「愛はぽろぽろ(原題)」のあらすじ
市場の卸売りで生計を立てているパンウル(ワン・ジヘ)は明るく世話好きな性格で周囲から愛されていた。ある日、父をひき逃げ事故で失い、結婚直前だった恋人のドンジュン(カン・ドンホ)まで亡くなってしまう。ドンジュンとの間に子供を身ごもっていたパンウルは一人で出産しシングルマザーになる。。6年後、パンウルは持ち前のたくましさで子供を育てながら、大手食品会社で本部長のウヒョク(カン・ウンタク)の下で働くことになる。正反対の性格からぶつかり合う2人だが、パンウルは何故かウヒョクがドンジュンに見える錯覚に陥る。実は6年前に心臓病を患ったウヒョクはドンジュンの心臓移植を受けていた。
各話あらすじ
- 第71話泥酔したドンミンが、家に着くなりパンウルを呼び出す。荒々しい態度の彼に戸惑いつつ家族が話を聞くと、ドンミンは担当番組を外されたと告げる。番組のスポンサーであるBHグループが、ドンミンを担当から外すよう圧力をかけたとのことだった。ウヒョクと交際を続けるパンウルを非難するドンミン。オ会長の陰謀をスンボクも嘆き、ドンミンの妻のジヨンもパンウルに怒りをぶつける。
- 第72話パンウルがいつものように店舗の厨房で働いていると、同僚のジュソンが困惑した表情でパンウルのもとへと駆けつける。ジュソンはネットの記事にパンウルとウヒョクの写真が掲載されていると報告する。パンウルがウヒョクを誘惑していると書かれた記事を見て、写真を撮られたことに気づいていなかったパンウルは驚愕する。そして、ウヒョクとの未来にさらなる不安を覚えるのだった。
- 第73話あらゆる手を使い、息子のウヒョクとパンウルを別れさせようとするオ会長。そんな母親にうんざりしたウヒョクは家出を決意し、“息子をやめる”とオ会長に告げるのだった。パンウルやサンチョルが暮らす家でしばらく世話になりたいという事情を聞いたサンチョルが、ウヒョクを家へと連れていく。しかし、オ会長の仕打ちを許せないスンボクはウヒョクを追い返そうとする。
- 第74話パンウルがウヒョクの検診に付き添い、ハン医師が勤務する病院を訪れる。診察室の前でウヒョクを待っていると、そこに偶然ヨンスクが姿を現す。娘のチェリンの思いがウヒョクに伝わらないいらだちを、激しくパンウルにぶつけるヨンスク。ウヒョクとの交際を干渉されたパンウルも、ヨンスクの発言に動揺しつつ反論するのだった。すると、検診を終えたウヒョクが診察室から出てくる。
- 第75話家出をしてパンウルの家に身を寄せているウヒョクだったが、パンウルとの交際をオ会長に正式に認められ、家に戻ることに。その夜、パンウルの家族はウヒョクの送別会を開き、結婚を前提とした2人の交際を祝うのだった。一方、息子とパンウルの破局を諦めたオ会長は、部屋に閉じこもり悔しさのあまりに泣き叫ぶ。そんな母親を心配したウギョンは、パンウルの家にいるウヒョクに電話をかけるが…。
- 第76話会社の同僚のアルムにタンブラーを渡され、中に入った飲み物を口にするパンウル。彼女はその瞬間に口内に強い刺激を覚え、ウヒョクと共に病院を訪れ診断を受けることに。口内にやけどを負い味覚にも障害が生じていると診断されたパンウルは、料理人としての将来に不安を感じ、ひどく落ち込む。パンウルの料理の腕を高く評価するウヒョクは、彼女が希望を失わないよう励ますのだった。
- 第77話ヨンスクが経営する美容室で、激しく口論しているところをチェリンに目撃されたヨンスクとガンジャ。チェリンはそのことをきっかけに、2人が昔、同じ施設で暮らしていたという事実を知る。しかし、チェリンはその事実をオ会長に伏せつつ、これまでどおり会長の家に出入りするのだった。オ会長に家政婦として雇われているガンジャは、何食わぬ顔で家に来るチェリンに戸惑いを覚える。
- 第78話子供を諦めきれないドンジュンとジヨンに、さらなる試練が訪れる。ジヨンの子宮に、妊娠を妨げる筋腫が見つかり、不妊治療を再開する前に手術でその筋腫を取る必要があると医師に告げられる。2人は落胆して家へと戻るが、何も知らないスンボクは妊娠によいとされている飲み物を2人に差し出す。その行動を妊娠への圧力と感じたジヨンは、スンボクに強く抵抗するのだった。
- 第79話ウヒョクの家で家政婦として働くガンジャを、自分の母親ではないかと考えるパンウル。真実を確かめるべきだと考えたウヒョクは、パンウルを家に呼び出しガンジャと2人きりになる機会を与える。娘だと名乗り出ず、恐る恐るガンジャに子供の有無を尋ねるパンウル。しかし、ガンジャは出産の経験がないと答えるのだった。それを聞いたパンウルは、自分と父親の存在を否定されたと感じひどく落胆する。
- 第80話子宮筋腫の手術後に家で休養するジヨンを、チェリンが見舞う。チェリンとBHグループの会社で顔を合わせたことがあるスンボクは、彼女がジヨンの大学時代の先輩であることを知り驚く。孫のビョルが祖母のスンボクにまとわりつく姿を、不審に思うチェリン。彼女がその理由をジヨンに聞くと、ビョルがオ会長に怒られたことで精神的に不安定になっているとチェリンに説明するが…。