「かくれんぼ(原題)」のあらすじ

大手化粧品会社で後継者として活躍するチェリン(イ・ユリ)。若くして成功し、一見華やかな生活を送っているかに見えたが、会社の実権は祖母ヘグム(チョン・ ヘソン)が握っていた。実は祖母の孫娘スアは幼い頃に誘拐され、チェリンは孫娘の身代わりとして過ごしてきたのだ。祖母に虐げられつつ、心身ともにスアとして成長したチェリン。さらにヘグムは会社の経営のため、チェリンに財閥の御曹司、ジェサン(キム・ヨンミン)との政略結婚を迫る。反発するチェリンだったが、祖母により無理やり結婚させられてしまう。一方その頃、ジェサンの秘書を務めるウニョク(ソン・チャンウィ)はある事情からジェサンの動向を監視していた。そんな中、心を病むチェリンの養母ヘラン(チョ・ミリョン)は、偶然に出会ったヨンジュ(オム・ヒョ ンギョン)に愛娘スアの面影を感じてしまう。迷惑がるヨンジュだったが、恋人のウニョクの心が次第にチェリンに向かっていることを知り…。

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各話あらすじ

第11話 卑劣な罠パシフィック社は、テサン財閥に身売りするしかない状況に陥る。ムン会長は、チェリンがミン家の実の娘ではないと知って罠を仕掛けたのだ。会社を誰にも渡したくないへグムは、ムン会長に会いに行き、資金の返済を待ってもらうよう頼むが、拒否される。するとへグムはチェリンを呼びつけ、問題解決のためにムン会長の機嫌を取るよう命じる。ムン家に帰るに帰れないチェリンを、ウニョクは優しく慰め、チェリンにある計画を持ちかける。
第12話 逆転を信じてチェリンは、ジェサンの愛人ソラに、ジェサンが自社の金を横領した事実を証言してほしいと頼み込む。はじめは断るソラだったが、ジェサンの前妻たちの最期を聞かされたうえ、海外逃亡の準備も整っていることを知ると、チェリンの頼みを聞き入れる。ムン会長は、そんなこととはつゆ知らず、パシフィック社を吸収合併した功績を口実に、まさにジェサンを次期会長に就任させるべく会議に向かっていた。そこへ、突然チェリンが現れて…。
第13話 浮かび上がる真実チェリンとの関係を暴露するとジェサンに脅されたウニョクは、チェリンを守るために、やむを得ずジェサンに従い、彼の元に留まることに。そしてジェサンは、ムン会長にはチェリンとウニョクの関係を秘密にし、自力でパシフィック社を吸収すると誓う。その頃、チェリンはヒョンスクを訪ね、素知らぬふりをして幼いスアの写真を見せ、反応をうかがう。ヒョンスクのただならぬ表情を目にしたチェリンは、ヨンジュがスアだと確信する。
第14話 会社を守るためにピルドゥから、実母と信じてきたヒョンスクに、20年前に誘拐されたことを聞き、衝撃を受けるヨンジュ。結局、飛行機に乗れなかったヨンジュは、一人さまよう。そんな状況を知らないヒョンスクは、ヨンジュと連絡が取れず心配する。一方、中国市場最大の化粧品会社である白領社から全権を委任され、パシフィック社を揺さぶるジェサン。パシフィック社の中国進出を成功させたいチェリンは、やむなくジェサンに契約を申し込む。
第15話 思い出の歌ヨンジュはヘランの前で、思い出の歌を口ずさみ、ヘランを「お母さん」と呼ぶ。自分が教えた歌を歌うヨンジュを、スアだと確信するヘラン。その様子を見ていたチェリンは、追い詰められ、とうとう熱を出す。寝込んだチェリンに、キム室長は意味深長な言葉を投げかける。今やパシフィック社の大株主であるチェリンを追い出すものはいないと…。一方、ヨンジュに去られてしまったヒョンスクは、自分の犯した罪を後悔し、錯乱状態に陥る。
第16話 専務の椅子チェリンは、ヨンジュが戻った家族団らんの場で、20年間ミン家の娘として生きてきたことをヨンジュに見せつけようとするが、血縁者同士の話には入れず、疎外感を感じる。その頃へグムは、ヨンジュの経歴ではパシフィック社を任せるのは難しいと頭を悩ませていた。しかし、へグムに専務の座を要求するヨンジュ。社員からの人望の厚いチェリンを専務から外すのは、決定的な理由がない限り難しいと言うへグムに、ヨンジュはある提案をする。
第17話 許されない過ちヨンジュがスアだったことを知り、強い衝撃を受けるウニョク。さらにヨンジュは、誘拐された時に自分を誘い出したのは、ピルドゥではなかった気がするとつぶやく。それを聞いたウニョクは、遠い過去に、ピルドゥから離れたいあまり、しでかしてしまった過ちを思い出して苦しむ。そんな中、へグムは、昔握りつぶしたはずの記事が、今頃になってチェリンを手助けするかのように出てきたことが気にかかり、キム室長に調べさせるが…。
第18話 愛が欲しくてヨンジュがミン家の実子であることを知りながら、チェリンがそれを隠していたことがヘランやジュンシクにばれてしまう。ヘランはチェリンを強い口調で責め立て、チェリンは「スアが戻って来たら追い出されると思った」とジュンシクに涙ながらに訴えるが、もはやジュンシクも耳を貸さない。すっかり孤立してしまったチェリンは、罪を償うため持ち株をヨンジュに譲る決心をする。それでも怒りが収まらないヘランは、チェリンを家から追い出す。
第19話 籍を抜いてでもウニョクがピルドゥの息子だと知り、ミン家の人々はウニョクをヨンジュから遠ざけようとする。ヨンジュはパシフィック社の専務になり、チェリンは化粧品の訪問販売の仕事をすることに。さらにチェリンは、ヨンジュの差し金でクレーマーを訪問させられるが、難なく営業の仕事をこなしていく。しかし、ウニョクがへグムによって監禁されると、ついにチェリンも我慢ならなくなり、彼を助けるために、ミン家から籍を抜いてほしいと懇願する。
第20話 ちらつく母の影キム室長が、チェリンの実母のことを知っていると言い出し、チェリンは実母の存在が気になり始める。ウニョクにその話をしているうちに、チェリンの専務解任を阻止する手助けをしたのはキム室長であることが明らかになる。キム室長から母の名前はキム・ソネだと教わったチェリンは、幼い頃育った施設を訪ねるが、手がかりがほとんどなく落胆するのだった。一方、ヨンジュは誤って発注した大量の原料を破棄しようと企てていて…。

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