「かぼちゃの花の純情」のあらすじ

各話あらすじ

第91話



ピルスンはヒョンムクに、スンジョンの生みの母に会ってきたと話す。


一族の跡取りを世間に内緒で結婚させることはできないし、堂々とできない婿にはさせたくないと言う。


ピルスンはジュンソンが、スンジョンを実の娘であることを最後まで否定したことを全面的に非難し、そんな母親の娘は受け入れないという姿勢を崩さない。


一方ヒョンムクはグァンウンに会い、これまで20年間という長い歳月をあの家の家族同然に一つ屋根の下で暮らしてお世話になったことを話しながら、スンジョンを家族として認めてくれたら、たとえ殺人者の娘であろうとも温かく受け入れてくれるだろうと伝える。


第92話



グァンウンはスンジョンがミンスの実母の死について苦しんでいることをジュンソンに話しながら、多くの人に罪を償うためにも副会長の就任をあきらめろと言う


その話を聞いたジュンソンはしばらく考えてふけって、話しかけずに出ていってほしいと言う。


そう言いつつも、ヒョジュンの家族がスンジョンを家族として認めたら、殺人者の娘だと明かしても受け入れてくれるだろうと、ヒョンムクが話したことを改めて聞き直した。


そしてインターホンを押し、食品開発チームのオ・ヒョジュン研究員の家の電話番号を押してほしいと連絡する。


第93話



ジュンソンはグァンウンにパク・スンジョンが出社したかと聞き、グァンウンが調べたところ出社していないことがわかった。


スンジョンが心配になったジュンソン。


グァンウンはミンスに何を言うかわからないと言い、スンジョンを捜すために慌てて出て行ってしまった。


ジュンソンはスンジョンが消えたことをミンスに話すことは、スンジョンが自分の娘であることを認めることになるとわめき散らす。


そんなことを言っている場合じゃないとカッとなるグァンウン。


一方、スンジョンは川辺に座り、流れる川を見ながら思いにふけっていた。


ヒョンムクはスンジョンがいないことを知らされ動揺してしまうのだが。


第94話



スンジョンの告発によって中断となった就任式。人々が去ったあとでジュンソンはもう一度壇上に上がってみる。


自分の副会長就任を祝う垂れ幕を見上げ、再び会場を見回しながら、自分が生きてきた時間を振り返ってみる。


そんなジュンソンを見つめて、何を考えているのかと聞くグァンウンに、ジュンソンは今日の1日が早く過ぎてしまえばいいのにと答える。


明日自分に何が起きても、今日よりはマシだろうと話し、再び寂しそうな目で誰もいない式場を見下ろす。


第95話



ジュンソンはジェファンの家から追い出されて、裸足のまま外にほうり出された自分の姿が信じられないという顔をしながら唖然とする。


グァンウンはジェファンのところに域、すべては自分のしでかしたことで、ジュンソンは悪くないのだとかばうがジェファンの表情には断固として受け付けない強さが見られた。


ジェファンは部屋に入ると寂しそうにジュンソンのドレッサーを見つめる。


ジュンソンが使っていた物があちこちに置かれている部屋で、愛する女性を突き放したつらさで涙が出そうになるのを我慢して目を閉じる。


ミンスは父の落胆する姿を見て胸を痛める。


第96話



ヒョンムクが配達に行こうと慌てて店を出ると、ジュンソンが外で待ち受けていた。


ヒョンムクと目を合わせたジュンソンはムク丼を食べたいと言いながら、あのまま研究員を続けていたら今ごろ所長にもなれたであろうに、おかもちを持って飛び回る姿はひと言で見応えがあると言う。


そんなジュンソンの言葉を聞いたヒョンムクは、忙しい人を呼び止めてくだらないことを言うな、と言いながら、ムク丼を食べたければ店に入って勝手に注文して食べろと叫ぶ。


ジュンソンは急いで配達に向かうヒョンムクの後ろ姿を見ながらしかめっ面をする。


第97話



ジェファンはミンスにジュンソンを呼び戻すしかないと言う。


ミンスは驚き、ジェファンは実際に今のお前では1人で会社を営んでいけないだろうと言う。


ミンスはジェファンが再びジュンソンの手口にだまされたことを惜しむ。


ジュンソンは副社長の座に就任し出勤する。ミンスはジュンソンにすべて計算してやったことなのかと問いただす。


一方、ヒョンムクは食材を仕入れに行き戻ってくると、食堂からグァンウンが出てくるのを見る。


ヒョンムクは何事かと思い、なぜまた来たのかと訪ねる。


グァンウンは空腹だったので来たついでに食べてみたらおいしかった、また来てもいいかと聞いてヒョンムクの機嫌を伺う。


ヒョンムクはそんなグァンウンを不憫に思い、お茶に誘う。


第98話



ヒョンムクはスンジョンに母親と一緒に暮らしたければ行っても構わないと言う。


スンジョンはヒョンムクを思い、行かないと言うが、親子は一緒に暮らして情がわくものであり、離れていても無事を確認しあえればいいと言い、スンジョンをジュンソンのもとに送り出す。


会社の屋上でミンスとスンジョンは考え込んでいる。


ミンスは突然スンジョンさんが僕の妹になって1つ屋根の下で暮らさなきゃいけないなんて、スンジョンさんはそれを受け入れられるかと聞くが、何も答えない。


ミンスは到底受け入れられないと良い、スンジョンはなぜ私がカン社長の娘であることを認められないのかとカッとする。


ミンスは泣き顔で、よりによってなぜスンジョンさんがカン社長の娘なのかと言って悲しむ。


第99話



スンジョンはジュンソンの家に行き、独り暮しが始まったヒョンムクはチゲをテーブルに運び鍋のフタを明け、1人で食事する。


その時、ヒョンムクの携帯にスンジョンからメールが届く。


朝食をおいしく食べているのかという内容を読むと、ヒョンムクは思わずほほ笑んでしまう。


ジュンソンとスンジョンが社屋に入ると、社員が一斉に頭を下げて挨拶するのを見て、スンジョンは1人1人に頭を下げて挨拶を返そうとする。


そんなスンジョンを見ながらジュンソンはいちいち挨拶を返すことはないと忠告する。


ジュンソンにそう言われながらもスンジョンは申し訳なくていたたまれなくなる。


第100話



ミンスが1人で酒を飲んでいる時、そんなミンスの後ろ姿をスンジョンはじっと見つめている。


そして部屋に戻ると、ベッドの上でジュンソンの言った言葉を思い出していた。


そうしているうちに、ミンスとジュンソン、そして自分が将来ぶち当たる悲劇を予感するように冷たく目を閉じた。


翌日の朝、ミンスが前日の場所でそのまま突っ伏して眠っているのを見たスンジョンは、ミンスがかわいそうに思え毛布をかぶせてその場を去ろうとするのだが、ミンスはスンジョンをつかまえてつらそうに一緒に家を出て行こうと話す。


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