「かぼちゃの花の純情」のあらすじ

各話あらすじ

第11話



ジュンソンは、会社が給食を納品している学校のある生徒が、食後、意識を失って病院に担ぎ込まれた、という話をグァンウンから聞く。


しかも、テレビ局が生徒の親を取材していったという。ジュンソンは会社に大打撃になるのではないかと心配し、役員を全員呼び集めるように指示する。


役員の集まった席でジュンソンは、苦情窓口の責任者を問い詰め、その場で解雇してしまう。


一方、スンジョンの店に野菜を配達したミンスは、いつも孤独の中で暮らしていることを告白する。


配達も孤独な仕事だし、家に帰っても話し相手もいないのだと。


そんなミンスにスンジョンはただ「帰って」と冷たくひと言、言い放つのだった。



第12話



グァンウンはジュンソンに給料が出たらコートを買ってやると言い、大学を卒業したら結婚しようと提案する。


だが、ジュンソンは翌月、自分は他の人と結婚すると言ってグァンウンを戸惑わせる。


ヒョンムクを訪ねていったグァンウンは、自分が5年間、ジュンソンと暮らしてきたので夫婦も同然であるため、彼女を連れていかないように頼む。


グァンウンがヒョンムクに会いに行ったことを知ったジュンソンは平手打ちを食らわせて、グァンウンのことは愛していないと言う。


結局、ジュンソンは去ってしまう。


ヒョンムクと暮らしはじめたジュンソンは身ごもり子どもを産む。だが、子どもの血液型はヒョンムクとジュンソンからは出ないものだった…



第13話



25年前、ジュンソンとジェファンはレストランのオーナーと従業員という立場で出会う。


ジェファンにはヒョンムクとの生活を隠し、施設で育ったあと、一人で苦学したというジュンソン。


ジュンソンの若さと笑顔に惹かれたジェファンは、妻子がある身でありながらジュンソンをつなぎとめようとする。


ジェファンとつき合ううちヒョンムクが邪魔になったジュンソンは別れを告げる。


ヒョンムクから子どもを引き取ってほしいと言われたグァンウンは、それを引き合いに出しジュンソンを脅迫する。


大金を求められたジュンソンはヒョンムクに借金を負わせるようにして逃げてしまう……。



第14話



スンジョンと遊園地に行くために家を出ようとしたミンスは、ジュンソンと出くわす。


学校の給食事件に関するテレビ局の取材の話を聞き、鋭い目でジュンソンを見つめる。


スンジョンの店の前に行くと、弁当や魔法瓶をたくさん手にして立っているスンジョンを見て、ミンスは仰天する。


「遊園地には売店がたくさんあるのになぜ弁当を?」と不思議がるミンスを尻目に、スンジョンは「遠いから急いで行こう」と言う。


ミンスのトラックに乗って高速道路を走っていきながら、幼い頃は想像するのが好きだったとスンジョンは言う。


ミンスは小説家になればよかったのに、と言いながら楽しい車中の時間を送る。


白菜畑に着いた2人は、白菜の量を見て感動するのだった。



第15話



おじいさんからスンジョンが見知らぬ男と店で徹夜していたことを聞かれたヒョジュン。


スンジョンを誰とも引き替えにできないと言いながら忠告するものの、スンジョンからは大学に進学しなかったことがお互いの大きな溝になってしまったと聞かされる。


母親を悲しませたくないあまり、お母さんの反対を押し切れないヒョジュンとそんなヒョジュンを恨めないスンジョン。


食中毒事件で会社がテレビ局からも攻撃されそうになったジュンソンは、病院に泊まり込んでようやく被害者の許しを得る。


病院で過ごしながらジュンソンは25年前の会長の奥さんとの出会い、そして陰謀を1つずつよみがえらせる。


一方、ミンスは母親の死に疑念を抱かせた祖母を思い出していた。



第16話



サラとスンジョンの店の前で鉢合わせてしまったミンスは、どうか自分の立場をスンジョンには黙っていてほしいとお願いする。


ミンスに唐突に頼まれたサラは、そんなことはおやすいご用だと引き受けるものの、ミンスが自分の立場を偽っている理由と、スンジョンとはどうやって出会ったのかが気になると伝える。


