「かぼちゃの花の純情」のあらすじ
各話あらすじ
- 第71話
スンジョンを連れて、待ち合わせのコーヒーショップでジュンソンを待つヒョンムク。
ところが、突然ユ会長がソウルに来ることになり、ジュンソンは約束の場所に来なかった。
誰を待っていたとはスンジョンに話さないまま、ヒョンムクは家に帰る。
ユ会長と久しぶりに和解ムードのジュンソンは、これをチャンスとばかりに、ミンスの話をする。
ミンスがサラと婚約しようとしないのは、スンジョンを好きなためだと言う。
スンジョンは母親も兄弟もなく、父親は食堂をやっていると聞いたユ会長は、ミンスがスンジョンと結婚することをよく思わない。
話がうまくいったと喜ぶジュンソンだが、グァンウンはあきれるばかりだった。
- 第72話
ヒョンムクに会いに来たジュンソンは、家の前でスンジョンに出会う。
何の用で来たかと問うスンジョンに、自分を尾行したのかと怒るジュンソン。
ヒョンムクと会うところをスンジョンに見られたくなかったジュンソンは、そのまま去る。
突然、ジュンソンの過去に関することを言い始めたスンジョンを妙に思ったジュンソンは、ミンスが探らせているのかと疑う。
ところが、ミンスはそんなことを愛する人にはやらせられないと言い切る。
グァンウンが何か話したのかと疑うジュンソンだが、それも否定されてしまう。
ジュンソンに仕組まれて、ユ会長はスンジョンとミンスを呼び、2人の関係を問う。
- 第73話
グァンウンはヒョンムクに、カン社長がスンジョンの父親に会うと騒いでいることを告げる。
ユ会長が息子と仲よくなっていることにとても神経をいらだたせているという話も聞いたヒョンムクは考えてみるとだけ答える。
スンジョンはグァンウンと話している時に、高校の時に自分の父親が実の父でないことを知ったと話す。
グァンウンはスンジョンの話に驚いて、申し訳ない気持ちを募らせていく。
グァンウンはスンジョンの話からオ・サラがギョンボクの叔母だと知り、さらに驚くのだが……。
- 第74話
ギョンボクはスンジョンに、カン社長との約束を話す。
このことに驚いたスンジョンは、自分のことしか考えていないジュンソンに憤りを覚える。
だがギョンボクは今回のことでスンジョンが下手に動いてしまうと、カン社長がスンジョンを自分の娘であることに気づいてしまうと言いながらスンジョンをなだめる。
しかし、スンジョンはどうせいつかはわかることなのに、相手を同情することで大勢の人を傷つけることになると反論する。
それでもギョンボクはスンジョンをこの世に産んだジュンソンを、自分の手でつぶすことなり、その記憶を抱いたまま生きるのは荷が重すぎると忠告する。
- 第75話
ミンスとサラの婚約式が始まり、ケーキカットをしようとすると、グァンウンがとぼとぼ入ってくる。
グァンウンは大声でわめきちらし始める。
表向きは普通にしていても、本心はイカれていることは以前からわかっていたはずだと叫びながら、頭がおかしくなったように婚約式をぶち壊すグァンス。
その様子を見ながら驚いたジュンソンは、何とか場を取り繕おうとして、話があるなら場所を移して話そうと言うが、興奮しているグァンウンを止めることができない。
グァンウンはこの婚約式は無効だと言いながら立ち去っていく。
婚約式をめちゃくちゃにされたサラの家族は縁談を白紙に戻そうとするが、サラは泣き続けながらも、何が何でもミンスと結婚するのだと意地になる。
- 第76話
子どものことを執拗に探し出そうとするジュンソンを見て、グァンウンはそんなに会いたいのならなぜ捨てたのかと問い詰める。
グァンウンに何を言われてもジュンソンは、わが子の成長ぶりをこの目で見たいのだと譲らず、娘を見たというグァンウンにどんなふうに育ったのかを教えろと叫ぶ。
グァンウンは子どもがジュンソンのことを知っていること、ジュンソンが望めばすぐにでも会えると伝える。
一方、ジェファンがショックで集中治療室に入ると、ジュンソンはミンスに負けまいとどんどん意地になり、娘に会うことはどうでもよくなった、生きようと死のうと自分は生き方を変えないと娘に伝えてほしいと告げる。
- 第77話
ユ会長は無事に意識を取り戻した。ジュンソンは「天は自分の味方ではなかった」と悔しがる。
ジュンソンに席を外させたユ会長は、ミンスに会社を譲りたい気持ちがありながらも、今のミンスでは経験不足だから心配だと言う。会社は競合他社に市場シェアを奪われて危機の状態にあった。
ミンスが企画を出した家庭で手軽に食べられるユッケジャンは、無事に企画会議を通り、開発に入ることになる。
一方、ヒョジュンがスンジョンと結婚したいと言ったことで怒り、家を出たまま戻らないピルスンが心配で、オ家の家族は食事ものどを通らない。
ヒョジュンは自分のせいなのを心の中で責め、セミも義姉を苦しめたことを考えてため息をつく。
- 第78話
ジュンソンはギョンボクに会い、婚約式は途中で壊れてしまったが、指輪まで交換したので、ミンスの家のほうでは婚約が成立したものととらえていることを伝える。
ギョンボクは家族に伝えてみると答える。
一方、ジュンソンはスンジョンに今度のプロジェクトが成功する確率はどのくらいかと質問するが、スンジョンは答えられない。
その様子を見ていたジェファンは、会社が財政危機に陥っている時に無理な投資をすれば致命的な打撃を受けるため、慎重さが必要だと忠告する。
だがスンジョンは個人の人生だけでなく、企業の成長過程においては、すべてをかけて勝負する時があるだろうと自信に満ちあふれた態度を取る。
- 第79話
スンジョンとミンスはユッケジャンを開発するために研究を続けている。
スンジョンは常日頃ユッケジャンだと認識していた料理の味は化学調味料の入ったものだったとし、自分たちのユッケジャンはユッケジャンではないと言う。
その様子を見ていたミンスはスンジョンが可哀想になる。
そんな時、ジュンソンはグァンウンを連れて入ってきて、スンジョンには研究所ではなく、レストランの厨房がお似合いなのでは、と皮肉を言う。
その上、ここの研究員たちは一流大学を卒業し、外国に留学してきた高級な人材だからスンジョンとは格が違うと頭ごなしにバカにする。
その心ない言葉にスンジョンは傷つくのだが……。
- 第80話
スンジョンは自分の母親が、自分だけ幸せになるために1人で逃げたのだと、ジュンソンに話す。
ジュンソンはまさか自分のことだとは思わず、そういう女は世間に多いのだと、ひと事のように言う。
だが、ただ逃げただけでなく、よその男の子どもを夫に押しつけて逃げたのだと言うスンジョンの話に、ジュンソンは何かを感じ取る。一方、ミンスと一緒に開発しているユッケジャンの開発は順調に進んでいた。
新商品のユッケジャンは、給食事業部でも外食事業部でも好評で、商品化を待つばかりだった。
商品化の前に一般の主婦を対象にしたパネルテストという難関があることはあるが、人の味覚がそれほど異なるはずがなく、それほど心配していない2人だったのだが…