ウジュとテミン…彼らの空間。そこで生まれる彼らだけの愛しい時間。あなたの夢は、ワインよりもかぐわしい。

「テロワール」のあらすじ

ワインをこよなく愛し、専門家を目指すカン・テミン(キム・ジュヒョク)。彼の伯父は、死んだテミンの父に代わってハンガン建設の後継者となった。伯父に連れられてフランスに渡ったテミンはワインのことを教え込まれ、そこでフランス人一家の養子となっていたジソン(ユソン)に出会う。こうしてテミンの心の傷は少しずつ癒えていった。
あるとき、ミール貿易のヤン・スンゴル社長と、末期ガンを宣告された伯父に頼まれ、テミンは｢シャトン・ムアマイヤー1945｣を求めてフランスはボルドーへと向かう。
一方、伝統酒の蔵元｢ナンチョ｣で育ったイ・ウジュ(ハン・ヘジン)は留学に発って以来１年間音信のない恋人を探すべく、フランスに向かう。
道中ひょんなことから、テミンが苦労して入手したワインとウジュの野イチゴ酒が入れかわってしまう。ウジュとは同じ飛行機で席も近かったために、ワインを探そうとしたテミンはうっかり痴漢の疑いをかけられ、大弱り。帰国後、ワインの紛失を正直に打ち明けるテミンだったが、伯父に渡そうと隠しているのでは…とヤン社長に疑われしまう。間もなく伯父は息を引き取り、遺産としてナンチョ酒造を譲り受けたテミンはその土地にワインレストランを作ろうと計画し、住民に立ち退きを要求。｢私は素直に立ち退こう。その代わり、これまで働いていた従業員を店で雇ってほしい｣というウジュの祖父の条件が通り、ウジュ本人もレストランで働くことになる。こうしてワイン専門レストラン｢テロワール｣は開店。しかし、テミンに恨みを抱くヤン社長の画策によってワインの供給が停止したり、ウジュとテミンが衝突を繰り返したり、ウジュとジョイ・パク(キ・テヨン)が出会ったり…。そんなある日、ウジュはワイン雑誌の記事に入れ替わったテミンのワインを発見。なんと１億ウォン以上の値がついていた。

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各話あらすじ

第1話韓国のワイン業界では名の知られた、ミル貿易の敏腕社員のカン･テミン。
韓国伝統酒を守ろうとする酒蔵杜氏の孫イ･ウジュ。幻のワインを探しにパリに来たテミンと、恋人を追いかけパリにやってきたウジュが、ひょんなことからパリで出会い、お互いが手にしていたワインと伝統酒が入れ替わってしまう。
幻のワインムートン･マイヤーを失ったテミンと、恋人にふられたウジュは帰国するため飛行機に搭乗するが、偶然となりの席にすわることとなった。だがお互い顔も覚えていないため、パリで衝突しお酒が入れ替わってしまった相手だとは、気づいていなかった。酔って眠ってしまったウジュのシートベルトをしめたやろうとして、誤ってウジュの唇に触れてしまったテミン。勘違いしたウジュは、テミンを叩いてしまうのだった。

第2話ハンガン建設の会長であるテミンの祖父は、テミンの叔父が病気であることを理由に、テミンを跡取りとして会社に入れようと、社員であるテミンの幼馴染みのジョイにテミンを連れ戻すよう指示していた。
入院していた叔父が急死し、叔父の遺産として“ナムチョ”という伝統酒の酒蔵を受け取ることになったテミン。幻のワインを失ったことでヤン社長から恨みを買ったテミンは、叔父が残した伝統酒のお店を譲り受け、そこでワインレストランを始め、叔父の夢を叶えようと決意する。しかし叔父が残した店が、他でもないウジュの店だったのだ。
自分を泥棒扱いし、責めるウジュの態度に腹を立てたテミンは、１週間以内に店を明け渡せというのだった。

第3話テミンは、先輩であるシェフのアンドレと数名のアルバイト、そしてウジュの祖父の頼みでもあった、「ナムチョ」のオンナムとゲドンを雇い、すべてを賭け「テロワール」というワインレストランを始めた。
テミンに店を奪われたウジュは、テミンに会い店は必ず取り戻すと啖呵を切る。しかし不景気で就職先もなく家も失うウジュは、テミンの提案に応じ雑用係りとして、「テロワール」で働きテミンと同居することを選んだ。ヤン社長の陰謀でワインを仕入れることができなくなったテミン。なんとかオープンにこぎつけたが、オープン当日にヤン社長が現れる。テミンは客として丁重にもてなすが、ヤン社長が頼んだワインの香りをかいだウジュが、そのワインは傷んでいると言いだすのだった。

第5話ジソンが盗作で疑われ帰国していると知ったテミンは、ジソンを捜し出し慰めるのだった。
そんなテミンの優しさに触れたジソンは、会長の妨害にも負けずにテミンとやり直そうと決心するのだった。ジョイは、テミンを祖父の会社に入れ、「ナムチョ」を取り戻すために手を組もうとウジュに提案していたが、ウジュと接するうちに彼女に惹かれるのだった。テミンを宇宙一最低な男と思っているウジュだが、店で働くにつれてワインに興味を持っていた。ワインについて勉強を始めたウジュ。夜遅くまで、店に残りワインのラベルや香りを覚えていた。
次の日、ワインセラーの温度調整器が壊されているのが判明する。テミンは昨夜セラーの付近にいたウジュが犯人だと疑うのだった。

