「キルミー・ヒールミー」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
普段は優等生で誰にでも慕われるチャ・ドヒョンは、7つの人格を持つ多重人格障害に悩まされるのだが、その中でも出現頻度が最も高いシン・セギという人格に手を焼く日々を送る。
そして、スンジングループ最大株主で名目上の会長であるドヒョンの祖母、ソ・テイムは経営権を守るためにアメリカに留学していたドヒョンを韓国へ呼び寄せる。しかし、セギは帰国する条件にスンジン建設の社長の座を要求し、ドヒョンはそのことを知らない。
スンジン建設の現社長であり、ドヒョンの父親の従兄弟であるチャ・ヨンピョは息子のギジュンにドヒョンの弱みを探すように命じ、ギジュンはクラブのVIPルームでドヒョンの歓迎会を開く。
そんな中、“オメガ”というペンネームで活動している天才推理小説作家の双子の兄を持つオ・リジンは、病室から逃げたホ・スッキを捜すためにクラブへ行き、ドヒョンと再会するのだが、その時ドヒョンの体に宿っていた人格はセギだった。
- 第2話
リジンによって表に出てきたセギは、リジンに惚れたと言うのだが、リジンはそんなセギを気色悪いと言って逃げ出す。
しかし、リジンを追ってカンハン病院にまできたセギは、そこにドヒョンの主治医だったソク・ホピルがいることを知り、ドヒョンになりすましてホピルを訪ねる。
昔から心をよせていたチェヨンにまでセギが手を出すかもしれないと思ったドヒョンは、チェヨンの家を訪ね自分と同じ顔をして違う名前を名乗る男が現れたら警戒するようにと伝えるのだが、チェヨンの家にはギジュンがいた。
セギから逃げられないと判断したドヒョンは、セギやほかの人格たちと立ち向かう決心をし、最新設備で自分を監視する。
ドヒョンの病気のことを知らないリジンは、セギにふられたと思い、忘れようとするのだがなかなかできない。
ついにIDエンターの副社長として出社をする日が訪れ、ドヒョンは役員会議に出席する準備をするのだが、セギが服を奪った男から電話がかかってくる。
- 第3話
セギがジャケットを奪った男がリジンをさらったことを知ったドヒョンはリジンを助け出すためにセギを出そうとするのだが、違う人格のフェリー・パクが出てきてしまう。
アン室長はフェリー・パクを役員会議に出席させるためにフェリー・パクの夢である船を買ってやると提案するのだが、フェリー・パクはリジンの救出に向かう。
フェリーはリジン救出に失敗し、リジンと一緒に閉じ込められる。
意識を戻したドヒョンはリジンにお酒を飲むと性格が変わるのだとごまかす。
ジャケットの男はリオンがジャケットを持っていることを知り、ジャケットの中のクスリを取り返すために部下たちを連れてリオンの所へ駆けつける。
ケガを負ったドヒョンは、役員会議に遅れてしまい祖母のテイムの逆鱗に触れる。
そんな中、何年も交通事故で意識不明になった、ドヒョンの父親のジュンピョを捜していたシン・ファランは、ついにテイムがジュンピョを隠している病院の場所を突き止めるのだが…。
- 第4話
リジンはホピルからドヒョンの症状のことを聞き、自分に会いに来たドヒョンに、セギと何があったかすべて話す。
リジンの説明でセギの初恋の相手がリジンであるかもしれないと思ったドヒョンは、リジンに自分とは二度と接触してはならないと言ってその場を立ち去る。リジンは一方的に人と距離をおくドヒョンのことがきになってしかたない。
リジンのお見舞いのために病院を訪れたリオンは、リジンに言い寄った男がいると聞き、どうせ女たらしだと言う。
そんな中、アン室長はドヒョンがリジンに会いに行ったきり戻ってこなくてリジンに電話をするのだが、その会話をギジュンに聞かれてしまう。
失踪したと思っていたドヒョンは、祖母のテイムの家で目を覚まし、ファランの態度が頭にきたテイムはファランに屋敷から出て行けといい、ファランは意味深な言葉でテイムを脅す。
そして、意識がある状態でセギの意識を感じるようになったドヒョンは混乱におちいるのだが…。
- 第5話
セギはドヒョンの名前をかたってリジンを呼び出したあと、邪魔なものを消すと言ってリジンをホテルの一室へ連れ込み、ドヒョンと自分のうちどちらかを選ばせようとする。
リジンの身を案じたホピルは警察に通報しようとするのだが、アン室長は反対し、民間調査会社を雇う。
リジンとのキスで意識が戻ったドヒョンは、リジンに説明を求め、リジンはその場から逃げようとする。
社長のギジュンは、却下になった2000本のシナリオをドヒョンに再検討を命じ、ドヒョンはギジュンのその理由をたずねる。ギジュンはドヒョンがどんな人間か把握するためだと言う。
セギとリジンが残した荷物を整理しながらリジンとのキスを思い出したドヒョンは、心臓がドキドキするのを感じ、フェリー・パクの人格が出てしまう。
サンリでドヒョンと再会したリオンは、ドヒョンがNYから戻る飛行機の中で変わった行動をしていたと説明する。
そして、ヨンピョは妻のジャギョンとスンジン家の過去について話すのだが…。
