「無職の三食(原題)」のあらすじ
就職活動中のキム・ジェホ(ハ・ソクジン)は出前配達のアルバイトをしながら過ごしていた。彼女のソ・スジョン(イム・ヒョンジュ)に手料理をふるまうためスーパーで買い物をし、仕事が終わるタイミングで会社に迎えに行く。ジェホがスジョンの為に用意した心のこもった料理は目玉焼きをご飯に乗せたシンプルなもので、スジョンはがっかりしてしまい家から出て行ってしまう。後にジェホの携帯に「別れよう」というメッセージが…。一方、ヨ・ウノ(コ・ウォニ)は最近広告会社を退職し、ジェホの家の近くに引っ越ししてくる。ベランダのキラキラ装飾が日の光で反射しジェホは迷惑がっていた。彼女との未練を断ち切るため、ジェホは以前スジョンからプレゼントされた自転車を携帯アプリに出品し、あっという間に売却成立。購入したのはウノだったが、お互いを知らないまま引き渡し直前でジェホは売却を思いとどまり待ち合わせをすっぽかしてしまう。その夜居酒屋の主人をしている友人から少し店を空けるため留守番を頼まれたジェホはお客として入ってきたウノと出会うのだが…。
各話あらすじ
- 第1話7年間無職で就職活動中のジェホは何度も社員採用面接を受けるが、空回ってしまいなかなかうまくいかない。そんな中、食事する暇もないほど忙しい会社員の恋人スジョンのために、しょうゆ目玉焼き丼を作って振る舞う。しかし、疲れているスジョンと無職の劣等感を抱くジェホは些細なことでケンカになり、険悪な空気に。何もかもうまくいかずどん底に落ちるが、いくら悲しくてもご飯はおいしく食べられるジェホだった。
- 第2話スジョンに別れを切り出されたジェホ。さらに、大家から家賃の値上げを伝えられたジェホは、お金を工面するためにスジョンからもらった自転車を売りに出し、デリバリー配達員のバイトを再開することにする。配達後、ジェホがハンバーガーを食べていると、スジョンとの思い出が頭によみがえる。結局ジェホは自転車を売るのをやめ、売る予定だった相手にメッセージを送る。相手はすぐ隣の家に住む女性、ウノだった。
- 第3話酔いつぶれたウノのせいで散々な目に遭ったジェホは、自分の自転車を買おうとしていた相手がウノだと気づく。翌日訪れたコンビニで偶然ウノに再会したジェホは、昨夜のお詫びにチキンをごちそうしてもらうことに。お酒を飲みながら話すうちに、お互い無職と知って2人は打ち解けていく。スジョンにフラれたのは自分が無職だからだと落ち込むジェホの元に、突然スジョンからの電話が。しかし、動揺するジェホに向かってウノは…。
- 第4話スジョンと会ったジェホは、思わず「就職した」と口走ってしまい、ウソを現実にするために頑張ろうと意気込む。そんな時、道を歩いていたジェホは新しくオープンした麻辣湯店の呼び込みと、漂ってくるおいしそうな香りに足を止める。そこを通りかかったウノと一緒に入店し、辛い物が好きなウノに合わせ、強がって激辛の麻辣湯と香鍋を食べることになったジェホ。そこでウノに自身の悩みを打ち明ける。
- 第5話面接での失敗を悔やんで酔いつぶれたジェホは、偶然通りかったウノに介抱してもらう。たくさんの調理器具がずらりと並ぶ自宅のキッチンで料理をするウノ。その姿を見たジェホは、ジョンヒョンの店のアルバイトにウノを誘った。そこでこの日のメインメニューであるカレー作りをウノに任せるが、失敗してしまう。店内で多くの客を待たせる中、ピンチに陥った3人。しかし、ジェホは何とか窮地を脱しようと思考を巡らせる。
- 第6話自分のミスをカバーしてくれたジェホのことが気になり始めたウノ。居酒屋で働いた翌朝、不意にジェホが家にやって来て驚いたウノは、転倒して足をケガをしてしまう。ウノの代わりに、ホルモン焼きの店の行列に並ぶことになったジェホ。実はホルモンが食べられないジェホだったが、ウノに誘われて一緒に入店する。「面接になると緊張して自信をなくしてしまう」と話すジェホに、ウノは「正直に話せばいい」とアドバイスする。
- 第7話スジョンの会社に配達しに行ったジェホは、案の定スジョンに出くわしてしまう。ウソがバレたことで次の面接には何が何でも合格したいとウノを頼り、ウノのアドバイスのもと面接の特訓を行う。そんな中、ウノは次第にジェホに好意を抱いていく。一方ジェホはスジョンのためにも必ず合格したいと意気込み、面接に挑む。これだけやって不合格なら諦めて帰郷しようと覚悟を決め、合否を確認するジェホ。果たして面接の結果は…。
- 第8話ジェホはアーリム食品にインターンとして出勤することになった。正社員として本採用されるかどうかが決まる評価ミッションとして、特産品を使った1人暮らし向けのミールキットを考案することになる。1人暮らしのウノにも意見を聞こうと夕飯を一緒に食べる約束をするが、その後スジョンから連絡が来て、ジェホはすっかりウノとの約束を忘れてしまう。その帰り道で偶然ウノと出くわしたジェホは、慌ててウノを追って家に行く。
- 第9話 些細なことで言い合いになったジェホとウノ。所属部署の飲み会では失態をおかしてしまった上に、同期を助けるも空回りし、公私ともにうまくいかない。そこで、社会経験のあるスジョンに相談しようと久しぶりに2人で会うことに。学生の頃に2人でよく通った町に行ってみるが時の流れとともに様変わりしており、2人の関係もぎこちなくなっていた。ウノのことが気になるジェホは、先に謝ろうと意を決してウノの家に向かう。
- 第10話ウノの家で誤って水を掛けられ、びしょ濡れになったジェホ。数日前にウノと言い合いになった際にひどいことを言ってしまったことを謝り、2人は仲直りする。翌日、ウノがいるソーシャルダイニングへ行くと、そこには数人が集まっていた。ミールキットのアイテム探しに頭を悩ませるジェホのために、ウノがインタビューを受けてくれる人を集めていたのだった。おかげでヒントを得られたジェホだったが、体調不良で寝込んでしまう。