ミンスは淡々とスンジョンに好感を持っていると伝え、サラを驚かせる。


その後、スンジョンのお店に立ち寄ったサラは、アメリカのお土産をスンジョンに渡す。サラの意外な行動を怪しむスンジョン。


一方、テレビに出演し、アフリカの子どもたちの食糧支援に対してインタビューを受けるジュンソンを見ながら、尊敬する人だとスンジョンが話すと、ミンスは耐えきれなくなって席を立ってしまう。



第17話



ジュンソンの声で、「ミンスが父親であるユ会長を追い出すために死んだ祖母側の人間を集めていると噂にしろ」と話す声が、しっかりと録音されていた。


それを聞いたジュンソンは怒りに震える。その時、キム部長から電話をかかってきて、テープがユ会長の手に渡らないようにするには、本社の専務理事の座を自分に明け渡せと言われるのだった。


ジュンソンは思わず携帯電話を床にたたきつける。


一方、スンジョンは家主であるおじいさんを訪ねていき、たまった家賃を差し出す。


全額精算できたと喜んでいたおじいさんだが、1か月分しか清算できていないと聞き、がっかりするのだが…。



第18話



ジュンソンはキム部長に向かって、自分の前で偉そうにするのは許せない、お金をもらう分際で駆け引きをするなどとんでもないと言ってにらむ。


ジュンソンは会社に戻るが、まだ怒りが収まらない。


一方、キム部長は、証券業界に流れている噂を聞き、慌てる。


いろいろ悩んだ末、結局はジュンソンに電話するのだが、ジュンソンは電話に出ない。


キム部長はどんどん焦るのだった。ミンスは書斎から出てくるグァンウンにばったり出くわして、「あなたは父親ではなくてジュンソンの秘書のようだ」という言葉を投げかける。


それを聞いたグァンウンは、一瞬、当惑する。風邪を引いたヒョンムクはスンジョンに店を追い出されるのだが、ギョンボクから映画に誘われる。



第19話



ジェファンはキム部長が訪ねてきて、数百万ウォンの金を渡して帰したとジュンソンに話す。


その話を聞いていたミンスは、自分のところにもキム部長から連絡がきて会うことになっているという話をする。


それを黙って聞いているジュンソン。


一方、スンジョンはチャン女史にカルグッスを試食してもらうが、おいしいだけで売り物にはならないと冷たく言い放つ。


落ち込んでいるスンジョンを自分の体験談を話ながら懸命に慰めるミンス。


ミンスに慰められて元気になったスンジョンは、さらに熱心に生地の開発を試みるようになる。


一方、自宅にいたミンスは、偶然、ジュンソンとグァンウンが馴れ馴れしい言葉づかいで話し合っているのを耳にする。


怪しい空気を察知し、父親に伝えようとするのだが……。」




第20話



ミンスはジェファンから、自分が父親をけ落とすための勢力を集めているのかと問いただされて戸惑う。


ジェファンは、息子のミンスに会社を譲り渡そうと考えていたのに、ふざけたことをするなと叱る。


だがミンスは、自分はそんなことをしていないと言い、ジュンソンの顔を見る。ジュンソンはなぜ自分を見るのかと淡々と言う。


キム部長からその話を聞いたというジェファンに、これはジュンソンとヤン・グァンウンの陰謀だと言い、ジェファンの怒りを買うのだった。つらくてたまらないミンスは、スンジョンに電話をする。スンジョンは、心の傷がいつか力になるのだとミンスを慰める。


ミンスはスンジョンに、つらい時に電話する相手がいてよかった、と言うのだった。




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