「太宗イ・バンウォン(原題)」のあらすじ
1388年、高麗。遼東征伐に派遣されたイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、威化島〔ウィファド〕で出兵を中止し、開京〔ケギョン〕に引き返すことを決意する。これに憤慨したウ王(イム・ジギュ)は、開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じた。五男のバンウォン(チュ・サンウク)は家族を連れて逃げ、迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで、イ氏家門は生き残ったのだった。父や兄たちと合流したバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲには文官のバンウォンを戦に連れていくつもりはないのだった。ソンゲが高麗の権力を掌握し、ウ王は廃位に。しかし、ウ王はソンゲ暗殺の計画を立てていた。それを知ったバンウォンは……。
各話あらすじ
- 第31話 王位の継承イ・バンウォンが朝廷で世子の選び直しを提案すると、臣下たちは満場一致でチュンニョン大君を推薦する。世子を済州に流配にするべきという意見もあったが、バンウォンは最後まで世子をかばい近くで住めるようにする。ヤンニョン大君が宮殿を去ると、すぐにチュンニョン大君が世子になり、間もなくバンウォンは譲位し、チュンニョン大君が即位する。上王として退いたバンウォンは軍権を握り、次は勢力のある王妃の実家を窮地に追い込む。
- 第32話(最終話) 上王の役目領議政として明に向かった王妃の父シム氏は、上王の命令で義禁府に押送される。シム氏は罪を否定するものの聞き入れてもらえず、上王は領議政に自決を命じ、王妃の家族は全員流配に処される。王が基盤を築くまで非人道的な行いはすべて自分が担うと言う上王。だが王は父親の強引なやり方は間違っていると反発する。一方、上王の命令で大妃を迎えに行ったチョン尚宮は、大妃が実家にいなかったと報告する。驚いた上王はじきじきに大妃を捜しに行く。