「女の香り」のあらすじ

各話あらすじ

第1話



大手旅行会社に勤めるヨンジェ。会社の運動会をサボってへウォンとおしゃべりしているヨンジェ。


年齢的に体の異変も出てきてお互いに慰めあっていた。会社でもトロくて役立たずのレッテルを貼られているウンジェは、運動会の目玉となっている100人分ビビンバを台なしにしてしまい、部長になじられ嫌みを言われる。


そんなある日、不思議な夢に出てきた場所が沖縄だと知る。沖縄の写真を見ながら夢を膨らませるヨンジェ。


ちょうど顧客用に必要な車を手配しに行く途中、会社の御曹司、カン・ジウクを偶然見かける。


あまりのカッコよさに一目惚れするヨンジェ。


ところが偶然の事故から病院に運ばれたヨンジェは小学校時代の同級生、チェ・ウンソクからガンの宣告を受ける。



第2話




ネチネチと嫌みを言う部長を怒鳴り散らして退職願をたたきつけたヨンジェ。


やけになったヨンジェは積立を解約して、へウォンに高いお酒をおごり、洋服を買ったりして散財する。


母親と結婚相談所に行ったヨンジェは母の見栄に耐えきれず、会社を退職したことを打ち明ける。


学歴のない無職の女と誰が結婚するのかと罵られて母を責めてしまうヨンジェ。


ところが病院に行くと今度はチェ・ウンソクの冷たい言葉がさらにヨンジェの心を傷つける。


父のお墓に行き泣きながら訴えるヨンジェは、生前の父の言葉を思い出し、これまで我慢していたきれいな洋服や化粧品を買って贅沢な気分を味わいながら、夢に出てきた沖縄旅行を決意する。



第3話




ヨンジェはひょんなことからミス・リーとしてジウクのガイドを装い、観光したり食事をしたりして過ごすことになる。


観光なんて決まり切ったものだと言い冷めた目で見るジウクに、ヨンジェは自分で経験してみたり食べてみたりしていいと感じなければ、集客はできないと言ってジウクに旅行の間、いろいろな経験をしてみることを勧める。


ヤクザから逃げるために船に乗って離島まで来てしまった2人は、同じ部屋で一夜を共にする。ヨンジェは眠っているジウクをマジマジと見つめ…ジウクが目の前にいることが信じられないようなやるせない気持ちになる。


ヨンジェが見つめているのをジウクに気づかれ、ヨンジェは気まずい思いをする。朝の散歩をしながらジウクはヨンジェに子どもの頃の話をする。


こうしているうちにジウクはヨンジェに少しずつ心を開くようになる。



第4話




滞在中のホテルのロビーでセギョンと鉢合せするヨンジェとジウク。


セギョンはヨンジェを侮辱し、2人は言い合いになる。ヨンジェは浜辺でタンゴを踊りながら、年を取るまで平凡に暮らしたいという願望を思い巡らせる。


韓国に帰ってきたジウクはヨンジェに忘れ物を渡すために会うが、その帰りにヨンジェは突然腹痛に襲われ腹を押さえてよろめく。そんな姿を見たジウクは何ごとかと驚く。


ジウクはヨンジェの病院に付き添うが、ヨンジェはジウクを冷たくあしらう。ヨンジェは入院して精密検査を受ける。


ウンソクは死亡した患者の家族と騒ぎを起こしたことで患者が離れていき、同僚の医師の間でも気まずい立場になる。


ヨンジェは生きているうちに必ずやりたいこと20項目を書き出す。


保険金や貯金の受取人を母親に決め、エステに連れていくなどして親孝行に励む。



第5話




散歩道の開通に関し、私有地を開けないとダダをこねている老人の交渉役にヨンジェが駆りだされ、ジウクの運転で老人の家に向かう。ヨンジェが通うダンス教室にジウクも通い始める。


ヨンジェは母親を旅行に行かせ、その間にウンソクの病院で抗がん剤治療を受ける。


ヨンジェとウンソクはコーヒーを飲みながらいろいろな話をして心を開き始める。妻を亡くした男がウンソクに怒鳴り込み、ウンソクとヨンジェに水を浴びせたため、病院のロビーは騒然とする。


ジュンスのファンミーティングに何としてでも行きたいヨンジェは、隣のベッドの患者に知恵を借り、何人もの名前で応募する。


ウンソクはヨンジェとファンミーティングに行くことになる。


会場にヨンジェとウンソクが一緒にいるのを見たジウクは、ショックで呆然とする。


裏切られたようなイヤな気分になるジウクはヨンジェとウンソクを鋭い目で見つめる。



第6話




裁判所からヨンジェ宛に3億ウォンもの損害賠償請求訴訟の通知が送られてきて気が動転しているスンジョンに、ヨンジェは裁判所のミスだから心配するなとなだめ、必ず解決してみせると言う。


