「まるごとマイ・ラブ」のあらすじ
万年浪人の弟と大学生の姉からなる双子を中心に展開する爆笑ラブコメディ
モラトリアムの手段として浪人生活を続けるオギョプはいちおう予備校に通っている。だが頭にあるのは進学や就職のことではなく、どうやってこの生活を続けられるかどうか。一方、双子の姉のクムジは大学4年生で、こちらは対照的な野心の持ち主。
オギョプが通う予備校の院長は、予備校経営だけでなく不動産ほかいろいろなことに手を出している謎の人物で、彼の下で働く“執事”や予備校講師もくせ者ばかり。
彼らが巻き起こす日々の大小の“事件”をユーモラスに描く爆笑ラブコメディ。
各話あらすじ
- 第31話
ミソンは、院長を補佐するテスのことを気に入り、クムジの結婚相手にと心に決め、キム執事にテスのことをいろいろと聞く。
キム執事はそんなミソンの行動を怪しく思い、ミソンがテスに気があるのではと誤解をしてしまう。いっぽう、クムジに靴を買ってやる約束をはたすためにドゥジュンは、靴を買うのだが、ドゥジュンの部屋で靴を見つけたウニは、自分のものではないとしり気を落とすのだが、ドゥジュンがモデルの仕事をしたと知り、ヌードモデルとは知らずに機嫌を取り戻す。クムジは、ミソンのはからいでテスとディナーを食べるチャンスをつかむのだが、テスと執事はミソンがテスとクムジをつなげようとしていることに気づく。そして、クムジはテスとのデートにドゥジュンからもらった靴をはいて行くのだが、デートだと思ったのはクムジの勘違いだった。
- 第32話
父親の復讐を企んでいるテスは、キム執事のアイデアで、キム院長の電話に盗聴器をしかけ、キム院長の不正を見つけようとする。しかし、キム院長は謝恩品でもらった電話機を自分の机に設置し、今まで使っていたテスが盗聴器を仕掛けた電話機をスンアに売ってしまう。テスは盗聴器を回収するために、ウジンに用件があるという口実でスンアの家に行くのだが、回収するチャンスをつかむことができずにスンアたちと食事までしてしまう。いっぽう、クムジは夜になってもテスが帰ってこないことにイライラし、何とかスンアの部屋の電話機に近づけたテスは盗聴器をたくさんある大豆の中に落としてしまう。帰るに帰れなくなったテスは、帰ってきたウジンにありもしない用件を伝えるのだが、その内容は自分をからかうウジンの行動が気に入らないということ。でも男らしいウジンはお酒でも飲みながら打ち解けようとテスをお酒に誘うのだが…。
- 第33話
キム院長は、ミソンやオギョプ、クムジに口実があればすぐに怒鳴りちらしながら説教をするのだが、キム執事はそれがうれしくてたまらない。ミソンは院長と家族になって間もないから時間がたてば打ち解けられると子供達に言う。いっぽう、商店街のイベントに100万を寄付する順番がまわってきたキム院長は、払わないために身を隠すのだが、スンアのせいでバレてしまう。仕方なく100万を寄付したキム院長は、ミソンたちに100万を回収するためにイベントに参加すると宣言する。ミソンは、キム院長との家族愛を育むために子供たちを説得して、練習を始めることにする。いっぽう、スンアは賞金の100万で祖母ヨンオクの歯の治療を受けさせるために、ウニと祖母を誘って参加することに決める。みんなの関心がイベントに集中する中、院長も家族たちに優しくなり、順調に練習をするのだが、ある日腰を痛めてしまうのだが…。
- 第34話
塾の講師や院長は、チョン先生のおごりでお酒を飲むのだが、ナヨンはそこで酔ったふりをしてテスにスキを見せるのだが、冷たくあしらわれてしまう。ナヨンは、テスのそんな態度から女がいると誤解をするのだが、それを聞いたクムジまでもが不機嫌になる。
翌日、昼休みにスンアのお弁当を楽しそうに食べるテスの姿に、ナヨンとクムジは、スンアがテスの彼女だと勘違いし、みんなに言いふらす。いっぽう、その噂はオギョプの耳にまでは入り、オギョプはテスに、スンアがテスとつき合ってるのは、自分の気を引くためだからと、別れるように忠告する。院長は、セッビョルの唯一の手がかりであるチェさんのお見舞いに、テスを行かせるのだが、塾を出るテスの手に花束があるのを見て、ナヨンとクムジは、スンアに事実を確かめに行かせる。そして、尾行が下手なスンアはすぐテスに気づかれ、仕方なく賭をしたとウソをつきながら恋人がいるのかと聞くのだが…。
- 第35話
どケチなキム院長は、ミソンたちに日ごろ節約するようにと、暖房や水道をなるべく使うなと言うのだが、3人は直接は文句も言えずにグチをこぼす日々を送る。そんなある日、キム院長は投資に失敗し、大きな損害を出すのだがそのショックで病院へ運ばれてしまう。そしてキム院長はミソンには妻として銀行とのやりとりを任せ、クムジには院長の代理のつもりで塾を経営するようにと言う。そして、オギョプは勝手に後継者のつもりで浮かれる。いっぽう、ヨンオクは友人のスノクが助からないと聞き、ウニの前で涙を流しながらスンアとの本当の関係を語るのだが。偶然帰ってきたドゥジュンは2人の会話を聞き、自分はウニの実の息子じゃないと勘違いし、次の日からウニに尽くすようになる。キム院長の資産の規模を知ったミソンは、クムジやオギョプに今後は上品に振る舞うようにと言うのだが、そんなミソンに婚姻届が出されていないとの知らせが入る・・・。
