「優しい魔女伝(原題)」のあらすじ

高校生の時に父親を亡くした双子の姉妹ソンヒとドヒ(イ・ダヘ/2役)。姉のソンヒはCAになる夢を諦め、妹のドヒに全てを譲る。数年後、ソンヒはチョンデ(ペ・ス ビン)と結婚し、主婦として平凡な毎日を送っていた。だが、ある日大怪我をしたドヒが突然家を訪れ「自分のふりをして出勤してほしい」と言い残して倒れ、そのまま昏睡状態に陥ってしまう。妹の代わりに飛行機に乗り込んだソンヒだったが、初日からミスを連発。そのうえ、女嫌いで知られる副操縦士のウジン(リュ・スヨン)と、はずみで唇を重ねてしまう。その後、ドヒが入居を決めていたシェアハウスを訪ねると、なんと家の主はウジンだった!果たしてソンヒは無事にドヒの代わりを務めることができるのか!?そして、ドヒが隠しているある秘密とは…?

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各話あらすじ

第1話真面目な警察官だった父親の死をきっかけに、まったく異なる人生を生きる双子の姉妹チャ・ソンヒとチャ・ドヒ。不慮の死を遂げた父親の事故現場の目撃者を見つけるために、駅前でビラをまく母親と双子の姉妹。しかし目撃者は現れず、最後には住んでいた家まで追われてしまう。生活を支えるために毎日必死に働いても生活は楽にならず。2人が同時に奨学金をもらって大学に行くのは無理だと考えたソンヒは、自分よりも成績が悪い妹のドヒを先に大学に行かせてほしいと先生に頼む。しかし首席合格したソンヒが進学をあきらめたと言われるのが嫌なドヒは、ソンヒの気持ちも考えずいい子ぶるなと嫌味を言う。早々に結婚しておばさん生活まっしぐらのソンヒ、そして最高の客室乗務員になり家を出て華やかな人生を送るドヒ。そんなドヒがある日襲撃されて……。
第2話脳出血で倒れたドヒは病院に運ばれてしまう。すぐに手術を受けなくてはならないドヒはソンヒに自分のふりをして、仕事に出てほしいと頼む。病院で治療を受けるのソンヒということにしてくれと言い手術室に入るドヒ。意を決したソンヒはドヒに言われたとおり、ドヒになりすまして勤務先の東海航空に出勤する。出勤するなり見知らぬ男にほっぺにキスされ戸惑うソンヒ。後輩に連れられブリーフィングに参加するドヒ。1人ずつ挨拶する中、何が何だか分からず挨拶もろくにできないソンヒ。そのままドバイへ行きの飛行機に乗ってしまったソンヒ。その飛行機に偶然乗り合わせたオ・ピョンパン会長。フライト中、ソンヒはオ・ピョンパン会長を助け、女嫌いなスターパイロット、ソン・ウジンと接触してしまう。
第3話韓国までの帰りの飛行機でピョンパンの息子テヤンと出会ったソンヒ。ソンヒの優しさに触れ、母親を重ねたテヤンはソンヒに心を奪われ、何とかソンヒから電話番号を聞き出そうとするが、ソンヒは足早に去って行く。ドヒの等身大のポスターを見て、お目当ての彼女が父親の航空会社のモデルだと知り喜ぶテヤン。そんな情けない息子の様子をピョンパンはあきれ顔で見つめている。急いで家に向かう途中、ソンヒは電話をもらい警察へと向かう。ソンヒの外出を巡り実母のムンスクと姑のオクチョンが銭湯で大げんかし、ムンスクだけが警察に捕まっていたのだ。そこにドヒの病院から電話が来る。話を聞いたムンスクはソンヒと一緒に病院に向かうが、意識が戻らないドヒを見て悲しみに暮れる。
第4話シェアハウスの男性シャワー室にいたソンヒは、いきなり入ってきて服を脱ぎだしたウジンを見て悲鳴を上げる。変態かと怒鳴りつけるウジンに、お湯が出なかったから入っただけだと毅然な態度で出ていくソンヒ。そんな2人の前に突然警察が押し入りテヤンを連れ去る。テヤンがどんなに助けを求めてもウジンは耳を貸さず冷ややかに見送る。そしてウジンは1日も早くシェアハウスから出ていくために、休暇を返上してフライトスケジュールを入れてほしいと上司に頼み込む。一方、テヤンが警察に捕まったという報告を受けたピョンパンは、言うことを聞くまでは情け容赦なくテヤンを追い詰めろと指示を出す。テレビにはパワハラで収監されていた娘のテリが、拘置所内で暴力を振るわれ傷だらけの姿で弁護人もなしに裁判を受ける姿が映し出されるのだが……。
