「太宗イ・バンウォン(原題)」のあらすじ

1388年、高麗。遼東征伐に派遣されたイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、威化島〔ウィファド〕で出兵を中止し、開京〔ケギョン〕に引き返すことを決意する。これに憤慨したウ王(イム・ジギュ)は、開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じた。五男のバンウォン(チュ・サンウク)は家族を連れて逃げ、迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで、イ氏家門は生き残ったのだった。父や兄たちと合流したバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲには文官のバンウォンを戦に連れていくつもりはないのだった。ソンゲが高麗の権力を掌握し、ウ王は廃位に。しかし、ウ王はソンゲ暗殺の計画を立てていた。それを知ったバンウォンは……。

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各話あらすじ

第11話 王妃の罠王妃は世子を守るためにバンウォンを失脚させようと躍起になる。イ・ソンゲはバンウォンたち5人の息子たちにも節制使の役職を与え、バンウォンには特別に家別抄の兵士を下賜するが、これも王妃の策略だった。5人の兄弟は父親との溝が埋まらないことに苛立ちを覚える。イ・ソンゲが都を離れた間、宮殿に緊迫した空気が流れるが、バンウォンは妻ミン氏の協力で難を逃れ、チョン・ドジョンは王妃の罠にはまり、世子と王妃側の人間に位置づけられてしまう。
第12話 王命を受けて明へ明との誤解を解くために王命を受け、王子として明に向かったバンウォン。半年間の使臣生活でバンウォンはむしろ見識を広め一回り大きくなって帰ってくる。無事帰国したバンウォンを見てほっと胸をなで下ろすミン氏。そして務めをしっかりと果たし、明との交流を取り決めてきたバンウォンにイ・ソンゲは大満足する。一方、宮殿では世子嬪の不倫が明るみになり大騒ぎに。なかなか民心を得られないイ・ソンゲは流配にしていたワン氏を皆殺しにして遷都を決める。
第13話 父子の深まる溝病を患っていたシンドク王后は息を引き取る寸前までバンウォンを警戒する。そしてイ・ソンゲは妻の死を早めたのはバンウォンだと責任をなすりつける。失意の中、みじめな姿で帰ってきた夫を見て憤慨したミン氏は、父親のミン・ジェに挙兵を早めたいと訴えるが引き止められてしまう。ミン氏は弟たちの協力を得て周りの勢力を固めることに尽力しながらバンウォンを説得しようとするが、バンウォンは確信が持てるまで待ってほしいと頼む。
第14話 バンウォンの決心ミン・ジェの紹介で有志たちと顔を合わせたバンウォンは地方から私兵を呼び寄せる。私兵の訓練を偶然目にしたイ・ソンゲは憤慨するが、バンウォンは職務だとはねつける。一方、明から戻ってきたクォン・グンは明との間で誤解が生じ、使臣が全員殺されたと報告する。朝廷の臣下たちがチョン・ドジョンの責任を問う中、チョン・ドジョンは世子を狙う勢力があると非難する。チョン・ドジョンの挑発を耳にしたバンウォンは挙兵の準備を急ぐ。
第15話 チョン・ドジョンの思惑イ・ソンゲは世子を守るために私兵を廃止し、兵士と兵仗器を三軍府に移管させるよう命じる。兵士がいきない家に押し入りみんなが動揺する中、ミン氏は機転を利かせて兵仗器の一部を倉庫に隠す。バンウォン兄弟と朝廷の役人たちはチョン・ドジョンの強引なやり方に猛反発するものの遼東征伐を理由に耳を貸そうとしない。バンウォンはチョン・ドジョンに直接反対意見を伝えるがけんもほろろにあしらわれ挙兵の準備を急ぐ。
第16話 狙われた王子たちイ・ソンゲが倒れ王子たちが宮殿に呼び出される。みんなが父親の回復を待つ間、ファサンがミン氏の重病を知らせ、バンウォンは急いで家に帰る。だがそれは不穏な空気を察したミン氏の計らいだった。綿密な計画を立てて宮殿に戻ったバンウォンは宮中に明かりをついていないのを見て、チョン・ドジョンの罠であることに気付く。刺客が襲いかかる中、バンウォンはすぐさま兄たちを避難させ、兵士たちとの合流場所に向かう。
第17話 第一次王子の乱チョン・ドジョンの死をを知り怒り心頭を発したイ・ソンゲはバンウォンを斬りに行くが、逆に兵士たちに包囲され、宮殿の中に監禁されてしまう。イ・ジランはミン氏と息子のファサンからに挙兵の話を聞いて愕然とする。勝手に王世子に祭り上げられた次男のバングァはバンウォンの陣幕に駆けつけ非難するが、バンウォンに説得されてしまう。混乱の中、バンウォンはチョン・ドジョン側にいた者を冷徹に粛清していく。
第18話 イ・バンウォンの誤算王妃の子どもたちを殺され悲しみに暮れるイ・ソンゲは、大臣たちに詰め寄られ、言われるがままに次男のバングァを新しい世子に冊封する。そしてすべてが終わった後、1人残ったキョンスン宮主を助けるために出家させる。イ・ソンゲは世子としてあいさつに来たバングァに、バンウォンへの罰として、バンウォンを絶対に王にさせない、そのためにバングァに譲位すると話す。突然教書を渡され寝耳に水の朝廷は騒然となる。
第19話 第二次王子の乱バンウォンとの約束を破り王位に就くことを決めたバングァは、バンウォンの説得を拒み、結局2人は政敵になってしまう。異母兄弟を殺し、父に刀を向け、今度は実の兄弟と争うことになったバンウォンは嘆き悲しむ。定宗はイ・ソンゲの教えのもと一つ一つ国政に携わり徐々に周りの信頼を得ていく。一方、私兵を取り戻した四男のバンガンは弟のバンウォンを倒して王位に就くことをもくろみ、兄のバンウィに協力を頼む。
第20話 王への道のりバンガンとの戦いで勝利を収めたバンウォンは血だらけの刀を持ったまま宮殿に向かう。定宗は覚悟を決めて乗り込んできたバンウォンを叱りつけるものの王位に就けと話す。話を聞いたイ・ソンゲは腹を立てるが、定宗は兄弟の争いを止めたいとイ・ソンゲに頭を下げる。バンウォンは挙兵を手伝ったパク・ポを処刑した後、バンガンを流刑にする。定宗はバンウォンを世弟にすると話すが、バンウォンは世子にしてほしいと頼み、定宗は快く引き受ける。

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