでしまう。

ジュンを一生懸命慰めようとするハナ。

そんなハナをいじらしく思ったジュンはハナにキスをする。

キスをしたあと、しばらくぼんやりしてしまったハナは、２人の関係をまじめに考えてみると話した。

今週中に返事をしろと言うジュン。

そうやって胸をときめかせながら毎日を過ごす２人。

少しずつ時間がたつにつれ、ハナのジュンに対する気持ちも確固たるものになっていくが・・・。

一方、ユニがいくら拒んでも、ユニを守ろうとして離れないイナ。

昔、別れてしまったことが悔やまれてならないと言いながら、ユニが何を言おうと強引に押し掛けるイナ。

そんなイナを見ながら、相手を不幸にしかできないと突き放そうとするユニ。

ところがイナが目の前で事故に遭ったのをきっかけにユニも自分の気持ちに正直になる。