「かぼちゃの花の純情」のあらすじ

各話あらすじ

第61話



料理大会が始まる直前に包丁を忘れたことに気づいたスンジョン。


パパも電話に出ないし、絶体絶命!と心配していたところに、ギョンボクが現われる。


包丁を持ってきてくれたことに感謝して、スンジョンは急いで大会の会場に入る。


ギョンボクとスンジョンが話しているのをジュンソンは偶然見かける。


関係ない2人のはずが、なぜ? そう思いながらギョンボクに声をかける。


ギョンボクは、ジュンソンが自分とスンジョンの関係を疑うかもしれないと気づき、とっさに機転を利かせて、同じ町に住む女性に包丁を届けに来たのだと言う。


対立し合うジュンソンとギョンボク。料理大会が始まり、スンジョンの料理に対する評価が高まるのだが…。



第62話



受賞したスンジョンの料理はレストランで好評を得ていた。味もさることながら手ごろな価格も人気の理由だった。


それが面白くないジュンソンだったが、そんな折、ユ会長がレストランに寄るとの連絡が来る。


久しぶりに会ったユ会長はミンスとの再会を喜び、息子と父親は血のつながりを感じさせるような会話をする。


それを見たジュンソンは焦り始める。会長は料理大会の受賞者を自分のもとに呼ぶようにと言う。


会長と話がしたかったスンジョンは喜んで会いに行く。


大会の受賞者がジュンソンの店から出たことで、会長はジュンソンを褒める。


しかし、スンジョンはジュンソンがいるからこの店にいるのではなく、ミンスに誘われてミンスのために頑張ったのだと言い放つ。



第63話



会社を元の主に返してあげて! スンジョンはジュンソンにそう詰め寄る。


なぜスンジョンがそんなことを言うのか理解できないジュンソンは、スンジョンがミンスと結婚して財閥の会長夫人に収まりたいからなのだと判断する。


しかしスンジョンは、自分が今までどれだけ苦労してきたか、ミンスのようなボンボンを相手にするのとは訳がちがうのだと、言い切るのだった。


ジュンソンとスンジョンの対立を見て、何気に小気味よく思うグァンウン。


ミンスはスンジョンが心配になり、自分のためだったらそこまでやらなくてもいいと言う。


ユ会長に自宅に招待されたスンジョンは、今月中にミンスを手伝って、新作を見せると宣言するのだった。



第64話



スンジョンとミンスをペアにして、共同で料理を作らせることにしたジュンソン。


しかし、スンジョンとミンスは切ない気持ちを表に出さないまま、ひたすら料理を研究する。


そんな2人を見ながら、いつしかグァンウンは料理を試食するようになり、また、それを楽しみにするようになる。


自分の作った料理をおいしそうに食べてくれるグァンウンを見ながら、スンジョンは複雑な思いを抱く。自分を捨てたと思うと恨めしい気持ちでいっぱいになるものの、ジュンソンに生涯、利用され続けたと思うとグァンウンが哀れに見えてくる。


