「餌<ミッキ>(原題)」のあらすじ

2010年に発生した韓国最大の5兆ウォン(約5000億円)を超える巨額詐欺事件。被害者は数万人にものぼると言われたが、犯人のノ・サンチョン(ホ・ソンテ)は逃走中の中国で交通事故に遭い死亡とされた。騙し取られた金は大勢の被害者の元へ戻ることはなく、被疑者死亡により事件は幕を閉じたのだった…。
あれから月日は流れ、現在の2023年。
警察にある一本の電話がかかってくるが「ノ・サンチョンに殺される」と言い残し、切れてしまう。
懲戒処分を解かれた刑事ク・ドハン(チャン・グンソク)が殺人現場に駆け付け捜査を開始する。現場で写真を撮る怪しい男イ・ビョンジュン(イ・スンジュン)が逃走しドハンらが逮捕する。ビョンジュンは死亡した詐欺師“ノ・サンチョン事件”の被害者だと語る。そこへビョンジュンの弁護士だと名乗るチョン・ナヨン(イ・エリア)が現れビョンジュンと面会。しかし彼女が弁護士ではないと気付いたドハンは問い詰めると、オンライン記者であると明かす。ドハンは発生した連続殺人事件の真相を追うにつれ、ノ・サンチョンは本当に死んだのかという謎が深まっていく…。

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各話あらすじ

第1話 死者たち2010年、韓国詐欺史上最高額の5兆ウォンを超える投資詐欺事件、主犯のノ・サンチョンは逃亡先の中国で交通事故に遭い死亡した。2023年、マガンで殺人事件が発生する。被害者は死ぬ直前に、「ノ・サンチョンに殺される」と警察に電話していた。停職中の刑事ク・ドハンはカン・ジョンフン次長から呼び出され、事件を担当する。ドハンは殺人現場で写真を撮る怪しい男イ・ビョンジュンを逮捕するが、彼は自分もサンチョンの詐欺被害者だと語る。
第2話 被害者たち昔、サンチョンはチンピラ同然のケチな高利貸しだった。投資詐欺に加担するつもりが騙されて有り金を失う…。ドハンは、ビョンジュンを殺人容疑で拘束しようとするカン次長の態度に不審を抱く。ドハンはビョンジュンを釈放するが…。「被害者の会」では、自身も父親を詐欺事件で失った記者のチョン・ナヨン、元大学講師のキム・ヨングァンらがビョンジュンを待っていた。ドハンが被害者の会と事件の関係を疑うなか、第2の殺人が起こる。
第3話 偽者たちサンチョンの遭った投資詐欺事件の背後にはキム国会議員がいた。激怒したサンチョンはキム議員の補佐官、パク・グァンシンを脅迫する。2023年、マガン市の市議になっていたパクが、「サンチョンに殺される」と警察に通報したあと殺害される。現場近くにいたビョンジュンとナヨンが連行される。これで2人目だと言うドハンに、カン次長は3人目だとつぶやく。ドハンから釈放を告げられたビョンジュンは突然、自分が殺したと言い出すが…。
第4話 追跡者たちサンチョンは自分を騙したソン・ヨンジンを追いつめ、キム議員に取り入る。議員はサンチョンに秘書の女性チョン・ソラムを紹介するが…。1番目の被害者の身元が判明する。サンチョンの側近になったソラムだった。一方、釈放されたナヨンは、ノ・サンチョンに関連した連続殺人が起こっていると記事をネットにアップロードするが、誰かによって削除され、会社には税務調査が入ることに。言論統制だと憤慨したナヨンはドハンに抗議するが…。
第5話 影法師たち2007年、サンチョンはソラムたちと通信事業でマルチ商法を始める。2023年、サンチョンの警護員を殺害したチョン・ジェファンは最近出所するが行方不明に。ナヨンたちは、彼が今回の連続殺人の犯人だと思っており、彼の殺害リストに名前が載っているカン次長も、彼を恐れていた。カン次長は当時の担当検事、現在検事長のパク・サンドに、サンチョンは生きているのかと詰め寄る。ジェファンの行方を捜すため、ドハンとナヨンは彼の母親に会うが…。
第6話 餌たち通話無料の携帯端末を大々的に売り出したサンチョンだが、詐欺だとわかり、混乱が広がる。2023年、江原道の山中で、首を吊ったジェファンが発見される。彼を兄のように慕うナヨンはショックを受ける。一方、何者かに拉致されたカン次長は、国道を徘徊していたところを保護される。カン次長はジェファンの仕業だと言うが…。連続殺人事件の捜査は、被疑者死亡で終結。しかし、納得できないドハンとナヨンは、ジェファンが出所後に会った人物を訪ねる。
第7話 縁たちキム議員は、携帯端末の詐欺で大金を得たサンチョンから、金だけをせしめて切ろうとする。しかしサンチョンはソラムを味方に逆襲し…。2023年、捜査を続けたドハンは懲戒処分となる。ドハンは妹を、マルチ商法にはまった男に殺害されていた。そのマルチの主催者こそダジョンだった。ダジョンの主催する説明会に出かけるドハン。舞台に突然ビョンジュンが現れダジョンを刺す。ビョンジュンは「ノ・サンチョンは生きている!」と叫んだ。
第8話 真実たちドハンが捜査に復帰する。この事件は詐欺被害者からカン次長に至るまで、誰も真実を語っていないと言うドハン。カン次長を拉致したのは覆面の2人組であり、ジェファンではなかった。カン次長は自分の過去に決着をつけるため、パク検事長や昔の部下を訪ねる。ダジョンの意識が回復する。ドハンは駆けつけ、ジェファンのことを尋ねるが…。同じ頃、カン次長を再び2人組が襲う。名誉の自殺ということに、そう言って男は銃口をカン次長に向ける…。
第9話 捜す者たち2023年、仁川国際空港に1人の男性が降り立つ。年を取ったその男は中国のパスポートを手にしていた。母の待つ病院に行くというナヨン。ドハンは、母親は自殺したじゃないかと叫ぶ。ナヨンもまた心を病み、母親の幻影と暮らしていたのだった。ドハンはナヨンに、連続殺人の目的は、サンチョンを闇から引きずり出すことだと言う。ドハンはパク検事長を訪ね、サンチョンは生きていると告げる。あなたも殺される可能性があるというドハンに検事長は…。
第10話 帰ってきた者たちサンチョンは堂々と警察庁に現れ、キム議員、パク検事長らを庁長室に集める。なぜ現れたと問い詰める議員たちに、自分の命を狙う者たちから身を守るためだとうそぶくサンチョン。やってきたドハンにパスポートを見せ、自分は中国人だとシラを切る。警察庁を出たサンチョンの乗る車を、バイクの2人組が襲う。同じく車を追っていたドハンは1人を逮捕、逃げるもう1人をバイクで追跡するが…。

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