「ジンクスの恋人」のあらすじ
手に触れた人の未来が見える能力を持つスルビ(ソヒョン)と母親は20年間、大手財閥のクムファグループの繁栄のために秘密の部屋に閉じ込められて生きてきた。ある日、好奇心旺盛なスルビは、たまたまクムファグループ会長の息子の家に遊びに来ていたコン・スグァン(ナ・イヌ)を見かけ自分の王子様だと思い込む。彼の後をつけて部屋を抜け出しスグァンと夢のような一日を過ごしたのだった。しかし、家ではスルビがいなくなったことで大騒ぎに。クムファグループの会長サムジュン(チョン・グァンリョル)はスグァンが連れ出したのだと勘違いし、激怒して警察へ突き出す。それ以降、スグァンには不幸なことが続き、ついに命まで狙われる。偶然助けてくれた命の恩人のおかげで一命をとりとめたのだった。
2年後―。名前をコ・ミョンソンに変えて過ごしていたスグァンは市場で“ヘンウン鮮魚店”の店主をしているが、不幸を呼ぶ男として市場の人々から嫌われていた。そこへホテルから抜け出して来たスルビがスグァンの元に現れて…。
各話あらすじ
- 第11話コソン金融の代表になったユンホは、スルビに頼まれていたUSBメモリを手に入れる。その中身を見たスグァンは、イルジュンこそが2年前に自分を殺そうとした首謀者だと知ることに。そのうえ、事件の実行犯は自分を助けた恩人だと知るのだが、スグァンはミスの願いによって生かされたのだった。一方、ミスとサムジュンは少しずつ心を通わせるようになっていた。そんな中、ミスはサムジュンにスグァンをホテルに呼び寄せるようお願いする。
- 第12話会長付きの秘書として、クムファグループに入社したスグァン。それを知ったミンジュンは不満をあらわにする。一方、スルビが実の娘だと知ったサムジュンは、戸惑いながらも距離を縮めようとし始める。そんな中イルジュンは、クムファグループの株主総会で決着をつけ、会社を乗っ取る計画を立てていた。イルジュンに連れられて、スルビは病院にいる前会長の未来を見ることに。無事ホテルに戻ったスルビだが、ミンジュンを見るや様子が変わり…
- 第13話未来を見たスルビは、ソン家に代々受け継がれる呪いがミンジュンに降りかかることを知る。どうにか防ぐ方法はないかと尋ねるスグァンだが、そんな方法はないとスルビは言う。一方、スルビが妹だということを受け入れられないミンジュンは、サムジュンと対立してしまう。しかしサムジュンは、スルビを家族として迎え入れるために着々と準備を進めるのだった。そんな中、サムジュンは自分ではなくミンジュンに呪いが降りかかることを知り、ある決意をする。
- 第14話チェ代表を捕まえたドンシクは、警察へ行き2年前の事件を自白するよう迫る。そしてついに、ドンシクの思惑どおりイルジュンは殺人教唆の罪で逮捕されてしまう。一方、ミンジュンはスルビを妹として受け入れ、スルビもサムジュンを父親として受け入れ始めていた。そんな中、警察の捜査の過程でスルビたちの存在が明るみに出てしまう。世間の注目が集まる中、ミンジュンは父親に代わり家族を守ることを決意し…
- 第15話代々続く呪いを断ち切るため、ミンジュンはクムファグループを売却することを決める。そしてチャ秘書は、サムジュンの罪をかぶり警察へ出頭するのだった。そんな中、スルビに関するうわさがネット上で広まり、それを知った市場の人々はスルビを避けるように。しかし、スグァンの話を聞いた人々はスルビの過去を知り、思いを巡らせる。一方、自暴自棄になったドンシクはスルビを諦めきれず、恐ろしい計画を立てるのだが…
- 第16話(最終話)ドンシクに撃たれたスグァンを救ったスルビは、突然人々の前から消えてしまう。手を尽くしてもスルビは見つからず、スグァンは自分を責めるばかり。そんな時、遠く離れた地でついにスルビが見つかる。しかしスルビは、スグァンのことも市場の人たちのことも忘れていた。周囲の人々はどうにか思い出させようとするが、記憶がよみがえるような気配はない。スルビへの思いも、彼女自身も変わってないと感じていたスグァンは、あることを決意する。