「嫁は崖っぷちアイドル」のあらすじ
かつては売れっ子だったが、今では人気低迷中のアイドル、イニョン(ダソム)。所属事務所の代表ジュンス(キ・テヨン)からは、契約解除の意向を告げられてしまう。そんな時、芸能界での生き残りをかけ、渋々と出演することになったのがバラエティ番組の“仮想嫁体験”企画。教養ゼロのイニョンは、25代続くチャ氏宗家の嫁として過ごし、数々のミッションをこなすことに・・・・・・。仮想の夫は、宗家の長男で数学准教授のミョンソク(リュ・スヨン)。しかし数学一筋の彼にとっては結婚もイニョンも興味なし。さらに古くて厳格で口うるさい姑のチュンジャ(コ・ドゥシム)は、たとえ番組の企画であってもイニョンを迎え入れることが不愉快でたまらない。はたしてイニョンは、番組をヒットさせ、芸能界で生き残れるのだろうか?
各話あらすじ
- 第1話
かつて一世を風靡したアイドルグループ“ルビー”のメンバーのオ・イニョンは、放送局でほかの事務所の後輩のアイドルにケガを負わせ所属事務所と契約解除の危機に陥る。
いっぽう、宗家の25代目の嫁としてチャ家を支えてきたヤン・チュンジャは、醤(ジャン)の名人で、典型的な韓国の姑だが、ある日、テレビ局から嫁体験番組の撮影話を持ちかけられる。
チャ家の長男であるチャ・ミョンソクは、パーキングエリアでいきなり車に乗り込んできた女に車の中でオナラをされるのだが、その女とはイニョンだった。
チュンジャの家に嫁体験に行ったイニョンは、チュンジャの家でイヤな思いをし、番組から降りたいと言うのだが、イニョンの事務所の社長のカン・ジュンスがチュンジャの娘婿だった。
チュンジャの娘のチャ・ヨンアは、職場の上司で自分の姑でもあるチャン・ミヒを怒らせて、家の玄関の暗証番号を変えられてしまう。
ジュンスは嫁体験番組で返り咲けなかった場合、イニョンとの契約を破棄すると言い、マネージャーのオ・サンシクは何とかイニョンの力になろうとするのだが…。
- 第2話
チャン・ミヒは自分にとって都合の悪い報告を上司にしようとする、職場の部下で嫁でもあるヨンアを阻止するためにヨンアの腕にかみついて、歯を悪くする。
そんな中、宗家の嫁を体験する番組に出演しているイニョンは、ミョンソクが1年以上かけて解いていた数学の問題を消してしまう。
ミョンソクは自分の妹の夫でイニョンの事務所の社長であるジュンスに番組から降りたいという電話をし、人気が落ちて家もマネージャーも取り上げられたイニョンもこんな番組には出演できないとジュンスに話すのだが、ジュンスはイニョンに現実を教える。
チャ家の次男、チャ・ドンソクの嫁であるキム・セミは、ドンソクの借金のせいでチュンジャと同居していたのだが、チュンジャの反対を押し切って塾の講師の仕事に復帰してしまう。
アイドルとしてもうあとがないイニョンは、自分の再起がかかった嫁体験番組を続けるために、ミョンソクに謝罪をするのだが、ミョンソクは自分にジャンケンで勝てた考え直してもいいと言うのだが…。
- 第3話
撮影を降りると言っていたミョンソクは、家に訪ねてきたジュンスに、イニョンを外したら出演しないと言い、それを聞いたイニョンはミョンソクが自分に気があると勘違いする。
ついに嫁体験番組が放送されるのだが、視聴率も悪くネット上でも何の反応もない。
ディレクターは視聴率を上げるのはミョンソクとイニョンのロマンスしかないと言い、イニョンはミョンソクを自分に惚れさせる計画を立てる。
そんな中、チュンジャの味噌を購入していたチェ・スニは、チュンジャの味噌に化学調味料を混ぜて店で使っていたのだが、スニの店でその味噌を食べたイニョンは、これはチュンジャの味噌じゃないと言う。
