「かぼちゃの花の純情」のあらすじ
各話あらすじ
- 第101話
雑誌でジュンソンの顔を見たミョンジャは、自分の知っている女なのだとギョンボクとヒョンムクに言う。
ミョンジャは実は、ジュンソンのせいで看護師を辞めたのだった。
当時、新米看護師だったミョンジャは、間違った薬物を注射器に入れるという医療事故を疑われて、病院をクビになったのだった。カルテを見せてといいながら、後になってシラを切ったジュンソンや、カートのそばをうろついていて注射器を障っていた不審な男がいたことを話す。
偶然会った当時の清掃係からも、不審な男の証言を聞き、確信を持ったのだと言う。
必ず真相を暴いてみせるというミョンジャに、ギョンボクとヒョンムクはどうしていいかわからないのだった。
- 第102話
ジュンソンはキム部長を呼んで、大量の資金投入を言いつける。
だがキム部長は、会社の人たちに疑惑を持たれて、今までのことがすべてバレるのではないかと気が気でない。
ミンスは、苦労して買ったばかりの土地をなぜたたき売りのような価格で手放すのかを問い詰める。
ジュンソンはそこに工場を建てないことにしたから売ったのだとしか言わない。
ミンスはジュンソンの会社での不正を知っているのだが証拠がない。
ジュンソンに、下手に検察に告発したら会社の株は紙くずになると脅されて、どうしていいかわからないのだった。
スンジョンに、今からでもユ会長にすべてを話してこの家を出ればこれ以上悪くならない、と言われたジュンソンだが…
- 第103話
ミョンジャはグァンウンを見て、この近所に住んでいるのかと聞く。
用事があって寄っただけだと言うグァンウン。
ミョンジャは、店を出てきたヒョンムクに、今の男を知っているかと聞く。
驚くヒョンムクに、車のナンバーを控えたから、もし車の持ち主だったら身元がわかるのだとミョンジャは意気揚々と言うのだった。ジュンソンに会いに行ったグァンウンは、昔の看護師が現われたという話を聞く。
ギョンボクの生花店を引き継ぐのだと聞いて、だからヒョンムクは自分を早く帰したがっていたのかと納得する。
ジュンソンは、あの女をミンスに会わせないように阻止しなくてはと言い、グァンウンは関わるなと言うのだった。
- 第104話
会長の息子に会わせてくれと、会社のロビーで騒ぐミョンジャを見たジュンソンは、ミョンジャの連絡先をもらって追い返すよう、警備員に指示する。
一方、グァンウンはスンジョンに「殺人者の娘として生きさせたくない」と言う。
話を聞いて、グァンウンがミョンジャに危害を加えるのではないかと心配したスンジョンは、殺人は自分を愛する方法ではないと言う。
スンジョンはジュンソンのもとを訪れて、グァンウンを巻き込むなと言う。
自分を愛してくれる人を利用するなどとんでもないと。
純粋な人の手を血で汚させてはいけないと。ジュンソンは、自分の手が血で汚れるのはいいのか、と聞くのだった。
グァンウンと自分のどちらの手が血で染まればいいのか、選べと迫られて…
- 第105話
ミンスの母親殺しをネタに揺するつもりで会社に押しかけてきたミョンジャは、会長の息子に会わせなければ新聞社に駆け込むと言って大声で騒ぎたてる。
会社の玄関先での騒動に気づいたミンスはガードマンに近づいていき何ごとかと聞くのだが、社長から口止めされている彼らは、ただのクレーマーだと言うだけで取り合わない。
何か怪しい空気を感じ取ったミンスは、自分を名指しで来ている人なので、次回来たときはまっすぐ自分のところに通すようにと伝える。
それを聞いたジュンソンは慌てふためき、絶対にミンスにならないと強い口調で指示を出す。
- 第106話
ミョンジャからの執拗な連絡に意を決して会いに行ったジュンソン。
ジュンソンはミョンジャに向かって誰があなたの命を守ってくれるのかと聞き、今度誰かと交渉することがあったら、相手についてもっと正確に調べてから話をしろと高圧的に話す。
