「深夜病院~傷だらけの復讐~」のあらすじ

各話あらすじ

第1話



何者かに妻を殺害された肝臓移植手術の第一人者ホ・ジュンは、格闘技の試合に出ながら、手のひらに傷のある犯人を捜していた。


ある日突然、東方組に拉致されたホ・ジュンは、ボスのク・ドンマンに、妻殺しの現場が映った動画を見せられ、最後まで見たければ違法肝移植手術を自分に行うように言われる。


手の麻痺に悩みながら手術を引き受けたホ・ジュンは、手術を行うためカムフラージュとして開業した深夜病院で、失業中の元移植専門研修医ホン・ナギョンに、理由を告げず手術の特訓を行う。


病気のことを秘密にするため自分専用にした病院で、昼間も患者を治療していることを知ったク・ドンマンは激怒し、ホ・ジュンに病院を出て行くように言う。


しかしホ・ジュンはク・ドンマンを乗せたまま車をパトカーにぶつけ、手術を受けるか、それとも病院のことを警察に暴露するか決断するよう、ク・ドンマンに求める。



第2話



ク・ドンマンを車に乗せたまま病院に戻ったホ・ジュンのあとを、彼を誤認逮捕して刑事から警官に格下げになったカン・ムソンが追ってくる。 


まだホ・ジュンのことを疑っている彼は、少しでも怪しいところがあれば、すぐに逮捕すると言って、その場は収まる。


ホ・ジュンがホン・ナギョンに手術の練習をさせているところを見た、東方組ナンバー2のチェ・グァングクは、ホ・ジュンの手がおかしいことに気づく。


一方、チェ・グァングクが、いつも手袋をはめていることを不審に思うホ・ジュン。


開業準備のため物置を整理するホン・ナギョンが、患者名のないカルテを見つける。


病院内に不審者が侵入しホン・ナギョンがケガを負うが、ホ・ジュンは手がしびれて彼女の傷をうまく縫合できない。 


そこへク・ドンマンとチェ・グァングクがやって来て、縫合するところを見せろと言い出す。



第3話



ホン・ナギョンの傷を無事に縫合したホ・ジュン。


それを見たク・ドンマンとチェ・グァングクは疑問を感じる。


ホ・ジュンを監視するため、ユン・サンホが病院の屋上で一緒に暮らし始める。


名前のないカルテがヤクザのものだと知ったホ・ジュンは、手のひらにキリを貫通された患者のカルテを見つけ、重要な鍵を握る前院長ハン・ジュンソプの行方を捜し始める。


翌朝、病院からカルテを盗み出した者を追って、チェ・グァングクの所に着いたホ・ジュンは、
チェ・グァングクに手袋を外すよう詰め寄る。 


チェ・グァングクはカルテを警察に渡そうとした
ホ・ジュンの手に、アイスピックでとどめを刺そうとする。



第4話



ホ・ジュンを連れてこいというク・ドンマンの電話を受け、3人は病院でホ・ジュンの手の検査を行う。 


ホ・ジュンの手を診察した医師は、なぜか彼の手は正常だと嘘をつく。 


ク・ドンマンをだましてまで、チェ・グァングクはホ・ジュンの手のことを隠そうとする。


自分に手術を教えようと焦るホ・ジュンに、疑問を持ち始めるホン・ナギョンだが、ホ・ジュンの説得により手術の練習を再開する。


しかし病院を訪ねてきた肝臓提供者に会ったため、深夜病院で行われる違法肝移植手術のことを知ってしまう。


前院長のハン・ジュンソプを見つけたカン・ムソンとホ・ジュンだが、他の者に彼を連れ去られてしまう。 


彼らの目前でハン・ジュンソプを連れ去ったのは、チェ・グァングクだった。



第5話



深夜病院で違法肝移植手術が行われることを知ったホン・ナギョンは、病院を飛び出しサウナでアルバイトを始める。


チェ・グァングクに連れ去られたハン・ジュンソプは、余計なことをしゃべらないよう言われるが、ホ・ジュンに3年前の、手にキリの貫通傷がある患者のことを道で聞かれ、顔は覚えていないが連れてきたのはク・ドンマンだと答える。   


それを聞いたホ・ジュンは東方組の事務所に乗り込み、ク会長に会わせろと暴れるが、チェ・グァングクに焦らずに機会を待つよう言われる。


そんなある日、すべてを話すとハン・ジュンソプに呼び出されたホ・ジュンは、彼の宿所でハン・ジュンソプが首を吊っているのを発見する。


彼が殺されたと考えたホ・ジュンは、診察に来たク・ドンマンに問いただすが、ク・ドンマンはその場で倒れてしまう。



第6話



胆嚢(たんのう)発作で倒れたク・ドンマンの治療を断るホ・ジュンだが、偶然に通りかかったホン・ナギョンからどんな患者も医者の前では平等だと諭され、ク・ドンマンを治療する。


