「赤と黒」のあらすじ
幼い頃、無理やり育ての両親から引き離され、ヘシングループの後継者として会長の寵愛を受けて育てられたゴヌク(キム・ナムギル)。しかしDNA鑑定で本人ではないと判明すると、野良犬のように容赦なく捨てられた。自分の人生を滅茶苦茶にしたヘシングループへ復讐を果たすため、彼の長く緻密な計画がここから始まる。明るく、少女のように天真爛漫なヘシングループ会長の末娘モネ(チョン・ソミン)と、長女として父親の事業のために政略結婚を受け入れたテラ(オ・ヨンス)。モネには婚約者がいたのだが、偶然に出会った妖しい魅力を秘めた謎の男に心を奪われてしまう。謎の男こそ、成長したゴヌクであった。ゴヌクとの出会いを運命だと信じるモネと、ゴヌクを無視するテラ。姉妹とゴヌクを巡る危険な恋の駆け引きが始まる・・・。会長の妻であるシン夫人から信頼され、夫人主催の美術展示会の準備に没頭するジェイン(ハン・ガイン)。彼女は会ったことがないグループの二男、テソン(キム・ジェウク)に狙いを定めていた。目的は、憧れのセレブ生活を手に入れること!ある日、ゴヌクと一緒にいる姿をジェインに見られてしまったモネは、とっさに兄のテソンだと嘘をついてしまう。ゴヌクは自分をテソンだと思い込んでいるジェインに対し、あえてテソンの振りをし続ける。こうして、二人の運命的な出会いが始まった。
各話あらすじ
- 第11話 傷あとムン・ジェイン(ハン・ガイン)が金目当てで自分に近づいたことを偶然聞いたホン・テソン(キム・ナムギル)は、やけになり彼女をホテルに連れ込んで関係を強要する。“ヘシングループの嫁の座”を条件に受け入れようとしたジェインだが、結局部屋を飛び出してしまう。直後にクァク班長から連絡を受けたジェインは、容疑者の背中の傷あとを確認するため警察へ向かう。取り調べ室にシム・ゴヌク(キム・ナムギル)がいるとは知らずに。
- 第12話 亀裂自殺を意味する内容が書かれたチェ・ソニョンの遺書の一部が見つかったため、結局、転落死は自殺と断定される。一方、株価不正操作が発覚し、アメリカへ旅立った長男ホン・テギュンが交通事故で死亡する。弔電を届けに悲しみに暮れるホン会長宅を訪れたジェインは、偶然覗いた倉庫で、ゴヌクとホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃してしまう。さらに、そこへホン・モネ(チョン・ソミン)が現れ、同じくその光景を目にしてしまう。
- 第13話 告白シム・ゴヌク(キム・ナムギル)とホン・テラ(オ・ヨンス)のキスを目撃したムン・ジェイン(ハン・ガイン)は、ゴヌクに本当の目的は何かと問いただす。そして思わずゴヌクのことが好きだと告白する。一方、真面目に生きていくと決めたホン・テソン(キム・ジェウク)も、そばにいてほしいとジェインに告白する。そして、ホン会長の秘書、カン室長はついにゴヌクが20年前に追い出した少年、“ホン・テソン”であることに気づく。
- 第14話 DNA鑑定シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は衝撃の真実を知る。20年前の出来事はすべてシン夫人が仕組んだもので、夫のホン会長が外で作った子供を受け入れられないシン夫人は、DNA鑑定を偽造してゴヌクを連れてきた。しかし本物のテソンが見つかると、自らのウソが発覚しないように、ゴヌクの両親を交通事故に見せかけ殺害したのだった。そして、ゴヌクが20年前に追い出した少年“テソン”だと聞かされたホン会長はゴヌクを自宅に呼び出す。
- 第15話 ゴヌク遭難シム・ゴヌク(キム・ナムギル)を呼び出したホン会長は、“テソン”と呼びかけたあと、ゴヌクの目の前で倒れ意識を失う。シン夫人はキム室長に、ゴヌクを交通事故に見せかけて始末するよう命じ、ゴヌクは病院に運ばれる。ムン・ジェイン(ハン・ガイン)から失踪の件を知ったクァク班長は、捜索の末、ゴヌクが搬送された病院で死亡したことを突き止める。ホン・テラ(オ・ヨンス)は、ゴヌクがかつての“テソン”だと知り動揺する。
- 第16話 明かされた真実ホン・テラ(オ・ヨンス)とシン夫人のもとに、シン夫人がキム室長にシム・ゴヌク(キム・ナムギル)の殺害を命じる会話が録音されたICレコーダーが届く。さらに、ゴヌクが生きていると知ったシン夫人は、改めてゴヌクの殺害を部下に命じる。臨時理事会にて、ホン・テソン(キム・ジェウク)が新会長に選出されると、シン夫人は役員たちにテソンがホン会長の実子ではないというDNA鑑定書を見せつけ、会長の資格がないと主張する。
- 第17話(最終話) 天国か 地獄か殺人教唆の罪で逮捕されたシン夫人から、シム・ゴヌク(キム・ナムギル)は衝撃の真実を聞かされる。ゴヌクこそが本物の“ホン・テソン”であり、自分の家族に復讐したというものだった。拳銃自殺を一度は考えたゴヌクのまえに、アメリカから帰国したホン・モネ(チョン・ソミン)が現れ、拳銃で彼を撃ってしまう。モネの指紋を拳銃から拭き取り姿を消すゴヌク。そして、背中の傷あとが特徴的な身元不明死体がひっそりと発見される。