イニョンはミョンソクの気を引くために、学長との飲み会に出席しているミョンソクを迎えに行くのだが、そこでイニョンとミョンソクの間に誤解が生じてしまう。
いっぽう、家族や周りに隠れてスニと交際をしているチャ・ジュボクは、スニのために口紅を買うのだが…。
- 第4話
ミョンソクの腕のケガに責任を感じたイニョンは、ミョンソクの仕事を手伝いながらミョンソクの部屋で眠ってしまうのだが、それをチュンジャに見られてしまう。
そんな中、視聴率が出なかったイニョンの番組がネット上で話題になるのだが、チュンジャはイニョンとは番組を続けられないと言う。
洞長を住民投票で選ぶことになったことでミヒは本格的に選挙活動を行うのだが、掲げた公約の中にグローバル医療センターの設立が入っていた。ところがセンターの設立予定地がヨンアの実家が所有している土地だった。
ヨンアとそりが合わないミヒは、体調が悪くなったと言ってジュンスをまた家に呼び寄せ、ヨンアはいつものように1人で寝ることになる。
そして、授業に穴をあけたセミに、生徒の親たちからクレームが殺到し、塾長は1か月以内に生徒たちの学校の成績を上げると約束してしまう。
ミョンソクには近づかない条件で撮影を続けられるようになったイニョンは、チュンジャの料理を手伝うのだが、チュンジャはイニョンがすぐれた味覚を持っていることを知る。
- 第5話
動画をアップして世間の誤解をといてくれたのが、ミョンソクであることを知り、ミョンソクの部屋にお礼を言いに行ったイニョンは、いきなりチュンジャが部屋にやってきたたせいでミョンソクととっさに布団の中に隠れてしまう。
チュンジャはスニと和解するためにお見合いの話を持ってスニに会いに行くのだが、スニはジュボクのことが好きだと言う。
そんな中、定職に就かずに一攫千金を狙うドンソクは、イニョンの番組が話題になっていることを利用して、ある食堂と勝手に契約を結んでしまう。
チュンジャにいびられながらも塾の仕事を頑張るセミは、自転車とぶつかりそうになった自分を助けてくれたヨンジュンに、ドキドキしてしまう。
ヨンアに公約を反対されたミヒは、グローバル医療センターの建設の同意書にハンコをもらうためにチュンジャに会いに行く。
そして、ドンソクが契約を結んだ食堂は、宣伝にイニョンの写真を使い、違うキムチをチュンジャのキムチとして販売するのだが…。
- 第6話
ミヒの公約に反対するヨンア洞長の選挙に立候補し、グローバル医療センターの計画を取り消したら辞退するとミヒに言う。
舅のジュボクに再婚相手としてスニを紹介されたチュンジャはショックを受け、イルグや息子たちとジュボクを説得しようとする。
そんな中、サンが迷子になったり、ジュボクが再婚を言いだしたりで、踏んだり蹴ったりのチュンジャに、ミョンソクのお見合い話が入る。
ミョンソクと距離を置くようにと言われていたイニョンは、チュンジャを安心させるためにミョンソクとチュンジャに恋人がいるとウソをつくのだが、ミョンソクがお見合いすると知り驚きを隠せない。
ミヒとヨンアの選挙運動が本格的に始まり、ジュンスはヨンアを思いやる言い方をしながら子供を作ろうと言う。
イニョンが売れたことで事務所はイニョンに住む部屋を用意するのだが、イニョンはいろんな理由をつけて引っ越そうとしない。
そして、ジュボクとスニの再婚は家族の投票で決めることになり、ドンソクはセミの携帯にヨンジュンからメールがきたのを見るのだが…。
- 第7話
イニョンに恋人がいないことを知ったミョンソクは、家を出ようとするイニョンに好きな人がいると言いながらイニョンを引き止める。
そんな中、セミが家を出ていき、ドンソクはヨンジュンがセミに送ったメールの内容が頭から離れずにイライラする。
そして、チャ家のみんなはセミを追い出したチュンジャがセミを連れ戻すべきだと言う。
