「愛はぽろぽろ(原題)」のあらすじ
市場の卸売りで生計を立てているパンウル(ワン・ジヘ)は明るく世話好きな性格で周囲から愛されていた。ある日、父をひき逃げ事故で失い、結婚直前だった恋人のドンジュン(カン・ドンホ)まで亡くなってしまう。ドンジュンとの間に子供を身ごもっていたパンウルは一人で出産しシングルマザーになる。。6年後、パンウルは持ち前のたくましさで子供を育てながら、大手食品会社で本部長のウヒョク(カン・ウンタク)の下で働くことになる。正反対の性格からぶつかり合う2人だが、パンウルは何故かウヒョクがドンジュンに見える錯覚に陥る。実は6年前に心臓病を患ったウヒョクはドンジュンの心臓移植を受けていた。
各話あらすじ
- 第21話臓器を提供したドナーの家族とレシピエントが集う登山の会に、ドンジュンの父ゲヌンが参加する。その会には心臓移植手術を受けたウヒョクも参加し、彼とゲヌンはふとしたことをきっかけに言葉を交わす。ゲヌンは家へと帰る途中に、パンウルとビョル、そしてサンチョルが家族のように遊ぶ姿を目撃する。そして彼は、夫のいないパンウルを再婚させるべきではないかと思い悩むのだった。
- 第22話BHグループのオ会長の家を訪れたヨンスクは、その家でガンジャが家政婦として働いていることを知り愕然とする。そして再びガンジャのことを知らないと主張するが、ガンジャに脅された彼女は、結局自らのウソを認めてしまう。チェリンの仕事の成功を祝うために、会食を開くウヒョクと戦略開発部の社員たち。そこにはなぜか同部署に属するパンウルの姿がなく、ウヒョクは不審に思う。
- 第23話店舗で使用する食器の下調べに出かけたウヒョクとチェリン。ウヒョクへの思いを抑えきれなくなったチェリンは、彼にキスをして交際を申し出る。部下の思わぬ告白に戸惑いつつも、ウヒョクは期間限定を条件に彼女との交際を承諾する。その頃、パンウルが部屋でビョルと過ごしていると、そこにゲヌンが姿を見せる。そして、就職祝いとして服を買ってあげたいとパンウルに告げるのだった。
- 第24話市場でスリを見かけたパンウルが犯人を追った結果、暴力沙汰に発展し、彼女とウヒョクは犯人の男と同様に警察署に連れ出され事情を聞かれることに。スリを働いた男は犯行を否定し、そのうえ、ウヒョクに殴られたと主張。ウヒョクを迎えに来た母親のオ会長は、事件のことがマスコミに漏れないかと警戒する。そして彼女は自社の社員であるパンウルに対し、息子を騒動に巻き込んだと非難するのだった。
- 第25話暴行罪でスリの男に訴えられたウヒョク。彼が示談金を男に支払ったことを知ったパンウルは責任を感じ、会社の本部長室を訪れ、示談金の半額を分割で支払うとウヒョクに伝える。しかし彼は示談金をはした金と表現し、真剣に思い悩むパンウルの気持ちを傷つけるのだった。彼女が部屋を出ようとすると、ウヒョクの母オ会長が姿を現す。パンウルを厄介に思うオ会長は、彼女が本部長室にいたことを不快に感じる。
- 第26話ウヒョクとのデートで香港のレストランへ行くことになったチェリンが、待ち合わせ場所で彼を待ち続けるが、ウヒョクは一向に姿を現さない。電話にも出ない彼を心配したチェリンは、オ会長へと連絡する。その頃、オ会長は娘のウギョンと共にチェリンの継母ヨンスクが経営する美容室にいた。チェリンからウヒョクが待ち合わせ場所に現れないことを聞き、オ会長やヨンスクは困惑する。
- 第27話新メニューを開発するために、参考になりそうな店を何軒か回りリサーチを行いたいと考えたパンウルは、サンチョルを夕食に誘う。彼女に思いを寄せるサンチョルは仕事を早く切り上げて、パンウルに付き合うのだった。リサーチが終わり家に帰ったパンウルが息子のビョルと話していると、ビョルは彼女に弟が欲しいとせがむ。パンウルはビョルを不憫に思いながらも、父親がいないことを理由に状況を説明する。
- 第28話ふとしたことをきっかけに、ある料理店の敷地内に停車していたトラックの荷台に乗り込んでしまったパンウルとウヒョク。そのトラックは発車してしまい、2人は誰にも連絡できないまま見知らぬ土地へと連れていかれることに。パンウルの帰宅が遅く、彼女を心配するゲヌンとスンボクがそのことをサンチョルに伝えると、彼もパンウルを心配し2人が勤務する会社を訪れてみるのだった。
- 第29話ドンミンとジヨンの間に子供が誕生することを望むスンボクが、子宝に恵まれるというあるアイテムを入手する。それは男性用のトラ柄の下着で、男性に着用させると効果抜群だという。しかし、事情を知るはずのないパンウルの息子ビョルが下着を見つけてしまい、トラ柄に魅了されその下着を手放そうとしない。ドンミンはあの手この手を使い、ビョルから下着を奪おうと奮闘する。
- 第30話新メニューの審査会で、ライバル同士になったパンウルとチェリン。それぞれが考案した料理を、会長や社員が実際に試食し商品としての完成度を審査する。しかし、2人が調理場で準備をしている最中にトラブルが発生してしまい、パンウルの料理の材料が不足してしまう事態に。ウヒョクや同僚の協力でパンウルは窮地を脱することができるものの、料理の提供は予定より遅れてしまうのだった。