太陽を抱く月
最高視聴率46.1%(※AGBニールセンメディアリサーチ首都圏エリア)を記録した2012年最高の話題作!!
忘れられぬ初恋。ただひとりの君―。
若き王と美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。
最高視聴率46.1%(※AGBニールセンメディアリサーチ首都圏エリア)を記録した2012年最高の話題作!!
忘れられぬ初恋。ただひとりの君―。
若き王と美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。
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最高視聴率46.1%を記録した(※AGBニールセンメディアリサーチ首都圏エリア)
2012年最高の話題作!!
忘れられぬ初恋。ただひとりの君―。
若き王と美しき巫女の哀しく切ない宮中ラブロマンス。
<日本初放送>※日本語字幕放送
■ 出演
キム・スヒョン(『ドリームハイ』)、ハン・ガイン(『赤と黒』)、チョン・イル(『お嬢さまをお願い!』)、キム・ミンソ(『童顔美女』) ほか
■ 演出
キム・ドフン 『ロイヤルファミリー』『スポットライト』『輪廻-NEXT』『片思い』
■ 演出
イ・ソンジュン 『チャクペ~相棒~』『楽しい我が家~妻の反乱~』『シングルパパが恋してる』
■ 脚本
チン・スワン 『京城スキャンダル』『ワンダフル・ライフ』『兄嫁は19歳』『学校2、4』『雪花』(2000年)
■ 話題
★ファンタジー・ロマンスの政治史劇、『太陽を抱く月』
朝鮮時代を背景に架空の政治状況を設定して、王と巫女の哀切なロマンスを描いた、MBCの新しい水木ドラマ『太陽を抱く月』(チン・スワン脚本、キム・ドフン、イ・ソンジュン演出)が始まる。小説「成均館儒生たちの日々」「奎章閣閣臣たちの日々」などを執筆したチョン・ウングォル作家の同名小説を原作にしたドラマ。若き王イ・フォン(キム・スヒョン)と巫女ウォル(ハン・ガイン)との恋模様を描いた宮廷ロマンスであると同時に、“世子嬪殺害事件”という世子嬪ヨヌの死と関連するミステリーがあり、ヨヌに瓜二つのウォルが住む巫女の世界を幻想的に表現したファンタジー要素もある。さらに、このドラマは政治ドラマだと断言できる。『ロイヤルファミリー』で、企業を巡る人間たちの欲望と政治を執拗に描き出した、キム・ドフンが、宮廷政治をより詳細に描写したという評のように、史劇の最も重要なポイントである宮廷政治を垣間見られるのも面白いはずだ。
★『太陽を抱く月』、原作からドラマへと再誕生するまで
初放送から大きな話題を呼んでいる、『太陽を抱く月』がドラマに生まれ変わった過程が明らかになった。原作は2005年に出版された小説で、KBS2TVの『トキメキ☆成均館(ソンキュンガン)スキャンダル』の原作である「成均館儒生たちの日々」を執筆したチョン・ウングォル作家の作品だ。小説ファンたちは『太陽を抱く月』のドラマ化決定発表の報に接し、大いに期待を高めている。原作は素晴らしいが、ドラマに仕立てるには劇中人物を再設定したり、ストーリーを一部脚色する必要があるため、台本作家の選定が課題だった。パン・エンターテインメント(PAN Entertainment)は原作と作家の画期的な出会いを成功させることに尽力した。関係者によると、「素晴らしいドラマを作るためには素晴らしい作家に出会うことが何より重要だ。特に『太陽を抱く月』は宮中のキャラクターが非常に重要で、チン・スワン作家はキャラクターを充分に生かして、ストーリーをうまく整理できる方だと判断した」と作家選定の背景を説明した。
★ロマンス+ミステリー+スリラー+ファンタジーを融合した時代物