- 第6話
サンリの地下室に閉じ込められたリジンとドヒョンは、心臓がドキドキするのを感じ、セギかと聞くリジンにドヒョンは、はっきり分かるようにしてあげると言って口づけをしようとする。
自分の家で目が覚めたドヒョンは、自分の女に手を出したらチェヨンをただじゃおかないというセギからの脅迫のメッセージを目の当たりにする。
謹慎中のリジンは、訪問カウンセリングの仕事が入り、申請者の名前を見て断ろうとするのだが、上司の命令でしかたなくドヒョンの家に行く。
ドヒョンは家に来たリジンに、セギとリジンは両思いで、自分が消されるかもしれないと思ったけど、リジンを自分の主治医にしたいと言う。
そんな中、ギジュンと交際中のチェヨンは、ドヒョンに女ができたときいて複雑な気持ちになる。
ジャギョンはソヨンの子供がどこに生きていて、女の子ではなく男の子ならどうなるかと、ヨンピョに聞く。
そして、テイムはギジュンとチェヨンの婚約発表に対抗して、ドヒョンにお見合いを命じるのだが…。
- 第7話
IDエンターは、オメガの原作の映画化を計画し、社長のギジュンはオメガとの契約をドヒョンに命じる。オメガとの接触方法を模索するアン室長は、テイムにドヒョンがアメリカでの生活を続けていた理由を聞かれる。
リジンはドヒョンの主治医の提案を断り、海外研修に行くことを伝えるためにドヒョンに電話をするのだが、自殺志願者のヨソプが電話に出る。
ヨソプはリジンにまで捨てられたと言い、1時間以内に自分を見つけられなかったら自殺を決行すると言って電話を切る。
リジンの身を案じたホピルは、ドヒョンにこれ以上リジンを巻き込まないでほしいと言い、ドヒョンはヨソプに体を奪われていた時、リジンの声で目が覚めたと言う。
ドヒョンはリジンに友達を作らない理由を話し、主治医の提案を撤回すると言って帰ってしまう。
ファランはドヒョンに最近も悪夢を見るのかと聞き、極秘にソヨンの子共を捜す。
そんな中、リオンは21年前のことを長編小説にするために編集長と打ち合わせをするのだが…。
- 第8話
リジンは海外研修を諦め、ドヒョンの秘密の主治医になるのだが、条件はドヒョンの家に住み24時間ドヒョンのそばにいることだった。
アン室長はドヒョンが誰かに心を開くのを見たのは初めてだと言い、リジンを逃さないようにとアドバイスする。
アン室長はドヒョンがリジンを雇ったことをテイムに伝え、ドヒョンのことをどこまで知っているのかたずねる。
そんな中、自分からドヒョンの気持ちが離れたと思ったチェヨンは、ドヒョンの家に行くのだが、家からリジンが出てくる。
ドヒョンのことを調べるためにギジュンはホピルに会うのだが、ホピルはドヒョンを教え子の1人にすぎないと答える。
ドヒョンはオメガに会うために、オメガのファンクラブが開く朗読会に参加することになり、アン室長の代わりにリジンを同行させる。
朗読会でリオンに会ったドヒョンは、リオンの過去の作品の話を聞く途中、人格交換の前兆が現れる。
リオンが席を離れたすきにリジンはドヒョンをその場から連れ去るのだが、交代人格のヨナが現れるのだが…。
- 第9話
ドヒョンは、主治医を引き受けた理由を話すリジンに酔った勢いで口づけをし、翌日目が覚めたリジンは、昨夜の出来事を思いだし、パニックになる。
ジャギョンはチェヨンを画廊に呼び絵を贈りながら、ジソンがドヒョンとのお見合いをチェヨンが邪魔したと言いふらしたことは気にしないと言う。
ドヒョンに心を奪われそうなリジンは、ドヒョンに患者が医者に特別な感情を抱くのはよくあることだけど気をつけるべきだと言い、そんな時、ヨナの人格がまた現れてしまう。
リジンの家族写真を見たヨナはリオンに一目ぼれし、リジンにリオンの連絡先を要求する。
リジンとドヒョンを恋人関係だと勘違いしているギジュンは、恋人がいながらお見合いをしたドヒョンをチェヨンの前で挑発するのだが、会社でリジンを見かけて驚きを隠せない。
そして、リオンはリジンに主治医を依頼したのがドヒョンであることに気づき、オメガとしてドヒョンに会うことにするのだが…。
- 第10話
リジンは寝つけないドヒョンのそばでいつの間に眠ってしまい、突然現れたセギは、自分を消すつもりかとリジンに聞く。
ルールを破ったドヒョンを戒めると言って出て行こうとしたセギは、自分を引き止めるリジンに、ドヒョンは自分の女を守るためにリジンを人質に取ったんだと話す。
ギジュンはチェヨンにデマに振り回されたと謝りながら指輪を贈り、帰り際、チェヨンの家の前にドヒョンの車があることに気づく。
ドヒョンになりすましたセギはチェヨンの家に押しかけ、リジンはチェヨンの家から出てきたセギにドヒョンが失った1年間の記憶を覚えているのかとたずね、セギは、その記憶のせいで自分が生まれたと答える。
セギは副社長として会社に行き、リジンとアン室長はセギを阻止することに失敗する。
そんな中、ファランはリジンを呼び出し、そのことを知ったセギはファランに二度とリジンに会うなと警告する。
そしてリジンはリオンによって家に連れ戻されるのだが…。