ウジュとテミン…彼らの空間。そこで生まれる彼らだけの愛しい時間。あなたの夢は、ワインよりもかぐわしい。

テロワール

放送日: 放送は終了しました

各話あらすじ

視聴方法

ワインレストラン『テロワール』を舞台に繰り広げられる、夢とロマンス！
韓国伝統酒との対比と、フランスワイン文化をひも解く本格ワインドラマ『テロワール』

■演出
キム・ヨンミン(｢愛の賛歌(MBC 2005)｣｢H.I.T(MBC 2007)｣)

■脚本
ファン・ソング(映画｢サッド・ムービー(2005)｣脚本担当、映画｢僕の、世界の中心は、
君だ(2006)｣脚色)

出演　：　キム・ジュヒョク、ハン・ヘジンほか
提供元　：　SBS
話数　：　全20話
韓国放送日　：　2008年12月01日
KNTV初放送　：　2009年09月15日

あらすじ

ワインをこよなく愛し、専門家を目指すカン・テミン(キム・ジュヒョク)。彼の伯父は、死んだテミンの父に代わってハンガン建設の後継者となった。伯父に連れられてフランスに渡ったテミンはワインのことを教え込まれ、そこでフランス人一家の養子となっていたジソン(ユソン)に出会う。こうしてテミンの心の傷は少しずつ癒えていった。
あるとき、ミール貿易のヤン・スンゴル社長と、末期ガンを宣告された伯父に頼まれ、テミンは｢シャトン・ムアマイヤー1945｣を求めてフランスはボルドーへと向かう。
一方、伝統酒の蔵元｢ナンチョ｣で育ったイ・ウジュ(ハン・ヘジン)は留学に発って以来１年間音信のない恋人を探すべく、フランスに向かう。
道中ひょんなことから、テミンが苦労して入手したワインとウジュの野イチゴ酒が入れかわってしまう。ウジュとは同じ飛行機で席も近かったために、ワインを探そうとしたテミンはうっかり痴漢の疑いをかけられ、大弱り。帰国後、ワインの紛失を正直に打ち明けるテミンだったが、伯父に渡そうと隠しているのでは…とヤン社長に疑われしまう。間もなく伯父は息を引き取り、遺産としてナンチョ酒造を譲り受けたテミンはその土地にワインレストランを作ろうと計画し、住民に立ち退きを要求。｢私は素直に立ち退こう。その代わり、これまで働いていた従業員を店で雇ってほしい｣というウジュの祖父の条件が通り、ウジュ本人もレストランで働くことになる。こうしてワイン専門レストラン｢テロワール｣は開店。しかし、テミンに恨みを抱くヤン社長の画策によってワインの供給が停止したり、ウジュとテミンが衝突を繰り返したり、ウジュとジョイ・パク(キ・テヨン)が出会ったり…。そんなある日、ウジュはワイン雑誌の記事に入れ替わったテミンのワインを発見。なんと１億ウォン以上の値がついていた。

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登場人物

: カン・テミン　役/キム・ジュヒョク
誰かが言った。韓国初のワインマスターが誕生するとしたら、それはカン・テミンである…と。彼は、変化を嫌う保守的なワインの世界を揺るがす革命児。50カ国以上のワイン生産地を縦横無尽に駆け回り、時に未知のワインを発掘し、時に名のあるワインの名誉を奪う。一般的なワインの評価点よりも、自らの五感を信じる男。

ブドウやオーク樽については、ワイン作りの現場の誰よりも博識。ワイナリーのオーナー本人よりもその生産ワインの歴史に詳しい。彼の選んだワインは韓国で大評判。彼が評価しなかったワインは最悪の扱いを受ける。

ワインに無知な東洋人と早合点したワイン業者たちに鮮やかな仕返しをお見舞いして、彼は業界の注目の的となった。世界的なワイン専門誌に韓国産のワインは載らなかったものの、テミンの写真は大きく扱われた。それからというもの、世界はワイン専門家として以上に、人としての彼に関心を持ち始めた。

