ハン家を追い出されたセビンはタルギを連れて行方をくらます。この件が起爆剤となり、2人の母はタルギを巡り火花を散らす。ウンシルは自責の念に駆られながらもスニョンにセビンに母親としての時間をくれと頼み込む。

セビンの手を振り切ったタルギが走って来た車と接触し転倒してしまう。手術は成功したものの意識が戻らない。大人の都合で人生を翻弄され命までも脅かされている愛娘をスニョンは懸命に看護し再びこの手で抱きしめることを願う。

数日後、タルギは意識を回復する。しかし事故のショックから記憶障害の診断を下された。ハン家ではボオクやジュランがスニョンを励ます。一方、セビンは預かっていた離婚届に捺印をしてジュミョンに返すのだった。

離婚手続き中のジュミョンは心機一転を図り、エンプ社とフランスのメーカーとの提携事業を担当することに。セビンは罪の意識とわずかに残る愛を胸にジュミョンの元から去る。タルギは自宅療養を許され退院。ハン家に笑顔が戻る。

ジュミョンはセビンのたった１つの願いを断り、慰謝料としてワン家の自宅を差し押さえる。自宅療養中だったタルギは記憶を取り戻す。家族はタルギの笑顔に心が洗われる思いだった。エンプ社では 氷河"の発売が決まる。

セビンと両親は自宅を明け渡し借家住まいに。エンプ社ではジュミョンが契約した海外メーカーの２重契約が発覚し新製品の発売が急遽中止となる。それを知ったスニョンは保管していたセジョンの研究ノートをサンスに渡す。

「セビンを深く愛したからこそ憎しみが深い」とジュミョンはスニョンに苦悩を訴える。サンスは5年前エンプ社が特許を取得したβレチノールの実験結果をスニョンの亡くなった前夫セジュンの研究ノートの中に見つける。

エンプ社ではサンスの提案したナチュラルバランスを新製品のコンセプトに採用、製品化を急ぐ。安堵したジュミョンに特許技術取得で関わった男から脅迫電話が入る。一方、セビンは仕事に就いたものの1日でクビになってしまう。

セビンは酒の席で男に媚を売り家族を養うように。そんなセビンにジュミョンは彼女に遠くに去るよう伝える。エンプ社では企画会議が開かれスニョンも営業部員として参加。ギュジンもスニョンの働きに大きな期待を寄せる。

ジュミョンはある1枚の家族写真を見て蒼白となる。5年前、特許技術を盗み、事故死したセジュンが、義母スニョンの前夫でセビンの兄だったからだ。その頃、何も知らないスニョンはハン家の家族として幸福をかみ締めていた。