あらすじ
ユリの祖母は、クリスマスイブに、母親が誰なのかは聞くなと言うならずものの息子から、産まれて間もない女の子を渡される。彼女はこの上ないクリスマスプレゼントだと喜び愛を注ぎ、孫娘ユリ(キム・ボラ)をひとりで育ててきた。しかし、ユリの父が亡くなったことをきっかけに認知症が悪化、不慮の事故で亡くなってしまう。ひとりになってしまったユリは、祖母の死を受け入れられず、誰にも会わずに過ごしていた。そんなある日、ソウルの大学に進んだ幼馴染のヨンジュン(キム・ジュノ)が、音信不通のユリに会いにくる。ユリは、ヨンジュンの家で見つけた、祖母が好きだったオーロラのポスターに記されたカフェ「フィンランドパパ」が気になり、そこで働くことになる。一風変わったルールのある、それぞれが傷を抱えた従業員たちと一緒に働くうち、事情があり、会いたくても会えずにいた親友のウヒョン(キム・ウソク/ X1出身・UP10TION)の気配を感じるようになる。