そしてバッグから10億ウォンの入った封筒を取り出し、妥当な金額だろうと言いながらミョンジャの前に差し出す。
封筒を見たミョンジャは10億という金額を聞き、大企業の財閥の会長にしては思ったよりもケチだと失望の色を浮かばせる。
一方、オ家では外出したおじいちゃんが痴ほうのせいで帰ってこないために大騒ぎになる。
家の電話番号と帰路を忘れて途方に暮れたおじいちゃんは、何とか夜遅く帰ってこられたものの、家族も本人も今後の生活に不安が募るばかり。
当の本人はもらってきた痴ほう専門療養院のパンフレットを布団の下に隠し、それを見つけたグムボクは悲しみに暮れる。
- 第107話
ジュンソンは追い詰められた表情であっちに行ったりこっちに行ったりしている。
そんな最中に電話のベルが鳴り、イライラしているジュンソンは携帯の電源を切って投げつけてしまう。
ジュンソンがあきれかえったように笑っているところに現れたスンジョンは、母親に食事だと伝えるが、こんな時にのどを通るわけがないだろうとわめき散らす。
そんな母がかわいそうになるスンジョン。
おじいちゃんの痴ほうが徐々に進む中、電話番号を書いたペンダントをいくつか広げて好みのデザインを選んでいるおじいちゃんとグムボク。
グムボクは携帯にネックストラップをつけ、おじいちゃんの首にかけながら、これからは首からかけて使うことを勧める。
おじいちゃんは痴ほうになったら英語がスラスラ言えるようになったと前向きな様子を見せるのだが…。
- 第108話
ミョンジャから億単位の金を何度もゆすり取られたジュンソンは、我慢の限界だと言いミョンジャに会って直談判しようとする。
これが最後だと言いながら金を無心するミョンジャにいきりたって反論するジュンソン。
2人のやりとりは過去にジュンソンがミンスの母親を殺したという話に発展するのだが、その話を聞いていたミンスはこらきれず姿を現す。
ミンスはバラ園にいたジュンソンに、自分の父親をたぶらかしただけでなく、闘病生活を送っていた母親までをも殺したのかと叫んで胸ぐらをつかむ。
そんなミンスを見てもジュンソンは黙って目を閉じたままだった。
そんな2人のやりとりを見ながら、代わりに詫びると叫ぶスンジョン。
グァンウンはミンスが事実を知ったことに驚き、ヒョンムクは何も答えられないまま振り返ってしまう。
- 第109話
バラ園に座っているジュンソンにスンジョンは、会社に行かないのかと尋ねる。
ジュンソンは、ミンスが特別監査チームを作って自分を追い詰めようとしていて、戸惑う姿を社員に見せたくないのだと言う。
どうしてこんなことになってもスンジョンがジュンソンの元を離れないのか、とジュンソンは聞く。
スンジョンは、自分のせいで困ったことになったジュンソンが、スンジョンをそれでもそばに置いているのと同じ理由だ、と言う。
2人は母娘の絆を確かめ合う。
ミンスはもう一緒に暮らせないと言って荷物を取りに来る。
母親を殺した人を人間として尊重できないのだと言い、スンジョンから受けた恩もあだで返すしかないのだと言う。
- 第110話
たとえ自分が死のうとも、研究で成果を出して会社を救えるように頑張るので、母親を許してやってほしい。
そう切実に訴えるスンジョンだが、ジュンソンは自分の代わりに詫びたりするな、と冷たく言い放つのだった。
ユ会長とミンスはスンジョンの謝罪を受け入れないまま、家を去る。
スンジョンはバラ園でジュンソンに、会長がどれだけつらいかを話す。
病気だった奥さんを守ってやれなかったからこそ、余計につらいのだと。
なぜその苦しみをわかってあげられないのかと。
スンジョンをバラ園から追い出したジュンソンだったが、スンジョンの言葉に心を動かされていた。
ユ会長に会いに行き、裏金はすべて返すので検察に引き渡すのはやめてほしいとお願いする。