- 第36話
テスに気があるクムジは、テスの部屋にこっそり入り、テスの好みや趣味を調べる。そしてそんなクムジにミソンはオギョプの進路を相談するのだが、クムジはテスに相談してみるといって、テスとお茶をする口実を作る。
いっぽう、執事と相部屋のオギョプは執事のことを馬ヅラだとからかい、執事はそんなオギョプがイヤで仕方ない。クムジにオギョプのことを相談されたテスは、学費がかからないオーストラリアの牧畜学校へオギョプを留学させることを勧め、いつの間にか家族全員がそれに同意してしまい、オギョプの留学が決定する。クムジは自分のせいでオギョプの留学が決まったことを気にしながらも、テスを口説くために開き直ることにする。留学する前日、キム院長の家でオギョプの送別会が開かれる。そして、オギョプはその日スンアへの自分の気持ちに気づき、スンアへ手紙を書くのだが…。
- 第37話
キム院長は、自分の塾の近所に新しく学習塾ができたことで危機感を感じ、極寒の中スンアに毎日チラシを配らせる。そんなスンアを見かねたウジンは、チラシを配るスンアに自分のマフラーをかけてあげ、温かい飲み物までごちそうするのだが、そんな光景を見たテスは複雑な気持ちになる。いっぽう、ますますキム執事のことが嫌いになってきたオギョプは、ヨンオクの若いころの写真を携帯に取り込み、執事に見せる。キム執事はなんとかヨンオクを紹介してもらおうと、オギョプに尽くすのだが、オギョプはすぐに返事を出さずに執事をじらす。スンアのチラシ配りが効果をなし、生徒が増えたことで欲をかいたキム院長はチラシを配る時間を夜9時まで延長するように命じるのだが、テスがそれはやめるように説得する。しかし、そのあとテスの前でウジンはスンアに、彼女のふりをして同窓会につき合ってくれと頼むのだが…。
- 第38話
スンアが塾の生徒からアメをもらって喜ぶと、それが面白くないオギョプはそのアメを奪ってしまう。それを見たミソンはスンアに忠告を忘れたのかと詰め寄る。
いっぽう、セッビョルの手がかりを握るチェ・スノクが意識を戻したと聞き、キム院長は病院へ駆けつけるが残念ながらまた意識不明におちいってしまう。キム院長は気を落として病室をあとにする。そこでスノクのお見舞いに来たヨンオクとでくわす。スンアは夢で母親に会うのだが、夢に出てきた母親はミソンにソックリで、実の母親みたいなぬくもりを感じたとヨンオクに話す。そんなある日、死んだ妻の命日を迎えたキム院長は、ミソンにそのことを話し、法事の準備はしなくていいと言うが、ミソンはそれを断り法事の準備をすると言ってしまう。キム執事もオギョプもクムジも法事の手伝いから逃れ、ミソンは1人でお供えの料理を作ることになる。そんなミソンを手伝いにスンアがやってくる。
- 第39話
ドゥジュンは、愛するクムジの写真をポスターにして部屋にはる。後輩からキムコーチが結婚するとの連絡が入るが、ドゥジュンは軍隊に行くまで柔道をやっていて、ウニはそんなドゥジュンがケガするたびに涙を流したという。
いっぽう、ソーセージが大好きなキム院長は、以前入院した時に受けた健康診断の結果が悪かったため、ダイエットを決心するが、そんな院長を禁断症状が襲う。しかし、キム執事や講師たちはソーセージをやめないかぎり痩せるのはムリだとの意見を出し、院長はソーセージをやめて本格的にトレーニングを始める。
毎日のようにドゥジュンを殴って蹴るクムジにウニは腹を立てるが、ある日ドゥジュンの体中にあるアザを発見し、クムジが怒られてしまう。そんな誤解をされたクムジは、ドゥジュンが黒いスーツの男たちにさらわれるのを見て、ドゥジュンを救出しようとするのだが・・・。
- 第40話
テスが交通事故で入院したと聞いたキム院長とクムジ。キム院長はテスのお見舞いより、セミナーが大事だと言ってお見舞いを後回しにし、クムジはテスが心配で、ナヨンに一方的に授業を代わってもらい病院へ駆けつける。クムジが病室に駆けつけると、ドゥジュンまでもが入院していて、ドゥジュンは自分のために来たのだと勘違いをする。ドゥジュンの勘違いや優しさを利用し、クムジはテスの看病をする。いっぽう、テスの分まで仕事をしなければならない執事だが、院長は頼りない執事の仕事ぶりに腹を立てる。
ウニはお見舞いに来てテスの体ばかり心配するミソンに気を悪くしてしまい、ドゥジュンのお見舞いに来たオギョプはテスに頭を叩かれてしまう。同じ病室で時間をすごしたことでドゥジュンはこれからテスを兄のように慕うと言い、先に退院する。そして、クムジのために塾に夜食を届けるのだがクムジがいなかったため、その夜食をテスに届けようとするのだが・・・。