「Train(原題)」のあらすじ

2008年、女子高生のソギョン(子役:イム・チェヒョン)は家で父が殺害されているのを発見。時を同じくしてドウォン(子役:イ・ミンジェ)も父を亡くす。時は流れ12年後、ソギョン(キョン・スジン)は検事となり、刑事として働くドウォン(ユン・シユン)はソギョンを心配し見守り続けていた。お互いに特別な感情を抱く2人だったが、ドウォンはある理由からソギョンを突き放す。ある日犯人を追跡中にドウォンは、廃駅で白骨化した遺体を発見。連続殺人事件として捜査に乗り出すことに。同じく現場に向かったソギョンは義弟のソンウク(チャヨプ)が連続殺人事件の犯人で、12年前に父を殺した真犯人なのではないかと疑う。だが、ドウォンは12年前の事件の犯人は自分の父で、罪悪感からソギョンを見守ってきたと明かす。衝撃の事実にショックを受けるソギョンだったが、ドウォンの父の無実を信じ独自に事件を調べることに。そんな時、廃線のはずの線路に突如列車が現れる。そして列車から降りてきた何者かに撃たれソギョンは命を落とす。打ちひしがれるドウォンだったが、残されたソギョンの留守電から、ソギョンを殺した犯人と12年前の犯人が同一人物だったと確信する。だが、犯人逮捕に執着するあまりドウォンは行き過ぎたやり方で、捜査から外されることに。ソギョン亡き後、絶望したドウォンは一人、彼女の亡くなった廃線で命を絶とうとする。するとそこに突然列車が現れ、亡くなったはずのソギョンが乗っているのを発見する!列車に飛び乗るドウォン、しかしその列車はパラレルワールドにつながるTrainだった。そして列車には自分と同じ顔をし、殺人容疑で追われるもう一つの世界のドウォン(ユン・シユン/二役)がいて…。動揺するドウォンの前に、亡くなったはずのソギョンと瓜二つの刑事(キョン・スジン/二役)が逮捕しようと追ってくる。

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各話あらすじ

第1話12年前の同じ日に父親を失ったドウォンは警察官、ソギョンは検察官の道に進む。ドウォンは女性に暴行を働いた容疑者の検挙に成功するのだが、そこで4体の白骨を発見する。刑事課長のオ・ミスクは捜査に体をはるドウォンに仕事を休めと言い、ソギョンはドウォンに3年前に突然家を出て行った理由を尋ねる。ドウォンは白骨遺体に、ソギョンの継母の連れ子であるイ・ソンウクが関係していることを突き止めるのだが…。
第2話ドウォンはソンウクを撃とうとするソギョンに、12年前に殺されたソギョンの父親の事件の真相を打ち明ける。ミスクはショックを受けたソギョンに、継母とその連れ子であるソンウクからソギョンを守るために真実を言えなかったと説明する。3年前、遺体からイヤリングの片方を盗んだヨンランは警察に出頭して無実を訴え、連続殺人として捜査していた警察は、遺体から検出された犯人のDNAがソンウクのものでないことを知る。
第3話父親が殺害された事件の真相を追っていた検察官のソギョンが何者かに殺害され、ソギョンの葬式を終えたドウォンは、ソギョンが死ぬ前に残した電話のメッセージを聞く。ドウォンはソギョンのメッセージで、ソギョンの父親を殺した真犯人と、ムギョン駅で見つかった5人の遺体を殺害した犯人が同一人物であることを知る。ドウォンは遺留品からイ・ジンソンの右手の指紋を得るのだが、イ・ジンソンの右手には2本の指がなかった。
第4話廃虚だったはずのムギョン駅が今も駅として機能していることに驚いたドウォンは、死んだはずのソギョンと再会する。警察官のソギョンに連行されたドウォンには、イ・ジンソン殺害の容疑がかけられていて、ドウォンは今の世界にもう1人の自分がいることに気づく。元の世界で住んでいた家と同じ場所を訪れたドウォンは麻薬を発見し、イ・ジョンミンに助けを求める。もう1人のドウォンはジョンミンに無実を訴えるのだが…。
第5話もう一つの世界で父親に会ったドウォンは、12年前の夜、ハン・ギュテが死んだ日に何があったのか質問する。麻薬中毒のもう1人のドウォンは病院のベットで目覚め、12年前の真犯人は自分の世界にいるドウォンの正体に気づく。12年前に父親を殺されたもう一つの世界の警察官のソギョンは、ドウォンの犯罪を暴くためにムギョン署に異動し、ドウォンは死んだソギョンに言えなかった思いを警察官のソギョンに打ち明ける。
第6話ドウォンは元の世界では部下だったキム・ジヌが犯罪者として現れたことに驚きを隠せず、刑事課長のオ・ミスクはドウォンにソギョンが誰なのか聞く。もう一つの世界のソギョンの手首にはリストカットの痕があり、犯罪者のジヌは留置場から脱出する。ミスクはドウォンの異変に気づき、ウ・ジェヒョクはミスクにドウォンをかばう理由を尋ねる。そして、もう一つの世界にいるソギョンの継母のチョ・ヨンランが遺体で見つかるのだが…。
第7話 もう1つの世界でチョ・ヨンランの死体が見つかり、ドウォンはもう1つの世界のジョンミンに12年前の事件と同一犯の仕業だと説明する。いっぽう、汚職の容疑で追われていたドウォンは、自分がたどり着いた世界のソ・ジェチョルが死んだことを知り、元の世界のジェチョルが車にひかれそうになったことを思い出す。ソンウクは12年前のハン・ギュテ殺害の容疑で追われ、ドウォンは警察官のソギョンの生い立ちを知り涙を流す。
第8話警察に追い込まれたソンウクは12年前にジェチョルが殺されたときのことを振り返り、ドウォンはソンウクに対する発砲は妥当だったとソギョンをかばう。ドウォンはソンウクに共犯がいた可能性が高いとミスクに報告し、2つの世界のドウォンがついに顔を合わせる。ジェチョルの無実を知った警察官のソギョンはジェチョルの前で涙を流し、12年前の事件の記憶を呼び戻すためにジェチョルは催眠療法を行うのだが…。
第9話12年前にギュテを殺した真犯人のソク・ミンジュンは、ソ・ジェチョルとソ・ドウォンの死を確認するのだが、ジェチョルの葬式で喪主を務めるドウォンの姿に驚きを隠せない。ソギョンとジョンミンはもう1人のドウォンの存在に混乱し、ドウォンは2人に真相を説明する。そんな中、死んだドウォンの遺体を隠したまま捜査を続けたドウォンは、連続失踪事件の被害者たちに、精神科で治療を受けた前歴があることを突き止めるのだが…。
第10話ソギョンのケータイからドウォンに電話をかけたミンジュンはドウォンに自首し、ソギョンは自分の父親を殺したのがミンジュンであることを知る。しかし、警察はミンジュンの犯行を裏付けるために被害者の遺体を捜すしかなく、ミンジュンは署内の何者かに自分の病気が悪化していることを告げる。犯行を立証するためにはドウォンが死んだ事実を公表しなければならないもう1人のドウォンは、ソギョンに思いを伝えるのだが…。

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