「かぼちゃの花の純情」のあらすじ
各話あらすじ
- 第31話
ソンウンと一緒にスーパーに買い物に行ったピルスンは、偶然、昔の友達に会う。
お金持ちの家に嫁ぎ、娘が薬剤師、息子が韓医者であるピルスンは、友達にうらやましがられる。
娘にお見合い相手を紹介しようかと言われるのだが、ピルスンは口を濁すしかない。
そんな時、そばにいたソンウンを誰なのかと尋ねられる。
ピルスンは恥ずかしくて「娘婿」だとは紹介できず、ビルの管理人だと言ってしまう。
そんなピルスンに対してソンウンは寂しさを感じるのだった。
一方、ジュンソンは、面接を受けたミンスのことを社員たちが噂しているのを耳にして、内心穏やかではない。
グァンウンに八つ当たりをすると、「ミンスのファンクラブができそうな勢いだ」と言われて、さらに腹が立つのだった。
- 第32話
ジュンソンはミンスが面接の時にとった態度をジェファンに聞かせる。
その話を聞いたジェファンは怒り、遺言状の作成のためにすぐに弁護士を呼べと怒鳴りつける。
事態を収拾することがでできず、肩を落として部屋を出たミンスは、ジュンソンの暴走を止めてほしいとグァンウンに訴える。
だがグァンウンは、ジュンソンは誰の手にも負えない人だと言い、彼女に頼るか、引くかのどちらかを選ぶしかないとミンスに忠告する。
一方、サラはピルスンに頼みこんで、ミンスに白菜の配達を頼む。
ピルスンが昼食に振る舞ったクッスを食べていると、ちょうどスンジョンがやってきて……。
- 第33話
グァンウンは会社が長年にわたって開発してきた新製品をライバル会社が先に売り発表し、売りに出すことを報告する。
その報告を受けたジュンソンは驚き慌てる。
その様子を見ていたミンスは、ライバル会社が史上を先に占領してしまったら、会社は致命的な打撃を受け、今も株価が暴落していると伝えながら、ジュンソンにどのように会社経営に携わっているのかを問いただす。
隣で一部始終を見ていたジェファンはただショックを隠せない。
一方、スンジョンはドングリムク丼を作ってはミンスと一緒に食べながら、それまで食べ物を作るのに苦労してきたことを1つ、2つと思い出すのだった。
- 第34話
ミンスはジュンソンから、ひょっとして新製品の開発報告書を流出させたのではないかと質問を受ける。
自分が流出させる理由はない、自分を疑うよりも先に、正式に警察に捜査を依頼することを促す。
するとジュンソンは、報告書を流出させた人物が、社長の側近が流したと話したことを伝えるが、ミンスはジュンソンの関心事は会社ではなく裏金だろうと虚を衝いたため、ジュンソンはうろたえる。
一方、家出をしたグムボクが家に帰ってくると、ドククはグムボクを抱きしめて、どんなことがあってもグムボクは自分の大切な息子だと言いながら慰めようとする。
- 第35話
ジュンソンが寝間着姿で2階に上がろうとすると、グァンウンは彼女に部屋で休め、楽しいお遊びを一度で終わらせたくないと言い、ジュンソンを呆れさせる。あからさまにエスカレートするグァンウンの態度にやきもきしながら様子を見るジュンソン。
オ・ドククはグムボクを何ごともなかったよう素知らぬ顔をしていたが、食事の時間を境についに本音を表し始める。
スンジョンはお店に来た子どもがムク丼をよく食べるのを見て満足する。
その頃、ミンスはジュンソンに新製品の開発報告書の問題がどうなったかを尋ね、その結果を聞いて驚がくする。
- 第36話
ジュンソンは腹を立てたままレストランの社長室に入り、マネージャーの名札を探して自分の服につける。
その後、新入社員の前に立った彼女は自分紹介をしながら、実務において点数の低い場合は、入社が自動的に取り消されると伝え、ミンスをはじめ新入社員を緊張させる。
すぐに実習が始まり、ミンスは緊張のあまりミスをしてジュンソンに厳しくたしなめられる。
スンジョンはのり巻きを作って丁寧に包み、ギョンボクの所へ持っていき、新年の挨拶とともに父親のヒョンムクを気遣ってくれたことへのお礼を言う。
スンジョンにお礼を言われたギョンボクは喜ぶのだが……。
- 第37話
スンジョンとヒョンムクがレストランに入ると、すぐにミンスが実習で学んだことを実践し、2人をテーブルに案内する。
レストランに入ったスンジョンにとってはすべてが真新しく、ついきょろきょろと見回してしまう。
いつかこんなレストランを経営するのだと言うスンジョンを温かく見守るヒョンムク。
ジュンソンは客の予約が漏れていたのが、ミンスのミスだと知り、呼びつけて叱責する。
テーブルで食事を取っていたヒョンムクは、大声で叱りつけているジュンソンに気がつくと驚きのあまり、すぐさま家に帰ろうとスンジョンと一緒に席を立つ。
訳の分からないスンジョンは、みんなの前で叱られているミンスが心配するのだが……。
- 第38話
ミンスはスンジョンにレストランへの就職を持ちかける。
会社を救えるのはスンジョンしかいないというミンスの言葉に、自分のものでもないレストランにこだわるのが不思議なスンジョンは笑い飛ばそうとする。
しかし、レストランで行われる料理大会で優勝した者は厨房で研修が受けられ、その料理は実際にレストランの新メニューとして提供できること、また実力が認められれば、本社の食品開発部に入ることもできる話にスンジョンはすっかりその気になってしまう。
就職することは賛成しつつも、その就職先がジュンソンのレストランだと知ったヒョンムクは猛反対する。別の職場を探すようにとスンジョンに何度も話をするが、スンジョンの決心はなかなか変えられそうになく、ヒョンムクは困り果ててしまう。
- 第39話
スンジョンはヒョンムクに本当の親子でないのにもかかわらず、実の娘のように育ててくれたことを知っていたことを打ち明ける。
自分を育ててくれたヒョンムクに感謝しながら、自分を捨てるようにして血のつながらないヒョンムクにスンジョンを預けた母親のことを何度も思いながら自分の存在について考えたというスンジョン。
そんなスンジョンにヒョンムクは、スンジョンを一度も恨んだことはなく、むしろスンジョンが自分に生きる希望を与えてくれたと話す。
自分を大切に育ててくれるヒョンムクのためにも、ヒョンムクが嫌がることは絶対にしないと決心して生きてきたが、今回だけはどうしても自分の意思のとおりにしたいと訴えるスンジョン。
その姿を見たヒョンムクは、ミンスに会い、いろいろと確認する。
ミンスの説得もあってレストランへの就職を許してしまうのだが……。
- 第40話
レストランに就職したスンジョンはうれしさで気持ちが浮きだっている。
ちょうどレストランを見回していたところジュンソンを見つけたスンジョンは、すぐさまジュンソンに近づいていく。
実際に会えて光栄だ、普段もテレビで見ながらとても尊敬していたと、満面に笑顔を浮かべて挨拶をする。
興奮してうれしそうに話すスンジョンを見ながら、ジュンソンは冷ややかな口調で冷静に誰なのかと質問する。
スンジョンは新入社員のパク・スンジョンであると自己紹介したあと、ぺこりと頭を下げ、純朴な笑顔でにっこりと笑って返す。
そんなスンジョンを驚いたまなざしで見つめるジュンソンだった。