ヨンジェはセギョンを訪ね、訴訟を取り下げるように頼む。セギョンは土下座して謝罪するなら取り下げると言うがヨンジェは最後まで戦うことにする。


ヨンジェは訴訟の件で弁護士や法律無料相談に出かけ、裁判の準備をする。


ジウクはヨンジェのことが心配になり、法務チームや友人の弁護士を当たり、ヨンジェをサポートしようとする。


ダンス教室の前の道でヨンジェが来るのを待っていたジウクは悩んだ末、ヨンジェに電話をかける。


道の反対側からとぼとぼと歩いてきたヨンジェはジウクの後ろ姿を見て固まる。


2人はダンス教室に入り、タンゴを踊る。ウンソクはヨンジェを自宅に呼び手料理でもてなす。



第7話




ジウクはボンギルが提案した旅行の新商品の企画案がヨンジェのものであることを知り激怒する。


ヨンジェが雑誌のページをめくっていると、そこにはなくしたはずの指輪をはめたウィルソンの写真が載っていた。


指輪を盗んでいないという潔白を証明するためにウィルソンのもとに何度も電話をかけるが相手にしてもらえない。


ヨンジェが困り果てていることを知ったジウクはウィルソンの指輪の件の再調査を頼みヨンジェを助けようとする。


ジウクがスエーニョに行かなくなった後、入れ替わるようにウンソクがタンゴのレッスンに通い始める。


ウンソクはヨンジェにと一緒にスエーニョを訪れ、ウンソクはヨンジェの手を握って極度に緊張しながらタンゴを踊る。


ベロニカはウンソクをヨンジェのそばに寄せるが、ウンソクはヨンジェと踊っているということにものすごく緊張する。



第8話




ヨンジェはスンジョンを再婚させるためにウンソクの上司と見合いをさせる。


しかしスンジョンは早々に不機嫌になって帰宅する。


秋の新商品の企画推進のためにヨンジェに会社に戻ってくるように頼むが、ヨンジェは断る。


ヨンジェがジウクのことを好きだと知ったウンソクは神経が過敏になり周囲に当たり散らす。


ジウクとセギョンは婚約式の記念品を買いに行く約束をしていたが、いつまで経ってもジウクが来ないため、セギョンはイライラする。


2人はケンカになり、ジウクは婚約を解消したいが、セギョンのプライドを守るためにセギョンの側から解消したことにしろと言う。


ジウクは、がらんとしたスエーニョで1人ステップを踏むヨンジェを見ている。


ヨンジェに近づき、ヨンジェの両手を握る。


ヨンジェは手をよけようとするが、ジウクはヨンジェの手を放さずにヨンジェを自分のほうに引き寄せる。



第9話




ジウクは両家顔合わせの席で婚約を破棄すると言って部屋を出ていってしまう。


イム会長はショックで倒れ入院する。ジウクはヨンジェに婚約破棄したことを告げた時、イム会長が倒れたとの知らせを受けて病院に向かう。


朝、意識の戻ったイム会長に、ジウクはもう一度婚約破棄すると言う。


ジウクは父の人生ではなく自分の人生を生きたいとい言い、セギョンに君も君の人生を生きろと言う。


セギョンはジウクの言うことが理解できるため、何も言えない。


ラインツアーはソジングループから圧力がかかり、取引先の相次ぐキャンセルに対応するため、通常の業務がマヒするほど混乱に陥る。


ジウクは社員に代わって、ホテルの手配に当たったり莞島ツアーの下見に行ったりする。


ヨンジェはジウクが1人で莞島に行ったことを知り、抗がん剤治療を延期して莞島に向かう。



第10話




セギョンはヨンジェの家の前で待ち伏せをし、ジウクを誘惑して破談にするのがあなたの言う復讐なのかと問い詰める。


ヨンジェはセギョンに将来起きるかわからないことを心配するよりも、今の自分の気持ちに忠実に生きると話す。


抗がん剤治療を2日延期して体調が悪化したヨンジェは救急車で病院に運ばれ治療を受ける。


ジウクはヨンジェに電話をかけるが、電話に出たのがウンソクだったため不安になる。


ウンソクはヨンジェに自分がガンであることを母親に話したほうがいいと言うが、ヨンジェはとてもではないが言えないと言う。


ヨンジェと連絡がつかないジウクは青白い顔をしたヨンジェのことを思い出し、ヨンジェからの電話を待つ。


放り投げてあった電話を見ていたジウクはヨンジェからの電話が鳴ると驚いて姿勢を正し電話に出る。


ヨンジェはジウクに渡す物があるといい、会う約束をする。



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