初恋のヨヌを思い続ける王イ・フォンと、幼い頃の記憶を失ってしまったという、ヨヌに生き写しの巫女ウォルの悲恋を題材にしたドラマだ。王子フォンの初恋を皮切りに、もつれ合うラブラインが始まる。ヨヌとフォンの出会い、一方的にフォンに思いを寄せるボギョン、ヨムに夢中になってしまうミナ公主などの恋が並行して描かれる。 甘いロマンスがある一方で、“世子嬪殺害事件”というミステリーが視聴者をより引き込む。世子嬪として選ばれた直後に急な病に襲われ、実家へ戻される。そして父親である弘文館大提学ホ・ヨンジェの懐に抱かれながら、静かに息を引き取る。その彼女が8年後にフォンの前に現れた。だが、彼女は自分を巫女ウォルだと名乗り、フォンはヨヌの死に疑問を持ち始めて、事件の真相が明らかになっていく過程が興味深く描かれる。神降ろしを体験した記憶さえないウォルは隠月閣(ウンウォルガク)に入ってから、不思議な気を感知するようになる。ヨヌが記憶を取り戻していく過程とその時期がまさにドラマの転換点。さらに、フォンがヨヌの過去に対して推理し始めて、劇的緊張感がだんだん高まっていく。 身代り巫女とは他人の厄災をその人に代わって、我が身に受ける憑代(よりしろ)である。巫女として登場するヨヌはファンタジー的要素の中心で、独特で新鮮な話題を提供するとともに、神話的な雰囲気を演出して注目を集める。
このドラマは朝鮮時代の架空の王の時代、御年23歳の若き王の恋物語を描いた“宮中ロマンス”。普通、宮中ロマンスといえば、王妃と後宮たちとの陰湿な暗闘とか、もしくは権力を巡って繰り広げられる党派争い程度だろうと想像するかもしれない。しかしこのドラマは初恋に純情を捧げて、恋の成就に命を掛ける王子の初恋、当時の若者たちのピュアなラブストーリーである。 悲しくも美しく、純粋で悲壮な若者たちの宮中の恋。 それぞれ違う色彩を放つ彼らの哀しき愛の讃歌。 さらに加えて、このドラマにおける政治とは正置、つまり、全てのものが正しい位置にあることを指す。太陽と月があるべき位置を逸脱すれば危険が迫るように、“正”が軌道を外れれば世界が危険にさらされる。国の根本になる民衆がもっとも高い位置に、民衆の憂いを抱きかかえる者が王の位置に、君主と民衆を慈しむ者が王妃の位置に、学問と人格を有する者が官吏の位置に、愛する人が愛する者の横に、いるべき人がいるべき位置にいられるようにしてやること。万物があるべき位置にあるようにしてやること。 それが朝鮮の若い王、イ・フォンの政治哲学である。
出演 : キム・スヒョン、ハン・ガイン、キム・ミンソほか
提供元 : 2012MBC
話数 : 全20話
韓国放送日 : 2012年01月04日
KNTV初放送 : 2012年08月18日
登場人物
戸曹参判ユン・スチャン役 ※後の戸曹判書(ホジョパンソ) /キム・スンウク
戸曹参判から戸曹判書に出世。
大妃ユン氏の一門でユン・デヒョンの遠縁にあたる。力のある家門のお蔭で、無試験で朝廷に出仕できた単純無知な人物。若干の劣等感がある。人事権を握り、賄賂を受け取って不正繰り返す。
ナ・デギル役/キム・ミョングク
観象監の命課学教授。
王室行事の吉日を選定し、吉凶を占う命課学分野の第一人者。
ムン・ジバン役/パク・ギルス
観象監の地理学教授。
風水学を基に王宮や王陵などの最適地を探す地理学分野の一人者。
オ・ヘソン役/イ・ジョンフン
観象監の天文学教授。
天文観測や測候、暦の制作を担当する天文学分野の一人者。
ミン尚宮役/キム・ミンギョン
ヨムの私邸でミナ公主に仕える尚宮。
チョ尚宮(サングン)役/チュ・グィジョン
ボギョンが世子嬪になった時、実家から共に宮中に上がったお付きの女官。
シム・サン役/ソ・ヒョンチョル
吏曹参儀から都承旨に。ユン・デヒョン派の№2で、絶対的信頼を寄せられている。
ハン・ジェギル役/イ・スンヒョン
漢城府判尹から兵曹判書に。
ユン・デヒョンとシム・サンとは同時に科挙に合格した。ユン・デヒョン派だが、処世術に長けた俗物。