グァンウンは自分のために料理を作ってもらうことがこんなに喜ばしいとは思わなかったとスンジョンを褒めちぎる。


するとスンジョンはグァンウンになぜ結婚しなかったのかと質問する。



第65話



スンジョンにもらったカーディガンをうれしそうに着るグァンウン。


そんなグァンウンをジュンソンは小馬鹿にする。そして、贈り物をして懐柔し、何かを引きだすための作戦なのだと言う。


グァンウンはふと、料理大会に来たギョンボクのことが気になる。


スンジョンの家の近所に住んでいると聞き、何か引っかかりを覚えるのだが…。


一方、スンジョンとミンスは新しいメニューの開発に取り組んでいた。コストの高い鯛は使えないため、鯛に代わる白身魚を探さなければならない。


それも、家族での外食が増える入学・卒業シーズンまでに開発を終えなくてはならないので、のんびりとはしていられなかった。新メニューの開発が無事に終わって…



第66話



スンジョンの出勤時間に合わせて、家の近くで待っていたグァンウン。


スンジョンの誠意に応えて、自分のことを少しでも分かってもらおうと、話をしに行ったのだった。


車の中でグァンウンは言う。愛していた人とはカン社長だと…


予想していたとはいえ、本人の口から直接聞いたスンジョンは複雑な思いにとらわれる。


グァンウンは、「カン社長には自分が話したことは秘密にしてほしい」と言う。


カン社長とはどの程度の仲だったのかを聞くスンジョンに、グァンウンは「自分の片想いだ」と答えるのだった。


施設で育ったジュンソンはとても可哀想な人なので、あまり憎まないでやってほしい、とグァンウンは言う。



第67話



ギョンボクがスンジョンの家の大家… ヒョンムクの家の大家もギョンボクではなかったか。


突然その2つが結びついたグァンウンは、ジュンソンに隠れてスンジョンの履歴書を見る。


そこには「父ヒョンムク」と、しっかりヒョンムクの名前が書かれていた。驚愕するグァンウン。


事実を知ったグァンウンは、ヒョンムクに会いたいと電話をする。一方、ウンボクの浮気を疑っているセミとピルスン。


セミは、ウンボクにかかってきた女からの電話のことをピルスンに話す。


どうしていいか分からない2人だった。弟のことが心配なグムボクは、韓医院を訪れる。


その時、夜8時に会おう、というウンボクの電話を聞いてしまう。誰からの電話かと聞くグムボクに、ウンボクは…



第68話



農家の代表を呼び、スンジョンと三者対面を行う日。ユ会長やジュンソン、ミンスが待っている中、農家の代表は来なかった。


グァンウンが農家側の間違いだったと説明して一件落着する。


ユ会長は、スンジョンを疑ったことを詫びて、ミンスとスンジョンを本社の食品開発室に送ることを約束する。


大喜びのミンスとスンジョンを尻目に、ジュンソンは1人、悔しがるのだった。


バラ園にスンジョンを呼び出したジュンソンは、男など信じるものではないと延々と説く。


だがスンジョンは、ミンスと結婚するつもりはない、との一点張りだった。


一方、ウンボクが毎晩、社交ダンスの練習をしているのを見てしまったグムボクは、ウンボクを呼んで話を聞く。



第69話



ヒョンムクはスンジョンに、母親のもとに行きたいかと聞く。


嫁に出したと思えば寂しくない、とヒョンムクは言うが、そんなヒョンムクが可哀想でたまらないスンジョン。


本社の食品開発室に出勤するまでしばらく家で待機中のスンジョンは、久しぶりに店を手伝いに行く。寒い中、手袋もせずに出前に行こうとするヒョンムクの手を見たスンジョンは、荒れた手を見て驚く。


その日の晩、ハンドクリームを塗ってあげたスンジョンは、ヒョンムクの足を見てさらに驚く。


靴修理の仕事をしていた頃、あまりの寒さに凍傷になりかけた足だった。


そんな苦労をしてまでヒョンムクは自分を育ててくれたのだった。



第70話



スンジョンはジュンソンに呼ばれて会社に行く。


自分の味方につけという話は考えてみたか、と聞くジュンソンに、スンジョンは「考えてみると言った覚えはない」と突っぱねる。


そんなスンジョンに対してジュンソンは、大胆な提案をする。


ミンスを裏切って自分の側につけば、外食事業部をあげるというのだ。


義母からの慰謝料としてもらった、唯一のジュンソン名義の財産だという。


自分のすべてを賭けてでも戦いに勝とうとするジュンソンに、スンジョンはただ驚くしかないのだった。


帰り際、スンジョンはグァンウンに偶然会う。2人は簡単な挨拶を交わす。


互いに親子であることを知りながらも、それを口にしないで別れるのだった。



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