第6話濡れ衣を着せられたウジュは、腹を立て自分の仕業だと言って店を飛び出してしまう。
それを知ったジョイは、ウジュを慰め祖父のいる清道につれて行ってあげた。だが祖父はウジュに戻るよう言うのだった。その頃、ある評論家が「テロワール」について悪評のコラムを雑誌に載せた。そのことで店はダメージを受けるのだった。テミンは、評論家をもう一度招き挽回するために、ヤン社長に頭をさげ、機会を設けてくれるよう頼む。セラーを壊した犯人が、ヤン社長の部下だと知ったテミンは、ウジュへの態度を反省する。祖父に言われ戻っていたウジュは、「テロワール」に残ることにした。テミンに借りができたヤン社長は、テミンの望みどおり評論家を「テロワール」につれてきた。だがウジュに接客しろと申し出るのだった。

第7話亡くなった妻が好きだったワインを勧めたことで、腹を立てて帰ろうとした評論家とヤン社長。
その時戻ったテミンによって、評論家の気分はなごみ、何とか満足させることができた。クリスマスと年末にかけてフェアーを開催し、新たに動き始めた「テロワール」。テミンとジソンも２人でいる時間を楽しんでいたが、そんなテミンが気になりだしたウジュ。一方テミンもジョイと親しげにしているウジュが気になっていた。セラーに入りワインに触れることを許され、精力的にワインの勉強をしていたウジュ。そんなある日、リストにないワイン、ラボエを臨時のバイトできていたユッコンが誤って割ってしまう。ウジュとユッコンは、ラボエに似たワインを偽造するのだが、テミンにバレてしまう。ジソンとの思い出が詰まったワインを割り、偽造したウジュが許せないテミンは、ウジュを罵倒するのだった。

第8話テミンに責められるウジュを連れ出したジョイ。しかしウジュは自分が悪いのだから責められて当然だと、店に戻ってしまう。そんなある日、客に絡まれるウジュと口のきけないゲドン。その客を追い出し、ゲドンに携帯を与えてやるテミン。そんなテミンにウジュは惹かれていった。一方ジョイからジソンが会長の陰謀によって、パリへ行ったことを聞かされたテミンは、祖父であるカン会長にも、それを隠していたジソンにも怒りを覚えるのだった。その夜、酔って自分を好きだというウジュを連れ、祖父の家へ行ったテミン。祖父に向かって自分はウジュに惹かれていているが、ウジュもジソンのように親のいない子だと言うのだった。ウジュは、自分を親のない子だとさらしものにしたテミンへの仕返しに、持っていた幻のワイン、マイヤーを捨てるのだった。

第9話ウジュが捨てているワインが、失くしたマイヤーだと知ったテミンは驚きウジュを責め、マイヤーのことを知りながら隠していたジョイを殴ってしまう。マイヤーが亡くなったテミンの叔父が好きだったワインだと知ったウジュは、複雑な思いを抱いた。テミンへの怒りは消えなかったが、酔って幼い頃、火事で両親を亡くしたと話すテミンを見たウジュは、テミンを許すのだった。自分を祖父の前でさらし者にしたお詫びに、自分とデートをしろと言うウジュ。実はマイヤーを持ってテミンの叔父の納骨堂へ行き、マイヤーをテミンの叔父に供え、祖父を助けてくれたことのお礼を言うためだった。その頃、自分のデザインを盗んだカン会長に、どんな邪魔をされてもテミンを放さないと告げたジソン。そしてジョイも幼い頃、テミンの家が火事になったのは、自分のせいだと会長に告げた。そのことがショックでカン会長は倒れてしまうのだった。

第10話祖父の病院で付き添っているテミンのために、お弁当を届けたウジュ。それを受け取ったジソンは、一緒に叔父の納骨堂へ行ったテミンとウジュの仲を疑っていた。そんなジソンにテミンは、叔父が飲みたいと言っていたマイヤーを、ウジュが持っていたいきさつを話し、そのマイヤーを持って叔父の納骨堂に一緒に行ったことを説明した。そんなある日、テロワールの近くにヤン社長がワインレストランを開店すると知ったウジュは、ヤン社長の所へ行き、マイヤーは自分が持っていたことを打ち明け、テロワールを助けてくれと哀願した。ヤン社長の所へウジュが行ったと知ったテミンは、ヤン社長が、ウジュを自分のレストランに引き抜こうとしていると勘違いする。勝手にヤン社長の所へ行ったウジュにスカウトされて、行きたいなら行けと責めてしまう。テロワールのためにヤン社長にマイヤーの件を話したと言い残して、ウジュは店を出ていってしまう。

第11話店を飛び出してしまったウジュだったが、行くあてもなく結局、祖父がいる清道に行くのだった。
出ていったウジュが心配だったテミン。ウジュが清道にいると知ったテミンは、連れ戻すために清道へ向かった。ウジュとテミンが清道にいるころ、テロワールに1人の日本人女性がやってきて、シェフたちを困らせていた。この女性はヤン社長がワインレストランを開業するにあたり、呼び寄せたタカギというコンサルタントだったのだ。あくる日、ウジュの提案によって、フランス料理と韓国料理を融合させたオリジナル料理を食べ、満足したタカギは、ヤン社長のワインレストランを成功させるために、テロワールの従業員に接触し、引き抜こうと企むのだった。ウジュが戻ったことを知ったジョイはウジュを呼び出し、テミンの家の火事は自分のせいだと打ち明けた。驚いたウジュだったが、テミンに事実を話せばきっと理解してくれると、ジョイをなだめるのだった。

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