禧嬪パク氏役/キム・イェラン
ヤンミョンの母。
成祖(国王)の後宮。
政治に関心がなく、静かで温和。常に謀反の危険にさらされているヤンミョンが気がかりで、危険を避けるため、腑抜けのように振る舞う息子の姿を見るにつれ胸が痛む。
ホン・ギュテ役/ユン・ヒソク
義禁府都事。
立ち居振る舞いや言動が一風変わっている。義禁府内の不正を告発して、疎外される。フォンに見込まれて特別秘密指令を承り、内偵捜査に心血を注ぐ。
ヒョンソン(尚膳内官)役/チョン・ウンピョ
大殿の尚膳内官。
ずっとフォンに仕えながら、成長を見守ってきた人物。ヨヌの死後、すっかり変貌してしまったフォンがふびんで痛ましい。
アリ役/チャン・ヨンナム
ノギョンの親友で、優れた神力を持つ巫女。
チャンシル役/ペ・ヌリ <子役:チョ・ミナ>
巫奴婢で都巫女チャン氏の養女。
ヘガク道士役/キム・イクテ
昭格署(道教の祭祀を執り行う官庁)の道士。
大妃ユン氏と都巫女チャン氏が結託する場面を目撃して、やむなく世子嬪殺害事件に連座する。初めは都巫女チャン氏を誤解するが、彼女の計画に気付き命を懸けた共犯者となる。
都巫女チャン氏(ノギョン)役/チョン・ミソン
星宿庁に属する国巫で、朝鮮最高の巫女。
世子嬪死亡事件に関する全ての秘密の鍵を握る人物。誰もが恐れる呪術の技を持つ。儒林からのしつこい圧迫によって存続の危機に陥った星宿庁を守ろうと、大妃ユン氏の脅迫に従うことを決意する。
イ・フォン(李暄)王世子役 ※後の王 /キム・スヒョン <子役:ヨ・ジング>
月を恋い慕う太陽。
君子然として賢明な王世子。
未だ政治世界の非情さを知らないが故に、異腹の兄、ヤンミョンを慕い、無邪気に明るく振る舞う。ヨムを師に迎え、学問の楽しさと帝王としての道理を学び、ヨヌからは、自らが統率せねばならない宮廷外の世界と、初恋を学んだ。ヨヌが世子嬪(セジャビン)に選ばれて、全ては順調に見えた。だが、ヨヌが急逝し、外戚勢力のボギョンが代わりに世子嬪になった。成人して王位についたフォンは笑いを失った冷たい皮肉屋。世子嬪には手も触れない。ある日、内医院の勧めで転地療養に赴いた。雨宿りを余儀なくされ、巫女の館に入った。そこである人と出会う・・・
キム氏夫人役/チャン・ヒス
ユン・デヒョンの妻で、ボギョンの母。
ユン・デヒョン役/キム・ウンス
フォンの国舅で、ボギョンの父。
外戚勢力の首領であり腹黒い政治家。
後に王妃となった娘と大王大妃ユン氏をバックに、領議政という高位にまで登るがそれでも満足できない。事あるごとにフォンと対立する。
ミナ公主役/ナム・ボラ <子役:チン・ジヒ>
フォンとヤンミョンの妹。
天真爛漫で底抜けに明るい公主様だが、ヨムを一目見た瞬間から恋してしまった。ヨヌの死後、奇跡のようにヨムとの婚姻が成立するが、ヨムの翼をもぎ取ってしまったのではないかと、ふと責任を感じる時がある。しかし決して後悔はしない。
王妃ハン氏役 ※後の大妃 /キム・ソンギョン
フォンの母。
勢道家一門の出身でないため、政治には関わりがなく、ユン・デヒョンの権力攻勢の外側にいる。フォンの病状が悪化したのは、死んだヨヌの霊魂のせいだとして、慰霊祭を催そうとする。
成祖(国王)役 ※後の成祖大王 /アン・ネサン
フォン、ヤンミョン、ミナの父。
文武両道に優れた王。
異腹の兄弟が謀略により殺された記憶が鮮烈に残っているため、庶子であるヤンミョンを政治から遠ざけようと、ひときわ厳しく接する。フォンが強力な君主として正当な政治を行えるよう導く。
大妃ユン氏役 ※後の大王大妃 /キム・ヨンエ
外戚勢力の要でユン・デヒョンとは政治的同志。
成祖(国王)の母でフォンの祖母。
3年間垂簾政治を行ってきたが、今はフォンによってやむなく政治から撤退すると宣言したものの、依然としてユン氏親族の権勢を握るための政治を諦めてはいない。世子嬪の死亡に重大な影響を及ぼした人物。
