「ショッピング王ルイ(原題)」のあらすじ

幼い頃に事故で家族を失い裕福な祖母の元、ヨーロッパで育ったルイ(ソ・イングク)。寂しい生活の中で、唯一買い物だけが気晴らしで、ショッピング王と異名をもつまでに。15年ぶりに韓国に帰国することになったルイだが、事故で記憶を失いホームレスになってしまう。
一方電気もつかない山奥で育った明るい性格のボクシル(ナム・ジヒョン)は家出した弟を探すためソウルに上京。ひょんなことからルイと出会い同居生活を始めることに!

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各話あらすじ

≪第1話≫ピック・ミーゴールドライン社会長の孫カン・ジソンは、幼い頃に事故で両親を亡くして以来、祖母の言いつけでヨーロッパで暮らしている。
家族がいない一人寂しい生活の中、唯一の楽しみはショッピング。
ルイという名で世界中の商品を買いあさる日々で、その目利きの良さから、今や“ショッピング王”と呼ばれるまでに。
一方、韓国の山奥で生活をするコ・ボクシルは、祖母の死をきっかけに行方知れずの弟ボクナムを捜すため、ソウルに上京する。
≪第2話≫僕の新しい世界路上で弟の服を着て寝ているジソンを見つけたボクシルは、弟の行方を問い詰める。
ところが、ジソンは帰国してすぐに車で事故を起こし、記憶をすべて失っていた。
自分が誰か分からず不安をにじませるジソンを放っておけず、ボクシルは弟を捜す手がかりとして、しばらくの間ジソンの面倒をみることにする。
その頃、ジソンの親族たちは悲しみの中葬儀を執り行い、チェ会長は愛する孫に先立たれたショックから、体調を崩してしまう。
≪第3話≫彼女清掃員として働くボクシルは、仕事先のゴールドライン社で高麗人参を売りつけたチャ・ジュンウォンと鉢合わせする。ジュンウォンはボクシルに渡し損ねていた高麗人参の代金を支払うとともに、商品企画室で働くよう命じる。一方、ボクシルと屋根部屋で共同生活を始めたジソン。相変わらず自分のことを思い出せずにいたが、下着に“ルイ”と刺繍がされていたことで、ボクシルや階下に住むインソンからルイと呼ばれるようになる。
≪第4話≫僕の記憶買い物癖が抜けないルイは、必要に駆られるとすぐにネット注文をしてしまい、ボクシルに怒られてばかり。ルイに散財され困り果てるボクシル。だが、田舎から単身で上京してきたボクシルには、ルイの存在は心強かった。断片的ながらルイに過去の記憶が現れる中、ゴールドライン社次期会長の座を狙うペク社長と夫人は、ルイに酷似した青年を街中で見かける。度重なる目撃に、ペク社長はルイが生きているのではないかと疑うようになる。
≪第5話≫星月夜風邪をひいたボクシルを見舞おうと自宅を訪れたジュンウォン。社内の噂通り、ルイと共同生活をしている事実を知ったジュンウォンは、唐突にも自分との同居をルイに提案する。その後も、ルイのことで職場の先輩たちから冷やかされるボクシルを見ては、胸がざわつくジュンウォン。自分の目の届くところにボクシルを置こうと、急きょ釜山への出張に同行させる。それを知ったルイはいてもたってもいられず、インソンと共に釜山へと向かう。
≪第6話≫君を愛するために生まれたルイはボクシルとのデートに向かう途中、車と接触し転倒する。その車を運転していた室長のペク・マリは、ジソンとうり二つのルイを見て絶句する。話口調までもジソンとそっくりなルイに、マリは同一人物であることを予感する。その頃、ゴールドライン社のショッピングサイトでも“ショッピング王ルイ”という名で、商品に対する辛辣なコメントが多数書き込まれ、それを見たキム執事もまた、ジソンが生きているのではと予感し始めていた。
≪第7話≫たぶん、それは愛ボクシルたちが住む屋根部屋で殺人事件が起きる。2人は無事だったものの、警察は凶器の指紋や身元不詳の点でルイを疑うが、ジュンウォンが身元の保証をしたことで、事なきを得る。ジュンウォンは暫くの間、ボクシルとルイを居候させることにするが、2人の親密ぶりを目の当たりにして、心のざわめきは増すばかりだった。一方、テレビに映るルイを観た祖母のチェ会長とキム執事はジソンであることを確信し、本格的にジソンを捜しはじめる。
≪第8話≫僕のものになってゴールドライン社の商品企画室ではブラックフライデー開催の準備で慌ただしくしていた。そこに来るはずだったアルバイトにドタキャンされ、ジュンウォンが急きょルイを呼び出す。ジュンウォンのスーツを着こなし颯爽と現れたルイに釘付けになる商品企画室のメンバーたち。そんな中、マリはルイに気づくと、気まずさのあまり逃げ去ってしまう。その後、殺人事件の犯人は捕まり、世話になったジュンウォンに礼を告げてボクシルたちは帰宅する。
≪第9話≫君がいないと笑えないルイは屋根部屋に帰宅すると、待ち伏せしていた黄金財閥の護衛たちに捕まり、チェ会長の元に連行される。その後、ボクシルとインソンはルイの身元を調べていた刑事から、ルイが黄金財閥のカン・ジソンだと報告を受け驚く。記憶は失われているもののルイが生きて帰宅したことに、心から喜ぶカン会長やキム執事。次期会長の座を狙っていたペク社長は、ルイの生存が判明したことでカン会長の持ち株譲渡が半分となり、再び厳しい立場となる。
≪第10話≫心を照らす月明かりボクシルは刑事から、弟ボクナムが車の事故で死亡したと告げられる。皮肉にもその車はルイが運転していたはずの車であることが判明し、ボクシルは深くショックを受ける。チェ会長にも遠まわしにルイと距離を置くように言われ、失意のボクシルは、ソウルでの生活に見切りをつけて故郷の江原道に帰る。久しぶりに帰った自宅で、ひとり静かに生活を始めたボクシル。山菜採りから戻ってくると、様子を窺いにきたジュンウォンが訪ねてくる。

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