「隣人の妻」のあらすじ
40代!彼らもかつては熱く愛していた。しかし、20年近く夫として、または妻として厳しい歳月を耐え抜いているうちに、疎遠になった夫婦生活…。
私の夫、または妻とは違って、私を異性としてみてくれる魅力的な隣人が、今、あなたに誘惑の手を差し伸べる!甘い誘惑に乗ってしまったあなたには、もう引き下がることも、隠れることも出来ない。コミカルなエピソードを通じて、新しい刺激に目覚めることを強く願っている40代夫婦のひそかな心理を語る。あなたはそのすべてを受け入れることができるだろうか。
各話あらすじ
- 第1話
有名な広告代理店でチーム長を勤めるチェ・ソンハは、職場では責任あるポストを任され、家庭では医師の夫のソンギュと2人の子どもがいて、一見、完璧な40代の女性。
しかし、実のところ、大学病院に勤める夫は昇進や野望とはまったく縁のない男で、結婚後17年たった今では夫婦の営みも疎遠になり、当然のごとく夫婦の間には距離ができている。
ある日、2人は書斎と寝室でそれぞれがアダルト映像を見ているところを偶然部屋に入ってきた子どもたちに見られてしまう。
翌日、ソンハは職場の同僚であるジヨンと後輩とのランチの席で、前日にあったことを話して笑いを誘うのだが、夫以外の男性にときめいてしまう本心を正直に打ち明けるのだった。
一方、同じく無味乾燥な夫婦生活を送っていたギョンジュとサンシク。
ギョンジュはサンシクに不満を抱き殺意を抱きながらも表向きは幸せそうな素振りを見せている。
ひょんなことで2人はソンハとソンギュ夫婦と同じマンションに越してくるのだが……。
- 第2話
ギョンジュの荷物を持ってあげたソンギュとは、ギョンジュが今日引っ越してきた向かいの家の奧さんだと知って驚く。
ソンギュが自分に内緒でアダルト映像を見ているのを目撃してショックを受けたソンハは、ソンギュとの関係を回復しようと、セクシーな下着を身につけてソンギュを待つ。
部屋に入ってきたソンギュは鼻歌を歌いながらシャワーを浴びるソンハの気配に気づき、急いで焼酎をがぶ飲みする。
しかしソンギュは迫ってくるソンハをどうしても受け入れられず拒み続けたために、これでも夫婦かとソンハは泣きながらソンギュを責めたてる。
そんなソンハを見て、さらに嫌気がさしてしまうソンギュ。
一方、ソンハは自分を女だと見下すサンシクの鼻をへし折ってやろうと、サンシクに飲み比べを申し出る。
へべれけに酔い潰れた2人だったが、ソンハは目を覚ましたとき、目の前に繰り広げられた光景に言葉を失ってしまう。
そして家で夫サンシクの帰りを待つギョンジュは、サンシクから遅くなるという連絡を受け、テーブルいっぱいに作っておいたご馳走を処分するのに困ってしまう。
ちょうどそのとき、お隣さんが出前を注文するという話を耳にする。
- 第3話
ギョンジュが作ってくれた料理を食べたあと器を返しに行ったソンギュは、ギョンジュの腕のよさを褒め称え、お礼に田舎から送られてきたさつまいもを渡す。
2人がやりとりをしているところちょうどエレベーターのドアが開き、中からソンハとサンシクが出てきた。
ソンハは慌ててサンシクとの関係を説明するのだが、ソンギュが器とさつまいもを差し出すと、ギョンジュは事のいきさつを説明し、子どもたちが同級生であることを話す。
ソンギュがギョンジュの料理がおいしくて羨ましいと生やすと、すかさずサンシクは仕事のできるソンハが羨ましいと言い返す。
あまりにもギョンジュを褒めるソンギュを見ると、ソンハは翌日の朝、早速朝食を作るのだが、子どもたちはおいしくないと食べずに学校に行ってしまう。
- 第4話
予定よりも1日早く自宅に帰ったソンハは、ギョンジュが自分の家のキッチンで料理しているのを見て驚愕する。
子どもたちはギョンジュの手作りのピザやパスタを食べて大喜び。
ギョンジュは、夫は留守で、子どもたちは塾に行っていて時間があると言い、子どもたちは友達のお母さんだから何の問題もないと喜ぶのだが、ギョンジュが帰ったあと冷蔵庫の中まで掃除したギョンジュにソンハは逆上する。
そして当たり前のようにギョンジュの作った食事をおいしそうに食べている子どもたちに腹を立て、食べている物をゴミ箱に捨ててしまう。
残念がる子どもたちがさらにソンハの怒りに油を注ぐ。
一方、ホテルで過ごし朝帰りしたソンギュは、マンションの1階で偶然ギョンジュと出くわす。
疲れた様子のソンギュを見たギョンジュは、ソンギュを労り、ソンギュはギョンジュの心遣いに感謝する。
しかし家に入ったソンギュは、ソンハの冷たい態度とベッドから片づけられた枕を見て落胆する。
- 第5話
自分の会社の上司が、ソンハの会社をあて馬にしていることを知ったサンシクは、ソンハに会社の内部資料を渡して、広告の仕事が取れるよう最善を尽くせと励ます。
資料を見たソンハは会社に遅くまで残って、最後のプレゼンの用意をする。