第5話ドヒを振り切って去って行った謎の男。その男の車を割出すことに協力するテヤン。テヤンは堂々としているドヒにどんどん惹かれていく。ドヒから電話をもらった男は、シェアハウスにやってきてドヒを脅す。ちょうど家に帰ってきたウジンは、見知らぬ男に口をふさがれているドヒを見つけ、男を警察につき出す。これで一件落着だとソンヒは安心し、しおらしくウジンにお礼を言う。ウジンのために何でもするというドヒに、ウジンは今すぐ家を出て行ってくれと頼む。警察に捕まった男を釈放するためにやってきたファン理事は、ウジンとドヒを見て一瞬ひるむ。ドヒを呼んだファン理事はドヒが裏切ったら全員おしまいだと吐き捨てるように言い放ち去って行く。ソンヒはドヒが何らかの出来事に巻き込まれているのを感じるのだが……。
第6話ウジンに責められたソンヒは、ドヒのカードを思い出して、ウジンのことが好きだと告白する。ドヒに告白されたウジンは、驚きと戸惑いで言葉を失う。ファン理事がくれた大金が入ったカバンを持ちチェ・ガンミンに相談に行くドヒ。ファン理事を呼んだガンミンは会長の耳に入るために早く問題を処理しろと怒鳴りつける。ラーメンパワハラの被害者から辞職届をもらうようドヒに命じしていたコンチーム長は。しかしドヒはパワハラで職員をいじめたオ専務が悪いのであり、職員に責任はないと断る。オ・テリはドヒに職員の辞職届を出せと話すが、ドヒは勇気を出してオ・テリが悪いと率直に話す。ドヒの優しさに触れたテヤンはすぐ会長に電話し、スチュワードの仕事を一生懸命して、必ず代表理事に就任してみせると話す。
第7話ウジンの行動を怪しんだテヤンは、ドヒは自分のものだから独身貴族を貫いて1人で生きてほしいと話す。テヤンはドヒに義姉弟になって力を合わせて、オ・テリから守ってあげると話す。テヤンに釘を刺されたウジンは、飛行中もうわの空で仕事を忘れてしまう。一方、社内ではドヒがモデルになるために前任者を陥れて、ワイロまで使ったという内容が掲示板に書き込まれ、瞬く間に噂が広がる。勢いに乗ってドヒを追い込もうとする後輩のイェビン。社内ではオ・テリにまで目をつけられたドヒは、もうおしまいだと言われてしまう。社内の噂を聞いたガンミンとファン理事は、オ・テリを利用してドヒを追い出すのが有利だと計画する。コンチーム長から会社をクビになると耳打ちされたドヒはショックを受ける。
第8話チョンデの浮気現場を目撃したソンヒは、ショックでその場で倒れてしまう。ソンヒの代わりに浮気相手を叩きのめすムンスク。その様子を見て逃げ出すチョンデの家族。家から荷物を持ち出したチョンジはシェアハウスに向かう。チョロンを傷つけまいと必死に耐えるソンヒ。家事にも集中できないソンヒを見て、ムンスクはシェアハウスに行かせる。ガンミンにアルバイトがバレて弱みを握られたイェビンは、ドヒの地位を与える代わりに言うとおりにしろと命令される。晴れて東海航空のモデルになったイェビンは、ガンミンの指示どおりウジンが推進するLCCの事業を潰すために、イェビンはことごとくドヒの邪魔をする。ドヒがシェアに戻ると聞いたウジンは花束を抱え外で待ち伏せするが、傷ついているソンヒはその前を素通りしてしまう。
第9話疲れ果てた様子のピョンパンにパスポートを渡したガンミンは、事態を一刻も早く収拾するので出国してほしいと勧める。ピョンパンを見送ったガンミンは、すぐ検察に通報し、ピョンパンが国外への逃走を計画しているので出国を禁止させるべきだと密告する。ワンエアの事務所に押しかけたオ・テリに首を抑えられながら、ワンエアを潰してやると宣言されたソンヒ。本来はドヒがそんな思いをしたのかと思うと怒りで我慢できないソンヒ。話を聞いていたチョロンは携帯で検索し、オ会長が行方不明となり東海航空はオ・テリの手中にあるのだと説明する。緊急で収集された臨時委員会で、役員たちの怒号が聞こえる中、ガンミンは室長を辞任し、オ・テリを臨時代表理事に推薦する。
第10話10年間も裏切られていたうえに、性懲りもなく愛人の夫の葬儀を手伝っているチョンデを見てあきれ返るソンヒ。ドヒの姿になって家に帰ったソンヒは、ウジンの前で悲しみに耐えられず涙を見せてしまう。そんなソンヒを抱きしめるウジン。ドヒのあとをつけてきたテヤンは、ドヒがソンヒであることに気づきショックを受ける。テヤンはウジンがいつも気持ちを落ち着ける部屋に入り、再びソンヒがトイレで着替えて出てきたことを思い出し、本物のドヒをソンヒが殺してしまったのではないかと思い悩む。ウジンはドヒのアルコール性認知症を治療しようと、朝から体にいいという朝食を作るがドヒは先に出かけてしまう。がっくり肩を落とすウジンに、他の乗務員たちは気の毒そうな目を向ける。

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