「スキャンダル」のあらすじ
夫の自殺を他殺と主張するウ・アミ。その言葉を聞き彼女の夫の死を探っていたハ・ウンジュンは、テハグループの総帥チャン・テハを事件の主犯と見て追うことに。だが、大財閥総帥と一介の駆け出し刑事との対決は誰の目にも勝敗は明らかだった。そして、駆け出しの刑事、ウンジュンは血みどろになって敗れる…。一方のテハは、「絶対にお前を拘束する。粉飾や背任の罪ならともかく、なぜ俺が殺人犯なんだ? お前を絶対に許さない…」と息巻く。ところが、テハには誘拐された息子がいた。テハの身上を調べていると、ウンジュンは25年前に誘拐されたテハの息子の写真に目を奪われる。そこには幼い頃の自分が写っていたのだった…。
各話あらすじ
- 第21話
【閉ざした心】
テハに捕まったハ・ウンジュンは、ミョングンが彼の息子を誘拐した犯人だと聞き、ショックを受ける。
さらに、ミョングンが現場に駆けつけたその時、ウンジュンはテハの銃に撃たれる。
ミョングンは意識を失うウンジュンを抱き抱えたまま、テハに誘拐したテハの息子がこのウンジュンだと明かす。
ウンジュンは病院に運びこまれ、心配でやってきたファヨンはミョングンを罵倒する。
一方、テハは実の息子を撃ったことに衝撃を受けていた。
- 第22話
【君を抱きしめた理由】
家出したハ・ウンジュンを見つけたアミはミョングンに連絡しようとするが、やめろと電話を取り上げられる。
怒鳴ったことを詫びるウンジュンにアミは、心は無理でも口を開かせることができてよかったと笑い返す。
そして、彼を家に連れ戻すため、島でのキャンプ生活に付き合うことに。
撃たれた時に耳にしたミョングンの言葉で自分がテハの息子だと知ったウンジュンは、苦しみのあまり海に入水しようとし、引き止めるアミを泣きながら抱きしめる。
- 第23話
【誘拐犯の息子から、殺人犯の息子へ】
ソウルに戻ったハ・ウンジュンはテハの家へ。
テハはウンジュンを息子と知らずに撃ってしまったことを詫びるが、ウンジュンはテハに、受け入れてくれるなら今から息子として生きると話す。
さらに自分を誘拐したミョングンに復讐すると言うウンジュンに、テハは歓喜する。
一方、ファヨンはテハが飲ませた偽の薬により体が動かず、テハはそんなファヨンをウンジュンに会わせまいとする。
ジュハはハ・ウンジュンの心変わりを不審に思うが…。
- 第24話
【母さんを守る】
ハ・ウンジュンはジュランから、テハがファヨンに統合失調症の薬を飲ませ、行方不明であることを聞かされる。
すぐにテハの家に向かい、ファヨンの行方を探るウンジュン。
帰宅した“かつてのチャン・ウンジュン”は、そこでテハと本物のウンジュンが一緒に食事をしている姿を見て、怒りと寂しさを覚える。
ハ・ウンジュンは戻ってきたシン室長を怪しみ、彼の車の検索ルートをメモする。
ウンジュンがそこに向かうと、監禁されたファヨンの姿が…。
- 第25話
【守るための選択】
ウンジュンは銃の発砲により警察に拘束される。
ミョングンに銃を向けたウンジュンにテハは喜ぶが、ウンジュンを案じるミョングンはアミにあいつを守ってくれと頼む。
そんな中、ミョングンの家に身を隠していたファヨンがテハに見つかり、ミョングンはファヨンを連れて逃走する。一方、釈放されたウンジュンはアミの前で、ミョングンがガンで死期が近いことを話し、泣き荒れる。さらに、ウンジュンはミョングンがファヨンと逃走したことを知り…。
- 第26話
【息子の証し】
留置場に入れられたミョングンはウンジュンに、テハから守るために逮捕したのだろうと問うが、ウンジュンは否定する。
テハはジェインと名を変えたかつての息子を訪ね、彼の言葉からウンジュンがミョングンを守ろうとしていると疑いを強める。
ミョングンのことで妹スヨンに責められたウンジュンは、やるせない思いに。
アミはそんなウンジュンのそばにいて、眠りながらうなされる彼の手を握ってやる。
アミのおかげで笑顔が戻るウンジュンだが…。
- 第27話
【ウンジュンを助けるために】
ウンジュンはテハグループに入り、テハは皆の前でウンジュンが特別な存在であることを見せつける。
さらに、ウンジュンとジュハ、ジュハの夫ジヌンを集め、3人の中で1番強い者を会長の座に就かせると話すテハ。
そんなテハにウンジュンは、テハ建設から仕事を始めたいと話す。
副会長の座を与えられたウンジュンは遊んでばかりを装いながら、陰でグループの内情を調べていた。
一方、アミはジェインが新しく開いた弁護士事務所で働き始める。
- 第28話
【過ちを正す会見】
ウンジュンはアミの話から、テハグループの大株主ク・ジェインが“かつてのチャン・ウンジュン”だと知り、驚く。
一方、テハはファヨンの電話を盗聴し、彼女がミョングンとともにテハ建設の手抜き工事について訴訟の会見を行うことを知る。
ファヨンから会見について聞いたウンジュンは、テハに倒されるだけだと止めるが、ファヨンの決意は固い。
さらに、テハから会見を止めろと命じられたウンジュンは、テハとともに会見場へと向かうが…。
- 第29話
【そうしなくてはならない理由】
ミョングンの家にあがりこんだテハはファヨンとミョングンに、訴訟の会見を邪魔したのはウンジュンで、このままテハグループと争うなら、ウンジュンと争うことになると警告する。
ウンジュンはテハの指示で、元上司であるソン次長に、テハ建設の捜査について黙秘し、海外に出国するよう話す。
そんなウンジュンを一喝し立ち去ったソン次長だったが、その矢先、何者かに殺されてしまう。
ウンジュンは罪悪感に苛まされ、思わずアミに電話をするが…。
- 第30話
【父への思い】
離婚調停の席でテハに付き添ったウンジュンは、ファヨンの弁護人として現れたジェインに驚く。
そんな中、ソン次長の死を知ったミョングンは涙ながらにウンジュンに電話し、お前は悪くないと話す。
黙ってそれを聞いていたウンジュンは、犯人は自分が絶対に捕まえると返す。
調停を終え、力なく出てきたテハを支えてやるウンジュンを目にし、ファヨンは複雑な思いに。
その頃、ソン次長を殺したキム室長は仕事のスカウトを装い、スヨンに接近していた。