ソル(雪)役/ユン・スンア <子役:ソ・ジヒ>
昔はホ氏の家の奴婢で、本名はイニョンだったが、今はソルと名乗る。都巫女のチャン氏との偶然の縁で、ヨヌの死に対する秘密を共有することになる。ソルという名を付けてくれたヨムに片思いしている。
貞敬夫人シン氏役/ヤン・ミギョン
ヨヌとヨムの母。
慈悲深く義に篤いが、ヨヌと夫を亡くして、しおれた花のように生気を失ってしまった。そんな彼女に笑いを取り戻してくれたのはミナ公主。
ホ・ヨンジェ役/ソヌ・ジェドク
ヨヌとヨムの父で弘文館大提学。
清廉潔白の人で、万人から尊敬されている。先代の王からは寵愛されたが、その頑なな実直さでユン・デヒョンを敵に回してしまう。ヨヌを失って心の病を患う。
ウン(雲)役/ソン・ジェリム <子役:イ・ウォングン>
雨を孕(はら)む雲。
本名はキム・ジェウンという23歳の若き武者。
朝鮮最高の雲剣(ウンゴム)(*)を携えて、フォンを護衛する。鋭い眼差しに高く通った鼻筋、6尺を超える長身で、常にフォンの後ろに控える。秀でた武芸の腕前に知的修養まで兼ね備えたエリート。庶子の出自ながら、継母の貞敬夫人パク氏から温情を持って養育された。ヨムとヤンミョンというよき友と友情で結ばれた。そして、巫女のウォルとの出会いで、主君に対する忠心と、男としての恋心の間で葛藤する。
(*)雲剣:剣の名称であり、この剣を携えて王を護衛する武者の職責。
ホ・ヨム(炎)役/ソン・ジェヒ <子役:イム・シワン>
羽をもがれた火炎。ヨヌの兄であり、フォンの学問の師。
眉目秀麗の秀才がゆえに、成均館(ソンギュンガン)儒生(じゅせい)の憧れの的だった。生真面目で男女の情に疎(うと)いのが欠点で、ミナ公主をやきもきさせる。17歳で科挙にトップ合格し、世子司諫院(セジャサガノン)の文学(王世子の教育係)に抜擢され、フォンとは師であり君臣でありながらも、同年輩としての友情で結ばれた。ヨヌが逝った今も依然として、フォンとヨヌの因縁を結びつけた自分を悔いてはまた悔いている。
ユン・ボギョン(宝鏡)世子嬪役 ※後の王妃 /キム・ミンソ <子役:キム・ソヒョン>
月を仰ぐ鏡。
宮殿の人々から篤く遇される温和で淑やかな世子嬪。
彼女に何の関心も示さないフォンを一度たりとも恨むことなく、静かにほほ笑むばかり。とは、表の顔で、王宮の人々から受ける愛情も崇敬も同情も、全ては彼女の深慮遠謀によって形成、獲得されたものだ。平凡な子供だったボギョンをこのような野心家に育てたのは父親のユン・デヒョンだ。ヨヌの死によって、世子嬪への夢が叶ったが、果たして幸運の女神はボギョンに味方するのであろうか・・・
ヤンミョン(陽明)役/チョン・イル <子役:イ・ミンホ>
太陽を遮る孤独な光。
成祖(国王)と禧嬪(ヒビン)パク氏の間の子で、王位継承権を持つ。悠々自適の自由人を装っているが、内面は複雑だ。王位継承権を持つ為、周りには常に権力のおこぼれに預かろうとする輩(やから)が集まってくる。幼少の頃、父王から冷遇されていたが、弘文館大提学の家に出入りして寂しさを癒していた。また、ヨヌに思いを寄せていたが、彼女の急逝に衝撃を受け、絶望する。後年、フォンと真っ向から対立する立場に立つ。
ヨヌ(煙雨)、ウォル(月)役/ハン・ガイン <子役:キム・ユジョン>
ヨヌは、太陽を抱く月。
弘文館大提学(ホンムンガンテジェハク)ホ・ヨンジェの息女で、ヨムの妹。フォンの初恋。
ヨヌとは父親が命名してくれた名前で、霧雨を意味するが、実際は熱い太陽の下で、涼しげに降る夕立のように清々しい。学識があり利発である。フォンとの偶然の出会いから恋が芽生えた。世子嬪として選ばれた矢先に、青天の霹靂のごとく病にかかり実家に下がり、父親に看取られながら亡くなる。
ウォルは、他の者に代わって厄災を我が身に受ける巫女。8年前、自分の身に何が起きたのか全く記憶していない。