「朝鮮弁護士(原題)」のあらすじ

百戦不敗の弁護士(外知部<読み方:ウェジブ>)であるハンス(ウ・ドファン)は、酒を製造しているパク氏がチャン氏商団に酒の製造技術を盗まれ商売ができなくなった挙句、逆にチャン氏商団に追い詰められていたところに出くわす。一方、現在宮廷の外で身分を隠して暮らす先王の娘、ヨンジュ(キム・ジヨン)もその横暴を目撃し、仲間と共に止めにかかりその場は事なきを得たのだった。後日、訴訟を起こそうとしたパク氏だったが、チャン氏商団を恐れる弁護士たちから断られ続け、ついには家が何者かに放火され、途方に暮れていた。最後の頼みの綱として、横暴を見ていただけの印象の悪いハンスの元を訪れたパク氏は、ヨンジュの言葉を聞かず、契約をかわしたのだった。そして裁判当日。誰もが負けるだろうと思った訴訟だったが、ハンスの弁論と法廷の流れをすっかり変えてしまうほどの演技力で見事勝訴する。漢城府(読み方:ハンソンブ)の判尹、ジソン(チャ・ハギョン)はそのハンスの活躍を見ていて…。

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各話あらすじ

第11話 別れハンスに自分の正体を知られてしまったソウォン。ハンスはソウォンを心の底から信じて心を通わせていたからこそ、ソウォンに対して無性に腹が立ち、裏切られた気持ちになる。自ら殺人容疑で捕縛されようとするハンスに、ジソンは仮に無実でも拷問は免れないと説得を試みるが、ハンスは聞く耳を持たない。牢に入ったハンスを助けようと知恵を絞るドンチ。そんなある晩、船着き場に小さな箱が置いてあるのを見つける。
第12話 土地の主国法の定めに従い、寝る間も惜しんで必死に土地を開墾したウスとチュスの兄弟だが、不条理にも左参賛ウォン・デハンに開拓した田んぼを横取りされてしまう。助けを求められたハンスは、父親に先立たれた赤子のためにも訟事を引き受けることにする。ソウォンはハンスを手助けしようとするが、今回の標的は土地の大地主である両班、すなわち自分たちであるとジソンに言われる。ハンスは権力者を相手に苦戦を強いられ…。
第13話 花が散る(上編)ジソンから、院相がハンスの父親を殺した敵であると聞かされたウンスは、院相を信じて従順に尽くしてきたこれまでの日々を思って涙ながらに怒りを爆発させる。その頃、旅閣にはヨンジュ王女を案ずる大王大妃が来ていた。偶然居合わせたハンスは大王大妃の言葉を聞き、ソウォンが自分を助けるために婚姻を決めたことを知る。王女としての決意を語るソウォンに、ハンスは婚姻をやめ、以前自分と交わした約束を守るように言う。
第14話 花が散る(下編)兄妹の対面は牢獄だった。自分の罪を認めて何度も謝るウンスと、父さんみたいな無念な死に方はさせないと、妹に強く誓うハンス。ハンスは牢を出ると院相の元を訪ね、ソウォンもまたウンスを救うために王の説得を試みる。ウンスと関係のあった右議政イム・サンホは、ウンスとの信義の証しである入れ墨に焼きごてを押し当てて焼き消そうとするが、それを見たウンスは、右議政は自らの寿命を縮めていると謎めいたことを言う。
第15話 婚礼の約束失意のどん底に落ちたハンスは昔の自分の発言を振り返る。思い出されるのは後悔することばかりで、やけ酒を飲んでドンチに八つ当たりしてしまう。その頃、ヨンジュは婚礼の準備を進めていた。大王大妃や民は院相の息子と王女との婚姻を喜ぶが、院相の表情は曇ったまま。おとなしい院相にヨンジュも一抹の不安を覚える。ある晩、ドンチが何者かに襲われる。ドンチがいないことに気付いたハンスはすぐに捜しに行くが…。
第16話(最終話) 私の願いは命懸けの闘いが始まった。ハンスに追い詰められて窮地に陥った院相は、最後の力を振り絞って王と大王大妃を相手に悪あがきをする。そんな父親の所業をそばで見てきたジソンは、初めて腹を割って親子の会話をし、自身の思いの丈を父親にぶつける。一方のヨンジュもまた、これが国と民のために院相を倒す最後の機会だと考えて人生を懸けた一世一代の大勝負に出る。ところがその過程で想定外のことが起きてしまう。

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