「恋人(原題)」のあらすじ
1636年の春、成均館の儒生たちの熱い視線を集める容姿端麗で世間知らずな両班の娘ギルチェ(アン・ウンジン)は、片思いのヨンジュン(イ・ハクジュ)が、親友ウネ(イ・ダイン)と婚約していて想いが届かず、やきもきする日々を送っていた。花摘み行事の日、ヌングン里にジャンヒョン(ナムグン・ミン)という謎の男が現れる。ギルチェはヨンジュンの気を引こうとブランコ作戦を決行するが、チマ(スカート)の裾から見えるギルチェの足につられて男たちが群がるも、肝心のヨンジュンは無関心な様子。悔しがるギルチェがブランコを大きく揺らし、バランスを崩したところ、ジャンヒョンが落下するギルチェを抱きとめたのだった。お高くとまっているが、実はいじらしいギルチェに惹かれたジャンヒョンは、それから何かとギルチェを構うが相手にされず。ある日、清の軍隊が国境を越えて、朝鮮の首都・漢陽の近くまで押し寄せて来たという知らせが届き…。
各話あらすじ
- 第21話(最終話)仁祖は帰還した捕虜を逆徒と呼び、ヨンジュンの師チャン・チョルに捕らえるよう命ずる。ジャンヒョンは逆徒の首魁としてチョルに会いに行く。お前の正体は何だと問うチョルに、「姓はチャン名はヒョン」と答えるジャンヒョン。息子ヒョンは死んだはずだとうめくチョルに、なぜ自分が父を恨むことになったか切々と語る。捕らえられていた捕虜たちが逃亡する。ギルチェに必ず帰ると約束すると、ジャンヒョンは押し寄せる兵士たちに立ち向かう。