「甘く殺伐としたファミリー」のあらすじ
忠清道大田(テジョン)を支配する暴力団、チュンシム派のボス、ユン・テス(チョン・ジュノ)は、チュンシム建設のペク会長(キム・ウンス)から絶大な寵愛を受けている。忠誠心と腕力でどんなトラブルも即座に解決する腕利きヤクザだが、うちに帰れば恐妻ウノク(ムン・ジョンヒ)の尻に弾かれる、しがない家長。家族を誰よりも大切にしているテスだった。
ある日、テスは、新しいビジネスを探していたペク会長に、軽い気持ちで映画の投資話を提案する。地元を舞台にしたヤクザ映画の完成を夢見る会長は、映画会社に30億ウォンの投資を即決。テスはこの映画ビジネスを一手に任されることに。
ところが!後日、映画会社のオフィスを訪ねてみると、そこは、もぬけの殻。大金を持ち逃げされたことに気がついたテスは絶体絶命のピンチに陥るが・・・・・・!?
各話あらすじ
- 第1話
家族には弱いが外ではペク会長の絶大な信頼を得て仕事をこなすヤクザのテス。
家族との食事中でもペク会長から電話が入れば急いで駆けつける。
ペク会長に新しい事業を考えるよう命じられた部下たち。
会長の息子キボムは複合テーマパークの建設を提案するが、ペク会長はテスの映画投資の話に興味を示し、テスを信じて巨額を投資することに。
- 第2話
テスは投資金の30億ウォンを持ち逃げしたソン代表たちを捜す。
捕まえたポン監督とイPDは自分たちも被害者でソン代表の居場所は知らないと訴え、10億ウォンで30億ウォンの品質の映画を作ることをテスに提案する。
夫の危機を知ったウノクはお金を工面してテスに渡し、奮起を促す。
一方、キボムは偽造旅券を使って外国人専用カジノに入っていたソン代表を捕らえるが…
- 第3話
武装した脱走兵の検挙に一役買ったテスは勇敢な市民としてニュースにも取り上げられるが、トランクに入っていたソン代表の死体の件を自首するタイミングも逃してしまう。
ペク会長にソン代表を連れてこいと言われて困ったテスはキボムに相談する。
だがキボムはペク会長の前でポン監督を詰問し、ペク会長もソン代表が消えていたことを知ってしまう。
- 第4話
ウノクは持参した防犯カメラの映像をペク会長に見せ、テスがソン代表を殺して30億を着服したという疑いは晴れる。
ペク会長に思い出の場所に呼び出されたテスは、キボムの件は水に流し映画制作も続けるとペク会長に伝える。
一方、ソウルで有名な占い師でもあるソン代表の母親が大田へやって来て、必死に息子を見つけようとするが…
- 第5話
ソン代表にひょう依されたキボムは死体を埋めた場所に案内するがソン代表の死体は消えてしまっており、事なきを得る。
ペク会長はテス夫妻を食事に招き歓待するが、それを見たキボムは妻子まで追い出され父親に言いなりの人生を歩む自分より自分の人生を生きているテスが羨ましいとペク会長に訴える。
一方、ソンミンはヒョンジから一緒に音楽をやろうと誘われる。
- 第6話
ウノクはソンミンに今すぐ音楽活動をやめてソウル大を目指して勉強に専念しろと言うが、ソンミンはソウル大には行かず音楽を続けると答える。
テスはソンミンに理解を示すが、勉強すべき時を逃すとあとで大変だと助言する。
一方、ドギョンとウノクのけんかの動画がアップされ、ハンマウム会のイメージが失墜した責任を取る形でウノクは会長を辞任する。
- 第7話
ソンミンは自分がテスの実子ではないとウノクが話しているのを聞いてしまう。
テスはソンミンのタブレットの検索履歴からソンミンが事実を知ってしまったことに気付き、ソンミンに「お前は俺の息子だ」と言う。
一方、酒を飲んで泥酔したポン監督は、酔ったオ女史と意気投合して一夜を過ごす。
翌朝、オ女史との情事を思い出したポン監督は映画の内容がひらめき、ついにシナリオが完成する。
- 第8話
出生の秘密をウノクが隠していたことに失望して家出をするソンミン。
だが熱を出して倒れてしまい、助けてくれたヒョンジの家で一晩過ごすことに。
テスと話し合って家に戻ったソンミンは家族に温かく迎えられる。
一方、持病が再発して倒れたヒョンジを心配するキボムは、ドギョンとの再婚を決意し、ペク会長に宣言する。
それを聞いたペク会長は再婚の妨害工作を始めるのだが…
- 第9話
ドギョンに殴られ意識を失ったチョ社長は病院に担ぎ込まれるが、隙を見て病院から逃げ出す。
テスとキボムは必死に捜すが、意外なことにチョ社長はペク会長の前に姿を現す。
頭を打った衝撃で20年前の執事時代に戻ったふりをしていたが、20年前と同様に金庫を持ち逃げしてしまう。
一方、映画の配役が気に入らないペク会長はテスたちに配役の見直しを指示する。
それを受けてテスは公開オーディションを開催しようと奔走する。
- 第10話
ペク会長はキボムが泥酔してドギョンの家に泊まったという報告を聞き、キボムの資産を全て凍結してしまう。
そんな中、死んだと思われていたソン代表が突然キボムとテスの前に現れ、10億ウォンを要求する。
一方、有名な映画監督を特別審査員に迎えての公開オーディションが行われ、ウノクとドギョンが1次審査を通過し、次の段階へと進み…