「KILL IT -キルイット-(原題)」のあらすじ

幼い頃家族に捨てられたスヒョンは記憶を失い、ロシアで殺し屋のパーベル(デイビッド・マッキニス)に育てられる。成長したスヒョン(チャン・ギヨン)は明晰な頭脳と強靭な肉体を兼ね備えた最強の殺し屋となっていた。時は経ち、父親のような存在だったパーベルがアルツハイマー病を患い、スヒョンは引退を勧めるが、その矢先パーベルがマフィアのボスに殺害されてしまう。パーベルの仇を討ったスヒョンだったが、逆にボスの息子であるカリモフ2世(ロビン・ディアナ)に命を狙われることに。そんな中、任務を遂行するたびに自身の過去に関する情報を渡すと依頼人から取引を持ち掛けられ、任務のため韓国に帰国を決意する。韓国に戻ったスヒョンは昼は獣医・夜は殺し屋として、周囲と距離を置いて生活していた。一方その頃、麻薬密売の疑惑を着せられ行方不明になっていた流通会社会長が遺体で発見される。事件はスヒョンの手によるものだった。刑事のヒョンジン(ナナ(AFTERSCHOOL))は、特殊捜査チームに志願し捜査を始める。時を同じくして、ヒョンジンは偶然スヒョンの住む建物に引っ越すことになり、正体を隠したスヒョンと出会う。親を失い殺しを重ねるスヒョンと、孤児院で育ち養母の圧迫から逃れるように刑事になったヒョンジン。孤独な2人はいつしかお互いに特別なものを感じるようになるが…。

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各話あらすじ

第1話幼いころの記憶がない殺し屋のスヒョンは、ロシアで殺し屋パーベルに育てられた。しかしパーベルがマフィアに殺され、仇を討つためにボスを殺したスヒョンはマフィアに狙われてしまう。今は韓国で獣医となり身を潜めながらある殺しの任務を請け負っていた。1人殺すたびに過去を少しずつ教えるから全部で6人殺せという依頼だ。一方、刑事ヒョンジンは、ある男が殺された事件を調べ、9年前の事件と同じ薬物が使われていたと知る。
第2話今回の殺人事件も合わせ3つの殺人事件に関連があるとにらんだヒョンジンは、現場付近に引っ越しをするが、そこはスヒョンが動物病院をしているビルだった。ビルのオーナーは祖父からの遺産でビルをもらった高3のスルギ。ヒョンジンは、9年前に殺された新聞記者の手帳にある名前の人物が3人殺されていることに気付いていた。一方、ヒョンジンの養父、セハングループのト会長は3人が死んだのがコ・ヒョヌの亡霊のせいだと疑う。
第3話ヒョンジンは、組織的な人身売買の疑いがあるロシアのマフィア、カリモフ2世を追うことになった。間一髪でカリモフ2世を取り逃してしまうが、その時、マフィアでも地下組織でもない隠れた何者かの存在に気付く。同じ時、スヒョンもカリモフ2世を追っていた。しかしカリモフ2世はのほうがスヒョンの居場所を突き止め、動物病院のそばまで迫っていた。それに気付いたスヒョンはスルギの身が危ないと知り…。
第4話ヒョンジンは先輩である新聞記者ヒョクの殺人事件の目撃者、キム・イルホの孫を捜していたが、なかなか見つからなかった。ある日、ヒョンジンはスルギのおでこの傷がスルギにとって消したい過去であることを知る。一方、カリモフ2世は遺体で発見され、キム・ジョング事件と同じ凶器が使われていたことが、検視の結果、明らかになった。そしてユ・デホン事件とカリモフ2世事件の容疑者が同一の可能性があると知ったヒョンジンは…。
第5話連続殺人について調べていたのはヒョンジンだけではなかった。検事のジョンウもまた事件を調べ、その連続事件にヒョンジンが育ったハンソル養護施設も関わっていることを突き止めていた。一方、スヒョンはハンソル養護施設で見つけた“イ・ヨンウン”という名前が気になっていた。そんな時、スヒョンはヒョンジンの家に招かれて行ったが、紙飛行機に書かれた“イ・ヨンウン”という名と“88番”という番号を見つけて…。
第6話ヒョンジンは、キム・イルホ殺害事件の現場にいた少女がスルギだったと知り詳しい事情を聞こうとする。同じ所で恋人だった記者ヒョクも殺されたため、事情が知りたかったのだ。一方スヒョンは4人目のターゲットであるウォンソクの殺害実行を見合わせていた。ウォンソクは昔ハンソル養護施設の施設長で、彼が番号で呼ばれている子らを19年前に殺していたという事実を知ったためだ。しかしついに依頼者に命じられた期日が迫り…。
第7話ウォンソクは選挙活動の遊説中、銃弾に倒れた。依頼人から公開処刑をするよう命じられたスヒョンの仕業であった。連続殺人のターゲットとなることを予測してウォンソクを見張っていたヒョンジンは、狙撃犯と思われる怪しい人影を追う。結局は逃げられてしまうが、狙撃犯が何となくスヒョンと似ていると思ったヒョンジンは、スヒョンのアリバイを調べに動物保護施設に向かう。ちょうどそこへスヒョンがやって来て…。
第8話番号で呼ばれた子どもたちが殺された事件の真相を突き止めるため、スヒョンはハンソル養護施設の所有者ト・ジェファンを探る。少しずつ記憶を取り戻していたスヒョンは、自分の父親がジェファンではないかと疑っていた。一方、ウォンソク狙撃事件の調査でウォンソクの右腕、パク・テスという男が警察に参考人として呼ばれる。その男をハンソル養護施設で見たことのあるヒョンジンは、過去のつらい記憶がよみがえり息をのんだ。
第9話ヒョンジンらが子どもの白骨遺体があるという情報を得て、ハンソル養護施設の近くを掘り起こすと、昔の保育士であるホン・ジョンヒの遺体が発見された。テスの仕業だった。ヒョヌとジヘはスヒョンを利用してジェファンを殺そうとしていたが、スヒョンは番号で呼ばれていた子どもたちが殺された理由を探っていた。そしてついにジヘと接触するが、その答えは以前スヒョンが撮った子どもの手術の動画と関連があると言われて…。
第10話ジェファンは、ジヘがヒョヌとつながっていることを知り彼女を誘拐した。ヒョヌかスヒョンをおびき出す計画だ。しかしそこへ現れたのはヒョンジンだった。スヒョンの車がそこにあるのを見て怪訝に思ったヒョンジンはスヒョンに電話をかけるが、その時、ジェファンの指示によりヒョンジンは襲われてしまう。それからスヒョンはついにヒョヌの居場所を突き止める。命令に従わなければスヒョンの近くにいる人物を殺すと脅されて…。

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