「笑ってお母さん」のあらすじ
各話あらすじ
- 第1話
カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞したシン・ダルレとその母親チョ・ボッキは栄光の絶頂にあった。
韓国で祝賀レセプションが行われる中、婚約者や家族、マスコミの目の前でダルレは衝撃の行動に出る。
その2年前・・・ボッキは娘ダルレをトップ女優に育てるために余念がなく、ダルレは母親の期待に息苦しさを感じていた。
カン・シニョンは国会議員を目指す夫シン・モルを支え忙しい日々を送っていた。
ある日、ボッキはダルレを侮辱した主演女優をやりこめるが、怒った主演女優は演技にかこつけてダルレに何度も平手打ちを食らわす。
ボッキは主演女優と取っ組み合うが、モーニングショーのクルーともみ合い、カメラを壊してしまう。
- 第2話
カメラを壊したことでダルレはドラマを降板させられるが、トップ歌手マックのミュージックビデオ主演の話が舞い込む。
制作費を出すことが出演の条件だったが、ボッキは自分の貴金属まで売ってお金を工面する。
マックはダルレをもて遊ぼうとするが拒まれたため、ダルレを降板させる。
ユン・ミンジュは准教授の昇進がライバルの男性教員に決まったことに落胆し、落選理由を学科長に問いただすが、学科長の侮辱的な言葉に腹を立て、酔った勢いで学科長室のドアを破損させてしまう。
窮地に立たされたミンジュを助手のイ・ガンソが救うのだが・・・。
- 第3話
怒りに燃えるボッキはマックの車の前に立ちふさがるが、母親をかばいダルレがはねられてしまう。
幸いダルレは軽い脳震盪で済んだが、ボッキが生放送を妨害したため大騒ぎとなり、ダルレは半年間の出演停止を食らう。
ボッキはマックを告訴するも、マック側も暴行と名誉毀損で告訴。ボッキはダルレの引退の危機を回避するためにマックに謝罪することに・・・。
だがマックはダルレを連れてこなければ引退に追い込むと言い、ダルレに屈辱を与える。
酔ったダルレは飲酒運転で検問に引っかかるが、ボッキはギボンに飲酒運転をかぶせるのだった。
- 第4話
チョン議員の計略にはまったパク議員は国政監査の期間に建設業者のゴルフ接待を受け、同僚から情報を提供されたヨヌはゴルフ場で独占取材をする
。モルは朝刊に記事が出るのを食い止めようとシニョンを新聞社に向かわせる。
シニョンはヨヌに「チョン議員が疑わしい。調べ直して記事を書くべきだ」と話し、思いとどまらせる。
ギボンは罰金刑で釈放されるが、ボッキは女優を辞めたがっているダルレの気持ちをつなぎとめるために、ギボンをしばらく旅館に住まわせ拘留されたことにするのだったが・・・。
- 第5話
チョン議員サイドがゴルフ接待の記事をもみ消したと思い込んだモルは、ボミを飲みに誘い疑ったことをわびる。
酔ったモルを家に送ったボミは、家の前でシニョンとボッキに会う。
夜のジムでボミは、高校生の頃ボッキにモルとの仲を引き裂かれ、学校まで退学させられたことを思い出す。
ヨヌに恋するダルレは、ヨヌが紹介した自主映画に出演することを決めるが、ボッキは撮影中に怒鳴り込みダルレを無理やり連れ帰る。
一方ダルレとボッキが出演したバラエティーが大評判となり、ダルレはバラエティーで引っ張りだこになるのだが・・・。
- 第6話
ダルレは自主映画の撮影に参加するためにバラエティーの収録に穴をあけてしまう。
怒ったボッキはダルレを打つが、ボッキがギボンを利用して自分をコントロールしようとしたと知ったダルレも怒りが収まらない
。ダルレはヨヌを訪ね、ボッキから逃れるためにも結婚すると言う。
ヨヌはそんな結婚は余計大きな足かせにしかならないと言い、自分が結婚しようと思わない理由、夫に捨てられ追い詰められた母親がどんなふうに自分たち兄妹を育てたかを話す。
- 第7話
モルは地方に弔問に来たので外泊するとシニョンに電話してケガをしたボミを介抱するが、パク議員夫人の使いでシニョンがボミのマンションにやってくる。
ボミはシニョンを玄関先で追い返し、差し入れの料理をモルに捨てさせる。
ソプンは赤ん坊の時に手放した娘カシの誕生日を焼酎と刺身で祝うが、ドンプンは女が酔ってみっともないと怒る。
ソプンはドンプンのせいでカシと生き別れになったこと、カシが養子に迎えられた先でいじめられ、行方不明になってしまったことを泣きながら責める。
正月特集ドラマの主役に抜擢されたダルレは初本読みで気迫の演技を見せ、脇役の先輩俳優らを圧倒する。
そしてボッキの目を盗んでヨヌと生まれて初めてのデートを楽しみ、つかの間の幸せに浸るのだが…。
- 第8話
シニョンはパク議員夫人に呼び出され、モルが辞表を提出しチョン議員の事務所に移籍したことを知らされる。
激怒したパク議員夫人はシニョンに頭から塩辛をかけ、告訴してやると言い放つ。
モルはボミのベッドで自責の念にかられ今夜の事は忘れようと言うが、ボミは以前モルの子を妊娠し流産したことを告げ、モルを涙ながらに責める。
野外調査の日、ヨンソが作ったのり巻き弁当を巡ってヨンソ、ヨヌと言い争ったミンジュだが、その現場を目撃したガンソに慰められる。
ボッキは芸能事務所スターベルの代表チェ・スンホに声をかけられ、ダルレの専属契約を持ちかけられる。
チェは言葉巧みにボッキに取り入って契約にこぎつけようとするが、なかなか首を縦に振らないボッキに業を煮やし、ダルレのビールに睡眠薬を入れてダルレが似無理込んだ隙に指印を押させるのだが…。
- 第9話
ダルレは意識を失ってホテルのベッドに横たわり、駆けつけたボッキは娘の姿に衝撃を受ける。
部屋から逃げた男を追っていたヨヌが戻るが、ボッキは酔って意識がないだけだと言い繕いヨヌを帰す。
ボミはパク議員からモルを告訴しないという合意書を取り付けるが、シニョンのおかげだと勘違いしたモルはボミの誘いを断り家に帰ってしまう。
ジュエリーショップでシニョンへのプレゼントを選ぶモルの姿にボミは激しい嫉妬を覚える。
ダルレは悪徳芸能事務所代表の策略で成人映画に出演することになり、新聞にすっぱ抜かれる。
正月特集ドラマの監督は激怒して主役を交代すると言い、公共広告のCMは降板となるのだが…。
- 第10話
チョン議員夫人が経営する給食センターの資料をプレスに配布したことで、夫人が給食ビジネスの不正にかかわったとの情報が蒸し返され、モルはチョン議員の怒りを買う。
ボミはモルを飲みに誘い家に送るが、ユラが作った粘土細工を踏んでしまう。
ダルレを守るために芸能事務所を訪れたボッキは、契約を結ぶと代表を安心させて乾杯のワインに薬を入れ、契約書を破棄しダルレの写真が保存された携帯を壊す。
そして記者会見を開いて不当契約を結ばされたと訴え危機を乗り越える。
ヨンソと争ったミンジュは、雨の中をさまよい知らぬ間にガンソのマンションにたどり着く。ガンソはずぶぬれのミンジュを部屋に入れ、着替えを渡しギターの弾き語りで慰めるのだが…。