「隣人の妻」のあらすじ
40代!彼らもかつては熱く愛していた。しかし、20年近く夫として、または妻として厳しい歳月を耐え抜いているうちに、疎遠になった夫婦生活…。
私の夫、または妻とは違って、私を異性としてみてくれる魅力的な隣人が、今、あなたに誘惑の手を差し伸べる!甘い誘惑に乗ってしまったあなたには、もう引き下がることも、隠れることも出来ない。コミカルなエピソードを通じて、新しい刺激に目覚めることを強く願っている40代夫婦のひそかな心理を語る。あなたはそのすべてを受け入れることができるだろうか。
各話あらすじ
- 第11話
ついにエレベーターの中でギョンジュにどうしたいのかと聞いたソンハ。
切羽詰まったソンハに、ギョンジュは不気味な笑みを浮かべながら18年前の万年筆の話を引っ張り出す。
ギョンジュは1本の万年筆が自分とソンハの運命を変えてしまったのだと信じきっている。
18年も前の話をいまだに根に持つギョンジュに、ソンハは恐怖心すら抱くが、ギョンジュは18年前にソンギュを奪い、今度は夫まで奪おうとしているソンハにそんな資格はない、欲張りだと忠告する。
ソンギュをおだてながら洋服をコーディネートするソンハ。ソンギュはいつもと違うソンハをいぶかしげに見つめながら意見に従う。
また一方で、サンシクは会社での行動についてギョンジュから細かくアドバイスを受ける。
これまでは一切無関心を押し通していたギョンジュが、会社のことを細かく把握していることを知ったサンシクはただただ驚くばかりだった。
- 第12話
居酒屋で一緒に飲んでいるうちに盛り上がるソンギュとギョンジュ。
2人が気づかぬうちに店に入ってきたソンハは、仲よく笑う2人を見て嫉妬心でいっぱいになるが、怒ったら負けだと判断したソンハは感情を押し殺して、一緒に飲もうとギョンジュを誘う。
2人に挟まれたソンギュはチクリチクリと嫌みを言い合うソンハとギョンジュの間で2人の顔色をうかがいながら緊張した時間を過ごす。
ギョンジュは好きな人を心に秘めたまま、夫と結婚したことをソンハに話す。
そして結局はソンハとギョンジュが2人で飲むことになる。
殺伐とした2人を横目に店を出るソンギュは店を出たあとも2人の様子が気になって塀から様子をのぞく。
家に帰ってきたソンハとソンギュは些細なことで口論となる。
- 第13話
ソンギュとケンカをして家を出たソンハは外でサンシクと話をしたあと、家に帰ろうとせず、今日はホテルに泊まると話す。
ソンハをホテルに送り届けたサンシクだったが、そんな2人の様子を、ホテルのロビーで恋人と待ち合わせしていたテホの父親に見られてしまう。
サンシクは部屋の前までソンハを送り、黙って帰ろうとするが、エレベーターのドアが閉まる寸前にソンハはサンシクを引き止める。
2人はホテルの部屋に入り一緒に過ごそうとするが、ちょうどそこにミンギョンから電話がかかってくる。
そしてサンシクにもウンミから電話がかかってくる。
一方、お互いの気持ちを確かめたソンギュとギョンジュは、手をつないだまま車に乗って幸せな時間を過ごす。
両方の家族が電話に出ないためにすっかりムードが壊れたサンシクとソンハは、ホテルの部屋で再び飲み直して楽しい時間を過ごす。
- 第14話
2人が映画を見たあと映画館から出てくると、ジヨンとソンジャンが外で待ち受けていて、ジヨンは不倫を利用して昇進したのかとソンハを責めたてる。
大声で怒鳴りつける2人の間に割って入ったソンジャンは、2人を居酒屋に連れて行き、話し合う。
ソンハははっきりとサンシクのことが好きだと言う。
ずっと黙っていたソンハに裏切られた気分になったジヨンは、相手も妻子持ちだから今のうちに別れろと勧める。
ソンハはソンギュと合わないことを話し、努力しても埋められない心情を吐露するが、真剣に話すソンハを目の前にしてソンジャンはどさくさに紛れて金を無心し、ソンハをあきれさせる。
ソンギュは18年間の思いを万年筆に託して涙ながらに渡したギョンジュが忘れられず、部屋で何度もギョンジュを思い出す。
そんな時、ギョンジュのお母さんが倒れたと連絡があり、興奮したギョンジュは裸足でソンギュの家に行きドアを叩く。
- 第15話
ソンハからギョンジュの好きだった人がソンギュだと聞いたサンシクはショックを受ける。
サンシクは自分をずっとだましていたギョンジュが許せず裏切られた気分になるが、ソンハはソンギュの本当に運命の人はギョンジュではないか、と思っていると話す。
公園でそんな話をしたあと、サンシクとソンハが車で移動中、信号待ちをしていると、ちょうど隣にソンギュとギョンジュが乗った車が止まった。
窓越しに仲睦まじい2人の様子を見たソンハは複雑な思いに駆られるのだった。
