「やってきた!ファミリー」のあらすじ
家族は始まりで終わりで傷痕で治癒だ。時に共に笑って泣いて、また時に憎んだり愛を感じたり。倒れた時起こしてくれるのも家族だし、脱線しかけた人生を真っ直ぐ正してくれるのも、迷惑をかけてお荷物になるのもまた家族だ。勝手に縁を切るわけにもいかない因縁がまさに「家族」。
家族の和解と成長プロジェクト!
家族&若者、風刺&ヒューマン・ロマンティックコメディ!!
『やってきた!ファミリー』は200億の相続を巡って起こるチェ・ドンソク一家の相続争奪戦が愉快に展開し、誤解や憎悪で染みが付いた家族史と、チョン・クッスンの波乱万丈の人生が切々と描かれる。そこに、夢を追いかけて保障された未来を捨てて冒険と挑戦を選んだチェ・ドンソクと、保障された未来のため夢を諦めて危険な賭けに打って出たナ・ジュニの、スリリングで熱いロマンスが花を添える。ホームドラマとロマンティックコメディが融合した新しいドラマ。
誰が200億の相続者になるか?
遺産相続を巡る熾烈な戦争!
この渦中で花開く運命的ロマンス!!
経済危機と青年の就職難。甚大な災害が後を絶たない索漠とした世の中。閉塞化する未来と揺らぐ愛と友情。チェ・ドンソクとナ・ジュニが代表するローラーコースター人生史を描く青春の涙と成長痛、そして勇気と希望がリアルに描かれる。
老女の登場で50年前の事件の真相が明かされ、心からの和解と許しによって、失われた家族愛を回復していくチェ・ドンソク一家の奮闘記と、財産相続を巡る男と女のかないそうもない恋物語が描かれる。
またこのドラマは毎日を懸命に生きる人々に、今生きるこの瞬間に最善を尽くそうというエールを送り、家族の大切さと愛を改めて胸に刻み込むドラマとなるだろう。
各話あらすじ
- 第11話
ドンソクの部屋でビルの書類を見つけたジュニ。
ジュナとジュニがクッスンの財産を狙っていると考えたドンソクは、なぜ最初からジュナと知り合いだったのかと問いただす。
ジュニは幼い頃、施設で知り合った人だが、特に親しいわけでもなかったのであえて話さなかったと詫びる。
クッスンの病状は一気に悪化し、ジュナのことを思い出せなくなってしまう。
ドンソクは不安がるクッスンを慰めながら、ジュニとの出会いを聞いてみる。クッスンの話を聞いたドンソクは疑問に思い、ジュニとジュナを調べ始める。
ジュナを訪ねたジュニはドンソクが疑っていることを告げ、早く逃げようと話す。
2人はカールを訪ねていき、近々手に入ることになっている財産を担保にドンソクにうまく話してくれるように頼む。
- 第12話
ジュニとジュナが2人で財産を横取りしようとしていたのではないかという話を聞いてしまったクッスンはショックを受ける。
ドンソクはジュナとジュニの関係を事細かく調べ上げ、ジュニにどんな間柄なのかと聞く。
ドンソクはジュナがジュニの元カレなのかと疑うのだが、ジュニは亡くなった両親に誓ってあり得ないと話す。
ドンソクは話を聞いてジュニを信じる。
一方、クッスンはジュニにジュナと知り合いだったのかと聞くが、偶然その場に居合わせたドンソクは施設で一緒だった話を以前から聞いていたことを話しジュニをかばう。
1人でどんどん追い詰められるジュニは、ジュナの所に行き、早く逃げようと提案するが脳天気なジュナには通じずイライラする。
デザイン公募にナ・ジュニとして公募したジュニは教会に行き、これまでのことを悔い改めて生きて行くことを誓う。
- 第13話
ドンソクを客だと勘違いして店に呼び入れたミンジャ。
ドンソクがジュニのペンダントに入っていた写真を見せるとミンジャは突然泣き崩れ、ジュナが6歳、ジュニが3歳の時に2人を捨てた母親だと打ち明ける。
ミンジャから詳しく話を聞いてすべてを知ったドンソクは一層ジュニが可哀想になり、ジュナを訪ねて、ジュニとミンジャは責任を取るから米国に帰ってくれと頼み込む。
突然の提案を受けたジュナは、なぜ自分1人だけを消そうとするのかと逆に食ってかかる。
ドンソクと別れたあとジュナは、どうすべきかずいぶん迷った末にジュニを公園に呼び出すが、そこに現れたのはドンソクだった。
ジュナはこれまでのいきさつを話し、ジュニは捨てられたことなど何も知らず、遺産の話もジュニが反対してイヤがるのを借金の返済のために無理やりさせたことだったと正直に告白する。
- 第14話
クッスンが自分にも財産を分け与えようとしていることを知ったジュニは、これ以上は良心がとがめると言いジュナに家族全員にすべてを打ち明けて終わらせたいと話すのだが、部屋の外でその話を聞いていたドンソクはクッスンを傷つけないでほしいと頼み込む。
だがジュニは財産の書類をすべて返してジュナと一緒に米国に帰ると言い、ドンソクはジュニを強く引き留めるが、ジュニはドンソクの幸せのためだと言って引かない。
2人の間が気まずくなる中、ダルジャに呼ばれたジュニは、ジュナがおばあちゃんからもらったお金を病気の実母に渡してしたことを告げる。交通事故で死んだと聞かされていたジュニは違うと否定するが、ドンソクも確認済みだと聞き混乱する。
ダルジャからもらった資料を手に店を訪ねたジュニは、そこの店主が母親であること知る。
