「改過遷善(原題)」のあらすじ

勝つためなら手段と方法を選ばなかった、国内最大手のローファームのエース弁護士、キム・ソクジュ。彼が事故で記憶喪失症になってから、第三者的な目線で自分の人生を顧みるようになる。

「お前はそれなりに有能な弁護士で、テレビでやってるあの事件、お前が勝訴したんだ」
「ほう、だけど、それって誰かは完全にしてやられたってことだね」
「その代わりに、その分大儲けした人間もいるよ。そいつがお前の依頼人だ」

やはり俺は立派な弁護士じゃなかったみたいだ。問題があるというより、ちょっと多かったな。自分が属していた組織は一体どんなところだろう。結婚間近だったというが、彼女を愛していたんだろうか。どうでもいいことは覚えているのに、大事なことは何も記憶していない。気を引き締めて自分を取り戻そうとするが、しきりにある方向に向かってしまう。それは彼が今まで生きてきたのとは違う方向だ。以前は惰性で行ってきたことを、ひとつひとつ検討し、自分がなぜこういう選択をしたのか調べながら、他の選択もできると気づく。いよいよ自分が所属していたローファームとの厄介な戦いに突入する。

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各話あらすじ

第11話



ジョンソンが拘束され、ソクジュはジョンソンを助けようとする。


だが、ソクジュはユリムグループの担当を外れているので、手だてを打とうにも資料を見せてもらうことすらできない。


面会に行ったジョンソンからも、事件から手を引くようにと冷たくあしらわる。


しかし問題がソクジュの予想どおりに運ぶと、ジョンソンはやっとソクジュの言葉に耳を傾けるようになり…



第12話



ソクジュはチャ法律事務所に辞表を提出する。


ヨンウは、ソクジュの記憶が回復したら戻ってこられるよう祈っていると言い、2人は握手して別れる。


ソクジュが荷物をまとめて事務所を出ていくと、入れ違いにジウォンがやってくる。


裁判官を辞めてチャ法律事務所の一員となったジウォン。


一方、拘束されていたジョンソンは、ソクジュの助言により保釈され、ユリムグループの問題は一段落つくのだが…



第13話



不公正な金融商品を販売した大手銀行はチャ法律事務所を選任し、ジウォンが弁護を引き受けることになる。


ヨンウとジウォンは、あらゆる方法を駆使して、事件を銀行側に有利な状況へと引っ張っていく。


一方、シニルが突然道で倒れてしまい、連絡を受けたソクジュは病院に駆けつける。


だが、シニルはソクジュが息子だということも分からない。



第14話



裁判で勝つために、ヨンウは裁判官の人事異動を利用したり金銭的な利益を提供したりと、ソクジュが代弁できないように食い止める。


事件を担当したソニは起訴しようとするのだが、ヨンウの息のかかった人事により、起訴できない。


一方、ジユンはチャ法律事務所のインターン生として働きながらも、ソクジュと被害者の立場が理解できるだけに悩んでしまうのだが…



第15話



ソクジュはシニルを釣りに誘う。


そんなソクジュの言葉を聞いてシニルは不審に思う。


記憶喪失であることをまだ知らないシニルだが、以前とは何かが違うと確認している様子である。


一方、ジユンはチャ法律事務所を辞めることを決心する。


夜遅くまで業務の整理をしていると、ジウォンが現れる。


ジユンはジウォンに退職の意思を伝える。



第16話【完結】



ペクトゥグループのチン会長はソクジュのもとを訪れ、グループの経営権を取り戻すための訴訟を引き受けてほしいと頼む。


それまでのひどい経営を報告書で見たソクジュは驚きを隠せない。


一方、ペクトゥグループの経営権を奪ってきた外資系のゴールドリッチ側に立ったヨンウもソクジュがチン会長と手を組んだ事実を知るのだが…



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