学校の駐車場に車を止めたサンシクはちょうど歩いてきたソンギュと立ち話をして、意味深な言葉を残しソンギュを惑わせる。
一方、ソンハはギョンジュと偶然出くわし、サンシクがソンギュとギョンジュの仲に気づいたことを告げる。
ソンハの言葉に負けじと応戦するギョンジュ。
保護者会に参加した2組の夫婦は、食事のあとカラオケに行くことになるのだが・・・。
- 第16話
ヤン常務に会ってきたソンハをたしなめて道端で抱きしめるサンシク。
そんな2人の様子を家に帰ってきたソンギュが偶然目撃してしまう。
ソンギュは家の鍵も開けられないほどショックを受け、すぐあとに帰ってきたソンハを、他人を見るような冷たい目で見つめる。
2人のよそよそしい態度を見たミンギョンは、半ばべそをかきながら2人の仲を取り持とうとするが、ソンギュはソンハの手を振りほどいてミンギョンを悲しませる。
翌日も朝食をとらないまま出かけていくソンギュにいつもと違うものを感じるソンハ。
家の前のエレベーターで一緒になったソンギュに、サンシクは入院中の義母を転院させることを伝えるが、担当医師であるソンギュは許可を出せないと突っぱねる。
怒ったサンシクは病院に抗議すると感情的になるのだが、ソンギュに強く反論されて黙ってしまう。
- 第17話
ついに離婚話にまで発展したソンギュとソンハ。
2人はラブホテルの一室で酒を飲みながら話すことになる。
お互いに申し訳なかったと詫び、酔いが回りはじめると、2人は声を荒げながら本心をさらけだす。
結婚して子どもが産まれ、仕事と育児に追われながら必死に生きてきた2人は、無我夢中で生活を支える日々の中で、いつの間にかすれ違いが生じていたことに気づく。
ソンハに会えなかったサンシクは諦めて家に帰ると、執拗にギョンジュを責めたてる。
義母をすぐにでも転院させ、家を引っ越すとまくしたてるサンシク。
ギョンジュはサンシクにも非があると反論するものの、好きな男がいるのに自分をだまして結婚したギョンジュに最初から問題があったのだとわめきちらす。
本音で話し合ったソンギュとソンハは、お互いに感謝の言葉を伝えるうちにいい雰囲気になり・・・。
- 第18話
広告の撮影現場に来て、無理難題を押しつけ撮影現場を引っかき回すヤン常務。
出演俳優の上着を脱がせ、女優の胸元をはさみで切ろうとしたヤン常務にソンハは回し蹴りを食らわせたため現場は一瞬にして騒然となる。
ソンハとヤン常務がもみあっているのを見たサンシクはすぐに2人の間に割って入り、ヤン常務を思いきり張り倒して撮影を中止する。
自分のせいで常務に手を上げてしまったサンシクに胸を痛めるソンハだが、落ち込むソンハを見たジヨンは、サンシクとは終わったから二度と連絡するなときつく釘を刺す。
一方、強引に転院させようとして母親を失ったギョンジュは悲しみに暮れる。
納骨堂で母親に話しかけるギョンジュを遠くから見守るソンギュ。
マンションのエレベーターの前でサンシクが待っているのを見たソンハはこっそりその場を立ち去ろうとするが、サンシクはソンハに声をかけ引っ越すことを伝える。
- 第19話
サンシクとソンハがホテルに行ったと聞いたソンギュは、家に帰るなり神妙な表情で、ソンハにお腹の子は誰の子か正直に話してくれと聞く。
興奮して大声でわめき散らすソンギュにソンハは驚きを隠せない。
ソンハは自分も苦しいが過ぎたことは忘れてやり直したいと話すが、ソンギュは何をどうやっても忘れられず、とても耐えられなくて一緒に暮らすのは無理だと話す。
ソンギュに誰の子かと聞かれたソンハはショックを受け、やり直すことを簡単に考えこんな状況を作り出したことを謝る。
お互いに傷ついて涙を流すソンギュとソンハ。
ふぐを自分でさばき朝食に出したギョンジュ。だがサンシクは食費にお金がかかりすぎると朝からギョンジュに文句を言う。
ギョンジュの様子がヘンなことに気づいたサンシクはふぐスープをギョンジュに渡して飲めと言う。
- 第20話
ヤン常務から連絡を受けてサンシクのコンピューターから副社長に関するデータを抜き取るギョンジュ。
エレベーターの中で出くわしたソンハと出くわしたサンシクは、ソンハのためにすべてを捨てる決意をして離婚も考えていたことを話す。
会社に出勤しろと威圧的に話すサンシクにソンハはイヤだと拒否する。
家に帰ったサンシクは書斎のコンピューターの位置が違っていることを疑問に思い、ギョンジュを問い詰める。
ギョンジュは掃除をしたと言ってやり過ごすが、サンシクは副社長の家に料理を持っていくように話す。
妊娠したソンハのためにみかんを買ってきたソンギュは、子どもためにもやり直そうと言うが、ソンハは早く別れようと冷たく突き放す。