「ブラームスが好きですか(原題)」のあらすじ

音大卒業を控えたソンア(パク・ウンビン)は人一倍ヴァイオリンを愛するも、実力が追い付かず悔しい想いを抱える日々を送っていた。そして友人で、密かに片思いしているドンユン(イ・ユジン)への想いも打ち明けられずにいた。周りが留学や大学院への進学が決まる中、進路が決まらないソンアは文化財団でインターンとして働くことに。そこで帰国した世界的ピアニスト、ジュニョン(キム・ミンジェ)と出会う。ジュニョンは親友の恋人であるジョンギョン(パク・ジヒョン)に長年想いを寄せていた。才能不足に悩むソンアと幼い頃から才能に恵まれたゆえ苦悩を抱えたジュニョン、叶わぬ想いを抱えた2人は音楽を通して次第に距離を縮めていく。そこには親友の妻を生涯愛した作曲家ブラームスの旋律があった。

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各話あらすじ

第1話 トロイメライ:夢有名大学の経営学部を卒業したソンアは、いきなり音楽学部を目指すと言いだして周囲を驚かせる。4浪の末に晴れて音楽学部に入ったものの周囲は幼少期から音楽の道を歩んできたエリートぞろい。成績の悪いソンアは楽しみにしていた演奏会でも本番直前に外されてしまう。一方、海外のコンクールに出場し続けてきたジュニョンは1年間の休暇を取り帰国。別々の道を歩んできたソンアとジュニョンが音楽を通じて出会う。
第2話 poco a poco: ゆっくり少しずつ音楽学部へ進もうと決意したソンアを誰よりも応援してくれたドンユン。ソンアはそんなドンユンに引かれていたが、彼への思いを引きずる親友にはその恋心をひた隠しにしていた。ジュニョンもまた親友の恋人であるジョンギョンに秘めた恋心を抱いていた。何も知らずに再会を喜ぶヒョノを前に複雑な心境になるジュニョン。話は先月のNY公演に及び、ヒョノの勘違いに気付いたジュニョンだったが本当のことを言いだせず…
第3話 innig:心からの市響と協演するはずだったピアニストが過労で倒れ代役の話が巡ってくるが、ブラームスの曲だからと断るジュニョン。それを知ったソンアの頭の中にジュニョンと交わした会話がよみがえる。市響の公演チケットを手に入れたソンアは親友のミンソンを誘うが断られ、ドンユンとも連絡がつかない。工房の下で食事をしていたソンアはドンユンの様子を見に行こうとするが、階段へ出るドアを開けるとそこにはジュニョンが立っていて…
第4話 non troppo:度を越さずに財団から出てくるジョンギョンを見て、ジュニョンとの仲を疑い始めるヒョノ。一方ミンソンとドンユンの関係を知ったソンアはパーティーに行くべきか迷っていた。ジュニョンの言葉に背中を押され、一度は帰ろうとしたソンアだったが偶然ドンユンと会ってしまい行くはめに。そんなソンアを案じてかジュニョンまで飛び入り参加。パーティーのあと、ソンアは自分が抱いてきたドンユンへの恋心をジュニョンに打ち明ける。
第5話 accelerando:だんだん速くソンアのためにトークコンサートで「トロイメライ」を弾くつもりだったジュニョン。しかしいきなり会場に現れたジョンギョンに気付いて曲を変更する。ジュニョンに突き放されたジョンギョンは思い余って自分の気持ちを告白するがジュニョンは受け入れようとしない。一方、ソンアは芸術中学の生徒たちに触れて改めて才能に恵まれた者を羨む。しかしジュニョンはそんなソンアに向かって才能なんてないほうがいいと言い放ち…
第6話 raffrenando:速度を抑えて大学卒業後の進路に悩んでいたソンアはイ教授に大学院進学を勧められて喜ぶ。早速ジュニョンと喜びを分かち合おうとメッセージを送るが、ジュニョンからは一向に返信が来ない。そのころジュニョンは母親からのカネの無心に悩んでいた。何とか工面しようとするが銀行から借りることもできず途方に暮れる。しかたなく口座にあるだけのお金を母親に送ろうとした瞬間、そこに覚えのない大金が入っていることに気付く。
第7話 inquieto:不安で落ち着かないジュニョンはピアノの演奏でお金を工面しようとするが、会場を満席にするのは難しいと言われ現実に直面する。世界的コンクールに出場して優勝するしかないと思い詰めたジュニョンはユ教授のレッスンを受けることに。一方、ソンアはジュニョンと少しずつ距離を縮めていくが、ふとした瞬間に感じるジョンギョンの影に思い悩む。そんな中、財団に与えられていたジュニョンのマネジメント契約が解除の危機にさらされて…
第8話 con fermezza:確かにはっきりと大学院の入試に向けて少しでも実技の腕を上げたいソンアは、マスタークラスでジョンギョンのレッスンを受けることになる。それはいつも受けている教授のレッスンとはまるで違う丁寧な指導だった。一方、パク・ソンジェ課長は財団を退職して新たなポストを得ようと画策していた。ユ教授やソンジェに格下の相手とは組むなと忠告されたジュニョンは、それが相手のためでもあると諭されてソンアの伴奏をやんわりと断ってしまう。
第9話 dolce:甘くお互いの気持ちを正直に打ち明けて一気に距離を縮めたソンアとジュニョン。ジュニョンは交際を隠そうとせず、大学でもカップル誕生と騒がれる。ミンソンもヨンインも自分のことのように喜ぶが、ヒョノだけは2人の交際に複雑な気持ちを抱いていた。別れてもジョンギョンを気遣うヒョノはジュニョンにいらだちを募らせる。一方、イ教授のチェンバー創団を積極的に手伝うソンアに対して眉をひそめる人が現れ始める。
第10話 sotto voce:声をひそめてサークルのメンバーの誕生日会に遅れて到着したミンソンは、偶然ドンユンとソンアの会話を立ち聞きしてしまい2人が秘めてきた恋心を知る。ミンソンはソンアの説明に耳を貸す余裕もなく立ち去り、大事な親友を傷つけたソンアは深く落ち込むのだった。そんな中、イ教授は団員たちに更に5枚のチケットを購入させるよう、ソンアに指示。団員を食いものにしようとする教授に何とか抵抗しようとしたソンアだったが…

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