「コクドゥの季節(原題)」のあらすじ

遠い昔、美しい容姿のソリ(イム・スヒャン)は元の国の皇子と政略結婚が決まり憂鬱な気持ちでいた。密かに思いあっていたオ・ヒョン(キム・ジョンヒョン)と離ればなれになることを悲しみ指輪を返すが、2人で逃げようと約束するも兵士に気づかれヒョンは殺害されてしまう。長い年月が過ぎ、ヒョンはあの世でソリを待ち続けた。しかしいくら待っても会うことはできず、ついには自分が誰なのか、待っている人の顔さえも忘れてしまったのだった。ついに神の怒りに触れ、呪いで人間に天罰を与える死神コクドゥ(キム・ジョンヒョン)にされてしまう…。

時は流れ現代、ハン・ケジョル(イム・スヒャン)は幼いころ母親を交通事故で亡くし、弟と一緒に貧しく暮らしていた。奨学金で医大に進学し地方の病院の医者になるが、患者の遺族からの訴訟に巻き込まれ、ついには病院を追い出されてしまう。意気消沈して歩き、階段を踏み外しそうになったところを、通りかかったト・ジヌ(キム・ジョンヒョン)に助けられる。ケジョルは転職を決意し手あたり次第病院の面接を受ける日々だったが、ある日、病院の面接官がジヌであることに運命の出会いだと胸が躍った。結局ジヌのコネでピルソン病院に就職が決まるが、合格させたジヌにはある目的があって…。

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各話あらすじ

第11話警察で取り調べを受けるコクドゥ。目撃者に彼が犯人か聞こうとするチョルだが、ケジョルが邪魔をする。スーパーで肉を手に取るケジョルに、コクドゥは「血が嫌いだから肉はダメだ」と言う。こんな人間が殺人鬼のわけがないと思うケジョルだが…。警察が連続殺人の容疑者を発表する。目撃者にコクドゥが掛けた暗示のおかげで、無関係の組員が容疑者となる。ケジョルはコクドゥを疑ったことを後悔するが、殺人鬼を擁護するコクドゥに反論して…。
第12話ジュンシクがケジョルを車で拉致した。追いかけるチョルとコクドゥはケジョルを取り戻すが、チョルはジュンシクがコーヒーに入れた睡眠薬でその場に倒れこむ。心配のあまり泣き出すケジョルを見て、自分が去ったあと1人この世に残されるケジョルを思い、コクドゥは頭を悩ませる。検察のピルソンバイオに対する捜査が始まる。ピルスも聴取されるが、なぜか余裕の態度を見せる。一方、コクドゥは事態のクライマックスは何か考えるが…。
第13話爆発が起こる直前、コクドゥはケジョルを連れて瞬間移動し難を逃れる。彼が人間ではないことを思い知ったケジョルはその場を去っていく。前世のソリの記憶のないケジョルに何も言えないコクドゥは悲嘆にくれる。翌日、教会で懺悔するケジョルだが、神父席に座るのがコクドゥだと気付き、指輪を突き返す。なぜ私をだましたのと詰め寄るケジョル。コクドゥは、人間になるように努力するから時間が欲しいと言い、指輪をケジョルに戻す。
第14話ソリの記憶を取り戻したケジョルは、コクドゥを抱きしめる。コクドゥがピルソンを訴えた裁判、ジュンシクを証言に立たせようとするが、ジュンシクは自殺を図る。裁判では、大金を条件に偽証を要求されたという証言が飛び出し、コクドゥは頭を抱える。リストに搭載された人物で唯一生きているイドゥンが、留学を中止して証言台に立つとコクドゥに告げる。一方、コクドゥはジュンシクに刺された傷が一向に治らない。不審に思うケジョルだが…。
第15話ピルスはケジョルの髪飾りでコクドゥの胸を刺す。黄泉の国に向かうコクドゥの耳に、彼を前世の名「オ・ヒョン」と呼ぶケジョルの声が聞こえる。「私はソリ」と叫び、ケジョルは髪飾りを手にピルスを襲いかかる。その時、チョルが現れピルスを逮捕、コクドゥは病院に運ばれる。やがてコクドゥは目を覚まし、ケジョルはコクドゥの胸に飛び込んでいく。一方、この世にいられる期限が過ぎても黄泉に戻らなかったコクドゥを、カクシンは心配するが…。
第16話(最終話)オクシンとカクシンに別れを告げ、コクドゥは黄泉の国に戻っていく。悲嘆にくれるケジョルに、少年が1輪の花を届けに来る。イケメンのおじさんから頼まれたという少年に、忘れさせてくれないのは残酷だと怒るケジョルだが…。季節は巡り春、数々の悪事はすべてピルスに命じられたというジュンシクの証言で、ピルスに死刑が求刑される。一方、久しぶりにジョンウォンに会い喜ぶチョルだが、ジョンウォンの口から驚くべき事実が告げられる。

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