ミョンソクがイニョンを引き止めたことを知ったジュンスは、ミョンソクに理由をたずね、ミョンソクはイニョンに対する気持ちを話す。
ミヒとヨンアは本格的に選挙運動をするのだが、ヨンアの活動をイニョンが手伝ったたことでヨンアのことが記事になり、ジュンスはイニョンにミヒの選挙運動を手伝うようにと命令する。
ミョンソクが卵料理を好きだと知ったイニョンは、朝から卵だけを使った食事を作るのだが、ミョンソクは家族の前でイニョンが作った食事に不満をこぼす。
そして、イニョンとジュンスは食事に訪れたレストランでミヒとヨンジュンを見かけ、2人を尾行することになるのだが…。
- 第8話
長年ミョンソクに心を寄せていたハジは、ミョンソクとイニョンがキスするところを見てイニョンを宗家から追い出す方法を模索する。
セミと仲直りするためにセミのいるマンションへ行くのだが、そこでセミとヨンジュンが一緒に入るところを目撃し、ヨンジュンを殴る。そしてセミはそんなドンソクに離婚届を突きつける。
いっぽう、スニはチュンジャに自分の誕生日に友達を招待するからごちそうを作るようにと命令し、イニョンはそんなスニに腹を立てるチュンジャにスニを懲らしめる方法を教える。
ミョンソクに会いたくなったイニョンは、チュンジャにウソをついてミョンソクとデートを楽しみ、ミョンソクとイニョンの仲を疑っていたチュンジャはミョンソクとイニョンに電話をかける。
そんな中、ヨンアが候補を辞退しないことに腹を立てたミヒは、チュンジャの家を訪れてヨンアの選挙運動のために、住民たちを接待するようにとアドバイスをする。
そして、ペアルックを買ったミョンソクは、イニョンとおそろいのシャツを着て宗家の台所でキスをするのだが…。
- 第9話
イニョンとミョンソクがキスするところを見たチュンジャは、イニョンを家から追い出し、ジュンスはイニョンを監視するために自分の家に置く。
住民センターのスタッフが勝手に洞長候補の支持率のアンケートを行い、自分のほうに表が多いことに気分をよくしたミヒは、アンケートを続けるようにと言う。
イニョンがヨンアの家にいることを知ったミョンソクはヨンアの家に駆けつけ、イニョンのために料理を作るのだが、台所とは無縁だと思われていたミョンソクは、なかなかの腕前を見せる。
ミョンソクが外泊したことを知ったチュンジャは、ヨンアの家に乗り込み、ヨンアはミヒのように愛し合う2人を切り離したくなくて、ミョンソクにイニョンの居場所を教えたとジュンスに言う。
ヨンアが洞長に立候補した理由を知ったチュンジャは、ミヒに会いに行きグローバル医療センターの公約を撤回するように頼むのだが、ミヒに断られてしまう。
そんな中、ハジによってイニョンとミョンソクのスキャンダルが世間に知られてしまうのだが…。
- 第10話
ミョンソクに別れを告げたイニョンは、仕事に生きるとジュンスに宣言して手当たり次第仕事を入れ、ミョンソクはイニョンとの約束を守るために、何事もなかったかのように生きる。
家に戻ったチュンジャは、スニに家事と家計簿の管理を譲り、スニとハジの話をするのだが、たまたま2人の会話を立ち聞きしたハジはチュンジャの気持ちを誤解することになる。
そんな中、ドンソクはセミと連絡がつかないことをチュンジャのせいにし、チュンジャはサンの日記を見てしまう。
ヨンジュンにだまされたセミは、住んでいたマンションを追い出され、ドンソクはセミが1億ウォンの詐欺に遭ったことを知り、愛するセミを助けようとする。
そして、ミヒの汚職を告発する投書が住民センターに届き、ヨンアはその事実をミヒに確かめる。
ミョンソクのことを忘れられずに苦しむイニョンを見かねたヨンアは、ミョンソクにそのことを伝えるのだが、ミョンソクはイニョンの将来を邪魔することはできないと言うのだが…。