「武神」のあらすじ
各話あらすじ
- 第11話
スボプはウォラを引き取るためチェ・ウの屋敷を訪れるが、ウォラはキム・ジュンを残しては行けないと言う。
チョン氏はウォラとキム・ジュンの縁談を進め、それを知ったソンイは心が落ち着かない。
一方、キム・ジュンは、マンジョン兄弟の供で興王(フンワン)寺を訪れ、その蔵書閣で多数の書物と出会う。
そんな中、チェ・ウの師匠でもある高僧のヘシムが都を訪れる。
家臣たちは危険だと止めるが、チェ・ウはヘシムに会いに興王(フンワン)寺へと向かう。
- 第12話
蔵書閣でキム・ジュンが書物を読んでいるところにヘシム一行がやって来て、キム・ジュンの学識に感嘆する。
そこへチェ・ウも興王(フンワン)寺に到着するが、中庭でチェ・ヒャン側の刺客から襲撃を受け、騒ぎを聞きつけたキム・ジュンはチェ・ウを助ける。
その頃、チェ・チュンホンには最後の黒い丸薬のみが残され、臨終が近いことを物語っていた。
その夜、キム・ジュンの学識を見込んだパク・ソンビは、キム・ジュンに膝を折って助言を請う。
- 第13話
片想いの相手、チェ・ヤンベクから傷つけられたチュンシムは、ウォラの幸せを妬み始める。
一方、チェ・ヒャンはチェ・チュンホンの危篤を知らせるため、キム・ドンミョンをチェ・ウの屋敷に向かわせるが、その頃、チェ・チュンホンはすっかり元気になっており、盛大な宴会を準備させた。
チェ・ウはキム・ジュンの助言通り、チェ・チュンホンの密旨を使ってキム・ドンミョンを味方に引き込み、チェ・ヒャン一派の処断を開始する。
- 第14話
キム・ドンミョンの口車に乗せられて、チェ・ヒャンが配置した伏兵は武装解除し、チェ・ヒャンに与した3人は斬首される。
その頃、宴席のチェ・チュンホンは、いよいよ臨終の時を迎えていた。
そこへ3人の首を持ったチェ・ウが現れる。
安堵したチェ・チュンホンは、チェ・ウに後を託すと宣言して杯を掲げ、息を引き取った。
そして都房(トバン)を継いだチェ・ウの時代が明ける。
チェ・ウは都房(トバン)を機能強化し、来るモンゴルへの脅威に備えていく。
- 第15話
チェ・ウの最側近として仕えることに、誇りを感じているキム・ジュン。
そんな中、チェ・ヤンベクに袖にされたチュンシムは、キム・ジュンの出世によってチェ・ヤンベクの影が薄くなることを危惧するキョンガを抱き込み、結婚を控えて幸せの絶頂にいるウォラとキム・ジュンに恨みをぶつけようと企む。
一方、教定別監(キョジョンビョルガム)キム・ヤクソンとの縁談を嫌がり続けるソンイは、母のチョン氏に思わず、キム・ジュンの方がいいと口走ってしまう。
- 第16話
自分の想いを伝えるソンイだが、キム・ジュンはチェ・ウへの忠誠を盾に、その想いを拒む。一方、チュンシムに騙されて小屋に閉じ込められたウォラは、ならず者たちに拉致され、その先で萬宗(マンジョン)に乱暴されてしまう。
放心状態で屋敷に戻ってきたウォラは、かつて母から身体を汚された時のために渡された毒を飲み、キム・ジュンの腕の中で息を引き取るのだった。
事件を知ったチョン氏は衝撃を受けて倒れ、チェ・ウは関係者を捕らえさせる。
- 第17話
チュンシムとキョンガが厳しい尋問の末に処刑される。
萬宗(マンジョン)と萬全(マンジョン)にも斬首の命令が下されるが、周囲の必死の説得によって、出家の上、追放ということで収まる。
一方、ソンイのためにしたことだというチュンシムの言葉が気になったチェ・ウは、ソンイに真相を問いただす。
すると、ソンイはキム・ジュンと結婚したいと告白する。
チェ・ウはキム・ジュンを教定都監(キョジョンドガム)に送るが、ソンイは退庁の時間を見計らってキム・ジュンに会いに行く。
- 第18話
ソンイとキム・ヤクソンの結婚2日前。
ソンイは寺に行くと言って、キム・ジュンと共に臨津江(イムジンガン)の港までやって来る。
一緒に遠くへ逃げようと言うソンイだが、その気持ちをキム・ジュンは受け入れられない。
そこへ、チェ・ヤンベクが連れ戻しに来る。
チェ・ウの怒りを買ったキム・ジュンはモンゴルの脅威にさらされる西北面に派遣される。
一方、母からキム・ジュンの生死が自分の決心にかかっていると聞かされたソンイは、ついにキム・ヤクソンと婚礼を挙げる。
- 第19話
数年後。チョン氏が死去し、キム・ヤクソンとソンイ夫婦には息子のミと娘のヨンが生まれていた。
そんな中、咸新鎮(ハムシンジン)にモンゴルの大軍が襲来し、窮状の中で十分な備えもないまま、戦乱が幕を開ける。
亀州(クィジュ)城のパク・ソは周辺の兵力を集結させるとともに、キム・ジュンを鉄州(チョルチュ)城に送る。
咸新鎮(ハムシンジン)は陥落し、捕らえられたチョ・スクチャンは、周辺各地に降伏を勧めて回る始末。
だが、チェ・ウを中心とする高麗軍部は、徹底抗戦を宣言する。
- 第20話
キム・ジュンのいる鉄州(チョルチュ)城で戦闘が始まる。
その頃、テ・ジプソンを中心とする精鋭軍は、言い訳ばかりで一向に出陣準備が整わないが、これに厳しく対処できないキム・ヤクソンの柔和な態度に、チェ・ウは苛立ちを隠せない。
一方、わずかな兵力でモンゴルの猛攻を耐え抜いてきた鉄州(チョルチュ)城だが、陥落はもはや時間の問題だった。
城主のイ・ウォンジョンはキム・ジュンに城を脱出させ、副将のイ・ヒジョクと共に、敵軍に向かって突進していく。