: イ・ウジュ　役 /ハン・ヘジン
自分こそは誰よりも特別と信じる、天真爛漫な27才。

長い黒髪のポニーテール。化粧気もなく、幼少時からの清酒風呂入浴のおかげか、美しい肌と髪が自慢だ。三度の食事はしっかり取る。風邪ひとつ引かず健康そのもので、酒のカメを軽々と担ぐほどにたくましい。ひたすら｢前進あるのみ｣の彼女は、日常生活でも後先を考えず猪突猛進。壁にぶつかるのも結構、そのときに答えが出る…と、無謀なほどに前向きだ。ストレス解消法は、町内のバッティングセンターのモグラ叩きゲームや、何でも秘密を話せるユッコンとのおしゃべり。そんな彼女を、周囲は｢宇宙から落ちてきた女の子(ウジュは韓国語で'宇宙')｣と言う。

親はいないが、愛情深い祖父母のもとでまっすぐに育つ。ウジュ(宇宙)の名の通り、宇宙や星に関心があり(夜空を見上げるのが大好き、星座占いも固く信じている)、名門大の航空宇宙工学科にも進学したが、訳あって中退。伝統酒造りの蔵元育ちのため、酒に関する博識と絶対味覚、嗅覚を誇る。彼女は祖父の店｢ナムチョ｣を韓国一の伝統酒の店にするという夢を描いていた。あの男、カン・テミンが現われるまでは…。

: アン・ジソン　役/ユソン
あらゆる光を通すワインのように、すべてを受け入れる女性。生まれてすぐにフランス人夫婦の養子となった。実の親や故郷である韓国へ郷愁が湧かないほど、養父母の愛に恵まれ、何不自由なく育った。しかし、渾身の家具デザインが盗作された事件をきっかけに、自分が養子だったことを知り、祖国・韓国を思う心が生まれる。そして、そこには愛するテミンがいた。願いを全て叶えてくれた彼。きっと心の傷も癒してくれる…しかし、テミンは別な女性に思いを寄せていた。ワインにコルク栓の匂いがつく｢ブショネ｣のごとく、彼女の心を嫉妬の香りが染めていく。まさか、テミンがウジュのような女性を選ぶなんて…高まる不安。デザインで失敗したときのように、自信がこぼれ落ちてゆく。生まれて初めて、彼女は天に祈るのだった。

: ジョイ・パク　役/キ・テヨン
行動が紳士的で隙がない。

女性の気持ちを常に先読みし、パーフェクトに気遣う。その行動が常に女性のハートを射止め、'ジョイ'の名にふさわしく人生を謳歌してきた。才能にも恵まれた彼は、若くしてハンガン建設の理事を勤め、カン会長から絶大なる信用も得ている。常にすべきことを正確に把握し、行動する。幼い頃からフランスで生活したためにワイン文化に精通するが、工事現場の労働者とも気軽にマッコリを飲み交わすほど性格は飾らない。

周囲の羨望の的である彼だが、その隙のない笑顔の陰には秘密があった。かつてテミン宅に泊まった際に、彼の火遊びから大火事を出してしまったのだ。帰宅したテミンの親はわが子を助けようとして火に巻き込まれ、死亡。そのままテミンの家庭は崩壊した。事実を言えないまま、両親の手に引かれてフランスに戻って以来25年…テミンが火災の悪夢に苦しんだ一方で、彼も罪の負い目に苦しみ続けた。ジソンに恋をしても、テミンの思いを知ってすぐに諦めた。

テミンの伯父・ジョンテの会社に呼ばれたとき、そこで一生をかけて罪を償おうと決心した。癒えることのない傷に苦しむ彼の前に、ある日ウジュという女性が救世主のように現われる。全てを諦めてきた彼が、初めて心から願う。テミン、ごめん…彼女だけは愛したいんだ…。