「社長をロック解除（原題）」のあらすじ
国内最大級のIT企業のCEO、キム・ソンジュ（パク・ソンウン）は天才的才能を発揮し、欲しい物を全て手にしてきた。しかし、トップとして生きるにはそれなりの困難がつきまとい、彼を陥れようとする怪しい人物の影が…。ある日、怪しい事件に巻き込まれたソンジュは自分のスマホに閉じ込められてしまったのだった。一方、大学を卒業しても就職できず就活を繰り返していたインソン (チェ・ジョンヒョプ)は帰省中に山で偶然スマホを拾う。スマホから「私は“シルバーライニング”のCEOキム・ソンジュだ」と名乗るメッセージが。「ここから出してくれたら謝礼をする」という言葉を信じきれないインソンだったが、すぐ自分の口座に大金が振り込まれたことに驚きを隠せない。助ける条件として、“シルバーライニング”に入社させてくれと頼むインソンに、「君が“シルバーライニング”のCEOになってくれ」という言葉が返ってきて…。
各話あらすじ
- 第1話地方の果樹園の息子として生まれ、アルバイトをしながらソウルで一人暮らしをするインソン。役者になるという夢を諦めて就職活動中の彼は、韓国屈指のIT企業シルバーライニングの最終面接を受ける。ところが、直前に社長秘書のセヨンとぶつかってワイシャツにコーヒーがかかり、面接もさんざんな結果に。おまけに、大家から部屋を出ていけと告げられる。一方、シルバーライニングの社長キム・ソンジュは、娘が待つキャンプ場に向かう途中で行方不明になるが…。
- 第2話裏山で蛇に噛まれて倒れたインソンは、キム社長が閉じ込められたスマートフォンを偶然発見。「何者かに襲撃され、魂だけが携帯電話の中に入った」というキム社長の話を半信半疑で聞くが、アプリで口座に振り込まれた前払金の１億ウォンが本物であることを確認して驚く。インソンはキム社長と10億ウォンもの報酬で契約を結び、シルバーライニングの新社長を演じることになる。初出勤したインソンは、面接の日にシャツを交換した秘書のセヨンと再会するが…。
- 第3話インソンは非通知設定で「私の携帯を返せ」という謎の連絡を受け、携帯の中にいるのが本当にソンジュなのか疑い始める。ソンジュは書斎のパソコンを使えば非通知の相手を逆探知できると言い、インソンはソンジュの屋敷で暮らすことに。インソンはセヨンの協力によってソンジュの娘ミナと親しくなるが、セヨンはインソンがソンジュを拉致したのではないかと疑っていた。インソンはソンジュが何者かに襲撃され、携帯に閉じ込められたことをセヨンに明かすが…。
- 第4話会見の生配信中、オ・ヨングンにイヤホンを奪われたインソン。しかし、ソンジュから聞いたエピソードを思い出し、絶体絶命のピンチを切り抜ける。ヨングンはインソンに恥をかかせることに失敗して悔しがり、ソンジュは「よくやった」とインソンを褒める。ところがその後、携帯をうっかり便器に落とし、故障させたインソン。セヨンは携帯を修理に出したと不安がるインソンの話を聞いてあきれ返る。そんな中、インソンはセヨンを追う借金取りのマーフィーと出くわすが…。
- 第5話ボミョンのオ会長が死去。副会長ヨングンと専務ミランのどちらが新会長に選ばれるか、国内外の注目が集まる。葬儀に出席したインソンはミランに「パロ4.0」のことを尋ねられるが、ソンジュは何も教えてくれない。そんな中、ソンジュの予想通り、ナム・サンウォンが釈放される。インソンはサンウォンを取り逃がし、今後の襲撃に備えてボディガードが必要だとソンジュに相談。一度自分たちを救ってくれたマーフィーと契約を結んで、サンウォンの行方を追うが…。
- 第6話インソンのイヤホンを偶然見つけて耳にはめ、久々に父親の声を聞いたミナ。ソンジュは誕生日なのになぜ帰ってこないのかと娘に大泣きされ、ミナを置いていなくなったりしないと約束する。そんな中、セヨンはサンウォンとクァク常務が同じ日に社内の山岳サークルに参加していたことを突き止める。ソンジュは、山でパロ4.0のテスト報告書の受け渡しが行われていたのではないかと推測。インソンはクァク常務にサンウォンは今どこにいるのかと鎌をかけるが…。
- 第7話「あの日起きたことを話す」とインソンを呼び出したクァク常務が、車の中で遺体となって発見される。インソンはその場で警察に逮捕されるが、取り調べ中にボミョンの顧問弁護士が現れ、突然釈放される。ヨングンから警告を受けたインソンは、次に犠牲者となるのは自分の家族かもしれないと不安になり、「報酬を２倍の20億にする」というソンジュの言葉にも耳を貸さずに会社を去る。実家に帰って果樹園を手伝い、両親とのひとときを過ごしたインソン。ふとミナのことを思い出した彼は、幼稚園のスケジュールに“家族運動会”があったことを思い出して…。
- 第8話ソンジュが閉じ込められた携帯電話を、ヨングンの手下であるノ運転手に奪われたインソン。セヨンはソンジュの身を案じるが、これは敵陣に潜入して情報収集するためにソンジュがインソンに提案した作戦だった。携帯を通してノ運転手の位置追跡や盗聴を行い、ヨングンの動向を探り始めたインソンとセヨン。そんな中、決裁待ちの案件についてキム常務に催促されたインソンは、ソンジュの指示を受けられずパニックに。思い悩んだ末、社長としてある決断を下すが…。
- 第9話 インソンはイムピョン精神病院の301号室に駆け込むが、ソンジュの体はベッドから消えていた。ノ運転手は見失ったものの、ソンジュの魂が入った携帯を取り戻したインソンとセヨンは、ソンジュの体を取り戻すために話し合う。セヨンはイムピョン精神病院の院長がボミョンの跡取り息子を医療事故で死なせた医師と同一人物であることに気づくが…。インソンはソンジュが事故に遭う前、パロ4.0の欠陥をヨングンに知らせようとしていたのではないかと考えて…。
- 第10話母親の無事を確認したセヨンは、つらい胸の内をインソンに明かしてキスをする。ソンジュの提案でセヨンも一つ屋根の下で暮らすことになり、浮かれたインソンは眠れない夜を過ごす。そんな中、ボミョンの臨時株主総会が開催される。いよいよミランを解任し、ソンジュの体を取り戻せると信じていたインソンは、逆に社長を解任されてしまう。マフィは父親が迎えに来てくれることを期待して万引きまでしたミナを不憫に思い、一人でソンジュの体を捜し回るが…。