そしてお礼のメールを送り、2人は一緒にビールを飲むことに。
ほろ酔い気分で代行運転を頼み、2人は一緒に家に向かうが、ギョンジュを気遣うソンハはマンションの入り口で降ろしてくれと頼む。
しかし夫の帰りを待つギョンジュは、ソンハが夫の車から降りてくるのを目撃し、エレベーターの前で待ち伏せしてソンハを驚かせる。
一方、友人のユンドクターからもらった薬を飲んでやる気満々のソンギュは、ベッドの上でソンハの帰りを今か今かと首を長くして待ち構えていた。
しかし、ソンギュが薬を飲んだことを知ったソンハはさらに傷つき、二度と一緒に寝たくない、部屋から出ていけとどなり散らす。
- 第6話
ソンハへの気持ちに気づいたサンシクはソンハを呼び出して告白する。
サンシクの正直な告白にソンハも心が揺れ、つい本音で答えてしまう。
だがソンハはサンシクから熱い告白を受けてもすぐに冷静になり、妻であり子どもの母である自分がサンシクの気持ちを受け入れることはできないと話し、サンシクを悲しませる。
同じように冷静になったサンシクは今日のことを忘れてほしいと頼み、2人はそれぞれの家に帰っていく。
一方でソンギュはギョンジュの話を聞いて驚く。
その昔、ソンギュがレジデントの時、看護師だったギョンジュが泣いているのを見て慰めたというのだ。
しかもそのあと、ギョンジュは毎日お弁当を作って差し入れもしていた。
お弁当の差し入れが誰なのかが分からなかったソンギュはお礼も言えず申し訳ないと思いつつ、毎日おいしく食べていたことを思い出す。
- 第7話
3度目のプレゼンが終わったあと、サンシクとソンハの周囲の関係者は2人の関係を疑い出す。
そしてサンシクはヤン常務に呼ばれて辞表を書くかプレゼンをやり直させるか、どちらかを選べと詰め寄る。
ソンハはサンシクが監査の対象になることを知り、サンシクの元へと駆けつける。
サンシクはソンハの笑顔を見るためにしたことだと話し、ソンハはサンシクの言葉に胸を打たれ思わず涙を流してしまう。
だが内心、サンシクは打開案が見つからず途方にくれる。
会社に戻ったソンハは子どもに電話をかけて気持ちを和ませる。
家に帰ってもおもしろくないソンジュは近くにあるテジアッパの店に行き、夫婦の夜の営みについていろいろと質問する。
テジアッパから妻を妻と思わず、誰かの妻、またはまったくの別人だと思えばできると聞いたソンジュは、一理あると考えるのだが・・・。
- 第8話
ソンジュから感謝の言葉を言われたソンハは自分の非を認め、ソンジュが寝室で寝ることを許す。
そしてサンシクの様子がいつもと違うことに気づいたギョンジュは、会社で何かあったのかと聞くが、自分を心配する妻のギョンジュがいとおしく感じたサンシクはいつもどおり家にいて子どもたちを気遣ってほしいと優しく伝える。
いつもと違う夫の態度になぜかギョンジュは心をときめかせるのであった。
会社に行き自分の席がなくなっているのを見て愕然とするサンシクは、驚いた素振りも見せず、部下たちにきちんと仕事をこなすように告げる。
ソンハは会社で窮地に立たされているサンシクのためにヤン常務を呼び出して説得を試みるが失敗に終わり、むしろサンシクの机が取り払われたと聞き胸を痛める。
そしてギョンジュと2人で会ったソンギュは、ギョンジュに惹かれている自分に気づき始める。
- 第9話
ソンジャンはマンションの入り口でギョンジュを見かけると、その場を逃れてすぐソンハに連絡する。
ソンギュと一緒にいたソンハはソンジャンから連絡を受けると驚くが、ソンギュから電話を取るなと言われて携帯をしまう。
しかしソンジャンはソンハにメールを送り、ソンハと同じマンションにギョンジュがいることを告げる。
ソンハはソンギュに気づかれないようその場を取り繕うが、ソンギュはソンジャンに絶対に金を渡すなと釘を刺す。
だが、2人がマンションに帰ると、子どもたちと一緒にテレビを見ているソンジャンがいた。
ソンギュはすぐに出ていけと言うが、ソンジャンは開き直ってラーメンを作ってくれと頼む。
ソンギュは嫌がりもせずにソンジャンに言われてさっさとラーメンを作るソンハにむしろ驚きを隠せない。
- 第10話
それぞれの家族がキャンプ場に着きテントを張る。
ギョンジュは瞬く間に自分のテントを張ると、ソンギュの家のテントを手際良く張ってソンギュを驚かせる。
そしてソンギュとギョンジュはかくし芸を披露するためにタンゴを練習しはじめる。
一方、ソウルに戻ったソンハとサンシクは会議を無事に終える。
ジヨンは会うたびにサンシクが気に入り、妻子がいようと色仕掛けで迫ろうと機会を狙う。
タンゴの練習に夢中になっていたソンギュはソンハからの電話にも出ず、2人の関係が気になるソンハは、ソンハとギョンジュのことを想像しながらヤキモキする。
一方、キャンプ場ではテホとウンミが急接近。
2人の様子を見ながらミンギョンはイライラを募らせるのだが、テホはミンギョンを冷たく突き放す。