『妻の誘惑』の脚本家が贈る三つの家族の物語
強くやさしく、そして激しい母と娘の愛憎劇

登場人物

シン・ギボン役／キム・ヨンゴン

チョ・ボッキの夫で、シン・モルとシン・ダルレの父。

裕福な家庭で育った苦労知らずで、事業に失敗して一文無しになり、妻に頭が上がらない。娘をタレントにしようと躍起になる妻に嫌気が差して、他の女に目移りして子供を設けてしまう。

ユン・ミンジュ役／チ・スウォン

ペ・ヨヌの母。チョ・ボッキとは幼友達。

夫の浮気で離婚し、2人の子供を養育しながら大学教授にまでなった強靭なキャリアウーマン。愛する夫に捨てられたという傷心と恥辱により、性格が歪んでしまった。

ペ・ヨヌ役／キム・ジヌ

ユン・ミンジュの息子で新聞社社会部記者。

融通性に欠ける皮肉屋。家族を捨てて他の女性のもとへと去っていった父親を恨み、自らを汚れた血筋だと自虐する。結婚になど関心がない「仕事の虫」。

ペ・ヨンソ役／ヨ・ミンジュ

ユ・ミンジュの娘でペ・ヨヌの妹。

母を憎み反抗し、事あるごとにぶつかり合う。いかにして母親を手こずらせようかと画策する。

イ・ガンソ役／ソ・ジュニョン

ユン・ミンジュの恋人。

合宿先で、外見とは違う彼女の内面の孤独を知り、暖かく愛を注ぐ。

チョ・ボッキ役／イ・ミスク

シン・ダルレ、シン・モルの母で、カン・シニョンの姑。

わが子を成功者に育てるべく心血を注いだが、娘の死を前に自分の全てを捧げて愛する。

シン・ダルレ役／カン・ミンギョン

チョ・ボッキの娘でトップタレント。

小さい時から母に引き連れられて放送局を駆け回った。引っ込み思案でカメラの前に立つのは大嫌いだったが、両親が金のため争うのを目撃してからは、諦めて母の意に従う人生を選択する。

シン・モル役／イ・ジェファン

カン・シニョンの夫で、チョ・ボッキの息子。

強い母の羽の下でぬくぬく育てられたせいで、優柔不断な性格。見た目がよく、女性には人気があるが無責任で幼稚な偽善者。

ファン・ボミ役／コ・ウンミ

シン・モルの初恋の女性。

子供の頃、市場で養父母とはぐれて孤児になった。高校生の時モルと出会って恋をした。

シン・ユラ役／カン・イェソ

シン・モルとカン・シニョンの7歳になる娘。

ママが大好きで、父親の周辺をうろつくボミを煙たがる目聡い女の子。事故により言葉と記憶を失い、大好きな母親さえも忘れてしまい、シニョンとモルの関係が破局へと向かう決定的事件の中心となる。

シン・ソラ役／チョン・ジアン

シン・ギボンと浮気相手の間に生まれた娘。

高3で美人ではないが、お笑いタレントを夢見る、明るいしっかり者。義理の母と義姉を常に誇りにしている。

ク・ヒョンセ役／パク・ソンミン

シン・ダルレの婚約者。

40代中盤の大企業後継者。財界ではやり手と恐れられるが、ダルレには優しい。

パク・スンジャ役／パク・ウォンスク

カン・シニョンの母。

厳しい舅姑に従順に仕え、夫にかしずいて生きてきた。

カン・シニョン役／ユン・ジョンヒ

パク・スンジャの娘。

無能な政治家の夫の演説用の原稿を作り、夫の名前を売るため駆け回る内助の女王。夫の政治家としてのクリーンなイメージを守るために、自分の人生を掛ける。

カン・ドンプン役／ユン・ジュサン

カン・シニョンの父でパク・スンジャの夫。

大家族の長男として父母の絶対的な愛を受けて育ち、家父長として君臨する。

キム・ミソ役／ファン・ボラ

ドヨンの妻。

両親が離婚してそれぞれ再婚し、家政婦と2人で暮らしながら成長した。両親のおかげで経済的には苦労はなく、浪費と贅沢が身についている。

カン・ソプン役／イム・イェジン

カン・ドンプンの妹。

在来市場育ちで粘り強く生活力旺盛。気性は荒いが常識を心得る真っ当な女性。