あとをつけていたドンソクはジュニが傷つくのを恐れて、逃げるように立ち去るジュニのあとを追う。
ドンソクから聞いて母親が生きていたこと、そして生い立ちを知ったジュニ。
ドンソクから連絡を受けたジュナはすぐに駆けつけるがジュニはひどいと涙ながらに訴える。
ジュナは幼いジュニを傷つけたくない一心で黙っていたと話すのだが……。
- 第15話
マイケルに履歴書を見せられて、2人のクッ弁護士の存在を知ってしまったドンソク。
さらにはジュニとジュナの関係まで聞かされてしまう。
クッスンの家では本物クッ弁護士がやって来て、事実を暴露していた。
そこへジュニとジュナが次々に帰宅。ショックで気絶するクッスンをよそ目にジュニとジュナは家を飛び出す。
本物のクッ弁護士が米国にあるビルの所有権について家族に話しはじめる。
クッスンは一瞬、以前の出来事を思い出すが、見たことがないととぼけて部屋に行ってしまう。
そんなクッスンを見て、家族は誰一人として本物のクッ弁護士の話を信じようとしない。
一方、公園では追い詰められたジュニとジュナが身の振り方を話し合っていた。
そこにドンソクがやって来て……。
- 第16話
ジュナが務める会社のファッション・デザイン公募展で大賞を受賞したジュニ。
会社を抜け出してお祝いに駆けつけたドンソクが授賞式会場で見つけたのは掲げられた横断幕に描かれた“ナ・ジュニ”の文字だった。
すべての事実を知ってドンソクは衝撃を受ける。
ウソがバレたジュニはドンソクに弁解することもできないまま心から謝り、受賞もせずに会場かから姿を消してしまう。
ドンソクはジュナに詰め寄り、やりきれない思いをぶつけるが、ジュナはジュニをかばう。
しかし、ウソをつかれ続けたドンソクは二度と信じないとたんかを切って、その場を去ってしまう。
怒りが鎮まらない中で、ふとクッスンの言葉を思い出したドンソクは、やがてクッスンがすべてを知っていることに気づき……。
- 第17話
200億を相続すると言ったために家族の関係がどんどん悪化していくことに心を痛めたクッスンは、意を決して家出してしまう。
アルツハイマーを患ったクッスンが突然姿を消したために心配する家族。
しかしクッスンの家族に向けた手紙と残高が20億ウォン通帳を見て、おのおのが複雑な思いに浸る。
残された家族は通帳に残された20億を確認するが、クッスンの財産を相続するためにも心を一つにしてクッスンに帰って来てもらおうと話し合う。
字の書けないクッスンがチェウォンに頼み家族あてに手紙を書いたことが分かるが、ドンソクにあてたメモも見つかり、ドンソクはその解読に躍起になる。
ジョンテはクッスンが家出したショックで寝込んでしまうのだが……。
- 第18話
200億の財産をどうするかが書かれた手紙とビデオレターが届き、おのおのがもらった手紙を開いてみる。果たして誰が相続者になるのか。
手紙に書かれたというクッスンの金庫の暗証番号を巡り、みんな疑心暗鬼になるが、みんなの手紙には数字など書かれておらず謎は深まるばかり。
まずは手紙に書かれているとおり20億の宿題をみんなにこなそうとするが、なくなった通帳と失踪したジョンテのことでみんな気が気ではない。
そんな中、一切知らぬ存ぜぬを決めていたダルジャは出金のために銀行に行く。
そのことを知ったクッスンは、すぐさまジュナを使い家族にメッセージを伝える。
クッスンから届いた16億のお金で、ドンウンは店、ドンジュは医院、ドンソクはアニメの仕事を始める。
ドンソクはジュニとの結婚話を進めようとするが見知らぬ男がジュニにつきまとうのを見てショックを受ける。
- 第19話
クッスンを主人公にして作ったドンソクのアニメが世界的な映画祭で金賞を取り留学の道が開かれる。
ドンソクはいろんな立場を考えて韓国に残ろうとするが、クッスンの強い勧めで米国に行くことを決める。
しかし米国に出発する日、ジュニの元に1本の電話がかかってくる。急いで家に帰ったジュニの目の前でジュニの母はあっけなく息を引き取る。
悲しみに暮れるジュナとジュニ。
そんな2人をクッスンとジョンテは慰める。葬儀に駆けつけた家族にジュナとジュニは慰められる。
ジュニの母親の葬儀を終え家族のいる家に帰りたいと言い出すクッスン。
しかし帰る途中で今度は帰りたいと言い出す。
そんなクッスンを支えるジョンテ。
ジュナはジュニにドンソクと一緒に米国に行くことを勧めるが、ジュニはどうしても韓国を離れないと言い出す。
- 第20話【完結】
家族がテレビゲームしているのを見て、昔のことを思い出し、恐怖心で家を出てしまうクッスン。
クッスンがいないことに気づいた家族は慌てて探しに行く。
公園で泣いているクッスンを見つけてほっとして帰ってくる家族。
そして翌年の春、クッスンが望んでいた養老院が完成し、ダルスとセホは力を合わせて養老院のケアスタッフとして働き、家族が一丸となってジャガイモ鍋、チーズ店、漢方医院を経営する。
一方、職場で昇進したジュニの前に突然ドンソクが現れ、ジュニはドンソクのプロポーズを受け入れる。
ジュナは施設の子供たちに囲まれてにぎやかに過ごしているが、ボランティア活動をする若い女の子につきまとわれて困惑する。
療養院と施設の1周年の日、ドンソクはジュニと結婚することにするが……。