ホン・ナギョンはホ・ジュンを助けるため病院に戻る。


そんな時、ユン・サンホを友人のジェボムが訪ねてきて、事故で亡くなったデウンが自分にロッカーの鍵を預けたのは、最初から殺されることを知っていたからだと主張する。


手術の前に映像を渡す条件で手術を続行するよう、ク・ドンマンに言われたホ・ジュンは、手術に必要な血液を集めるため、東方組の者の健康診断を行うことをク・ドンマンに提案する。


健康診断で左手に貫通傷がある犯人を捜していたホ・ジュンにチェ・グァングクは、貫通傷のある男は死んだと告げる。


ク・ドンマンに犯人の映像を見せられ驚くサンホ。


一方、ロッカーの中にあったデウンの映像を見たジェボムに危険が迫る。



第7話



チェ・グァングクはホ・ジュンの妻殺しを指示し、その犯人も消したク・ドンマンを、手術に失敗したと見せかけて殺すよう、ホ・ジュンに持ち掛ける。


一方でク・ドンマンは、手術前に映像を渡し、手術に成功したら真犯人も捜してやるとホ・ジュンに提案する。


手術のことで悩むホ・ジュンにホン・ナギョンは、患者を助けると思ってク・ドンマンの手術を行えばいいと言う。


手術日の当日、約束した映像はチェ・グァングクからもク・ドンマンからもホ・ジュンの元へ届かなかった。


そして手術直前にク・ドンマンが吐血してしまい、手術も中止を余儀なくされる。


カン・ムソンにクォン・デウンのことを調べさせていたホ・ジュンは、彼が孤児院で育ったイ・グァンミの実の弟で、まだ生きていることを知る。



第8話



療養所に入院しているクォン・デウンに会いに行ったホ・ジュンは、彼の左手にキリの貫通傷があることを発見する。


しかし、ふとしたすきにクォン・デウンが何者かに刺されてしまう。


ユン・サンホは自分の苦しみを知りながら、クォン・デウンが死んだと嘘をついていたイ・グァンミに腹を立てるが、彼女は弟を守るために仕方がなかったと反論する。


クォン・デウンが犯人であることを不審に思い始めたホ・ジュンは、ク・ドンマンとチェ・グァングクを連れ、クォン・デウンが入院する病院に向かう。


病室でク・ドンマンを見たクォン・デウンは、おびえて取り乱す。


ハン・ジュンソプの死が他殺であったことを知ったホ・ジュンに、手術はできないと言われたチェ・グァングクは、ホン・ナギョンを拉致し手術を行うようホ・ジュンに要求する。


そこへク・ドンマンが部下を連れて現れ、チェ・グァングクとの内紛が表面化する。



第9話



ホ・ジュンから連絡を受け、カン・ムソンは内紛が起こっている廃虚に向かうが、場所はすでに、もぬけの殻だった。


ク・ドンマンを拉致して場所を移動したチェ・グァングクは、ユン・サンホに貸し金庫の中身を持ってくれば、ク・ドンマンを帰すと電話をかける。


ユン・サンホが金庫から持ってきたク・ドンマンの遺言状を読んだ組員が、ク・ドンマンを裏切ったことを後悔し、仲間割れの末、チェ・グァングクをナイフで刺し、その死体を始末してしまう。


一方、ホ・ジュンは3年前の病院の記録から、ク・ドンマンがある理由で肝移植手術を受けられなくなり、自分に恨みを持っていることを知る。


そんな時、ク・ドンマンが妻殺しの犯人はチェ・グァングクで、すでに死んでいるとホ・ジュンに告げ、手術の日を決める。 


しかし死んだはずのチェ・グァングクからホ・ジュンに連絡があり、手術で
ク・ドンマンを殺すように言う。



第10話【完結】



手術当日、問題が発生したドナーに代わり、ユン・サンホが肝臓を提供すると自ら申し出る。


ユン・サンホが提供者として申し出たわけは、会長への恩返しとホン・ナギョンに違法手術をさせないためだった。 


手術のあとチェ・グァングクを再び訪ねたホ・ジュンは、チェ・グァングクの会長に対する恨みと同様に、自分にもそれが向けられていることが分かり、妻殺しの真相を知ることになる。


この事件の発端となった不幸な身の上の女は、果たして誰なのか。 


事件が解決したあと、深夜病院を去るホ・ジュン。 


2年後、深夜病院を再び訪れたホン・ナギョンが見たものは。



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