「怪物(原題)」のあらすじ
エリート警察官のジュウォン(ヨ・ジング)は片田舎のマニャン派出所勤務を命じられる。パートナーを組むことになったのはドンシク(シン・ハギュン)。実はドンシクは20年前に妹を連続殺人事件で失い、その容疑者となった過去があった。そんな中マニャンで20年前と同じような猟奇殺人事件が発生。事件の捜査を始めるジュウォンだったが、かつての事件の資料が消えていたり、警察庁次長の父から捜査しないよう命じられる。町ぐるみで何かを隠しているのではと感じたジュウォン。実はジュウォンがマニャンにやってきたのはある理由があった。そして一方のドンシクも胸の内に秘密を抱えていた。ジュウォンとドンシクはお互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査することに。
各話あらすじ
- 第11話 締めるナム所長が何者かに殺害され、犯人を捕まえるためドンシクとジュウォンは調査を始める。所長が殺害された日に後を追っていたジュウォンは、所長が誰に会ったのかは分からないが本庁に行っていたことや、本庁のロビーでファン警部補とチョ巡査部長に出くわしたことをドンシクに伝える。ジフンとジェイはファン警部補を尾行し、ジョンジェはチョ巡査部長の通話明細書を確認、ジファはその日に何があったか再調査することに。
- 第12話 ほどくナム所長が言っていた鑑定書が、ギターピックの鑑定書だと突き止めたクォン検事は、そのことをハン次長に報告する。21年前、パン・ジュソンの遺体発見現場にギターピックが落ちていたため、持ち主であるドンシクが逮捕されたのだった。しかし鑑定を依頼した記録は残っているが鑑定書自体は消えてしまっていた。実はギターピックからジョンジェの指紋が出たためにジョンジェの母であるト議員が鑑定書を処分していたのだが…
- 第13話 問うユヨンの失踪事件の頃の記憶がなかったジョンジェが記憶を取り戻し、ユヨンを車でひいたことを認める。しかし、その時のユヨンは倒れている状態だったと言う。イム巡査長が、ユヨンは立っている状態でひかれたと言っていたため、ドンシクは最初にひいた犯人が別にいるのではないかと考える。そして、ドンシクはイ・チャンジンがハン次長に会おうとしていたことをジファから聞き、それをジュウォンに伝えるのだが…
- 第14話 答えるハン次長の人事聴聞会が行われている場で、イ・グムファ殺害事件に関する容疑でジュウォンがドンシクに逮捕されてしまう。これはハン次長を陥れるための芝居だったのだが、ドンシクとの約束を破ってジュウォンが罪を認めてしまったため、ジュウォンは停職処分になる。一方、ジョンジェはイ・チャンジンを葦原に呼び出す。そこに来ていたト議員がイ・チャンジンに、ハン次長と何をたくらんでいるのかと問い詰める。
- 第15話 離すハン次長の車に盗聴器を仕掛けたジュウォン。イ・チャンジンとハン次長の会話から、21年前にハン次長がユヨンを車でひいたことを知ってしまう。ショックを受けたジュウォンはその会話の録音データをドンシクに聞かせる。事件の真相を知りハン次長の所へ行こうとするドンシクを止め、この件は自分に任せてほしいと言う。それから1週間後、ジュウォンが逮捕されたことにより中断していたハン次長の人事聴聞会が再び開かれるが…
- 第16話(最終話) つかむジュウォンはチョン・チョルムン署長の様子を確認するため家の中に入っていくが、既にチョン署長は殺されていた。一方、精神病院に入れられていたジョンジェは、自分のために母親がナム所長とジンムクを殺したのではないかと疑い、ドンシクにそれが事実かどうか確認してほしいと頼む。そして長官になったハン・ギファンは過去の自分の罪が明らかになることを恐れ、検事のヒョクを使おうとするも裏切られ、窮地に追い込まれる。