「デュエル~愛しき者たち~」のあらすじ
男手ひとつで白血病の娘スヨン(イ・ナユン)を育てる刑事ドゥクチョン(チョン・ジェヨン)。ある日、新薬治療を受けるために移送されていたスヨンは、何者かに誘拐されてしまう。犯人の要求通りにスヨンを探しまわるドゥクチョンは、バスターミナルで犯人らしき男ソンジュン(ヤン・セジョン)を見つけ、逮捕する。ところが、すぐそばに不気味な笑みを称えるもうひとりの男が。その男はソンジュンとまったく同じ顔をしていた。ドゥクチョンは双子の共犯者がいると思い、追いかけるが……。
各話あらすじ
- 第1話 愛娘の誘拐刑事のドゥクチョンは、白血病の娘スヨンが幹細胞治療のための新薬投与者に選ばれ喜ぶが、治療を終えたスヨンは何者かに誘拐されてしまう。スヨンを連れ去る男の顔を見たドゥクチョンは必死に犯人を捜し、ついにバスターミナルで発見。男を取り押さえるが、男とまったく同じ顔をした別の男がそれを見ていることに気づく。
- 第2話 同じ顔の男バスターミナルで捕まえた男は、過去の記憶が一切なくスヨンも同じ顔の男も知らないと主張するが、誘拐現場に残された犯人のDNAと指紋は男のものと一致した。取り調べを行った検事のジョヘは男を地方の拘置所へ移す処置を下す。同じ顔の男が犯人だと直感したドゥクチョンは移送車を襲って男を連れ出し、共に逃亡を図る。
- 第3話 スヨンの行方ドゥクチョンは男のわずかな記憶を頼りに釜山へ向かい、ドゥクチョンが釜山にいることを突き止めたジョヘは捜査チームを向かわせる。手掛かりをたどっていった男は、自分と同じ顔の男が目の前で人を殺したうえに、「お前が殺した」と言われ混乱する。記者のミレは母の遺品から万能細胞に関する資料を見つけ、両親の過去に興味を持つ。
- 第4話 殺人予告ジョヘのもとに「イ・ソンジュン」の名前で殺人予告が届く。男はドゥクチョンに、自分の名前はイ・ソンジュンだと思うと告げる。ミレは母が残した名簿に名前があったチェ・ジュシクの手掛かりを捜しに闘犬場行き、そこでソンジュンを目にする。ソンジュンを見たジュシクは「なぜ生きているのか」と動揺し、同時に激しい怒りをぶつける。
- 第5話 同じ顔が3つチェ・ジュシクの目の前にソンジュンと同じ顔の男ソンフンが現れ、あるリストを奪うとジュシクを殺害した。一部始終を見ていたミレは、捜査チームの追跡から逃れたドゥクチョンとソンジュンを自宅にかくまう。ミレは母の顔写真と母が残した写真を見せ、ソンジュンはそこに自分と同じ顔の人物が写っていることに衝撃を受ける。
- 第6話 リストをめぐる駆け引きソンジュンの記憶の中にミレを妊娠中だったミレの母リュ・ジョンスクが浮かび上がる。チャ・ギロはボスから、ソンフンが入手した「移植者リスト」を持ってくるよう命令されるが、ソンフンはギロの目の前でリストを燃やしてしまう。ミレはソンジュンと同じ顔の人物が写った写真が24年前のものだと知り、ソンジュンの正体を怪しむように。
- 第7話 24年前の秘密ドゥクチョンはチャ・ギロを人質に取ってスヨンを取り戻そうとするが、ソンフンはパク・ドンスルを殺害することがスヨン解放の条件だと告げる。ジョヘはドンスルから、24年前に受刑者を使って違法実験が行われていたことを聞き出した。ソンジュンの写真を見せられたドンスルは、それが24年前に死んだイ・ヨンソブ博士だと話す。
- 第8話 ソンフンの目的何としてもスヨンを救いたいドゥクチョンは、警察を欺いてパク・ドンスルをおびき出し、ソンフンの真の狙いがドンスルの腎臓だと知ると、改めてソンフンにスヨン解放の取引を持ち掛ける。ソンジュンはミレに、自分はクローンだろうと話し、以前の友人と連絡がついたことで、記憶を失う前に住んでいた家に戻ることができた。
- 第9話 取り戻した記憶自宅に戻ったソンジュンは、徐々に過去の記憶を取り戻す。ドゥクチョンはパク・ドンスルをソンフンに引き渡してスヨンを取り戻そうとするが、あと一歩のところでスヨンは再びソンフンに連れ去られてしまう。ソンジュンとドゥクチョンはソンフンの家を突き止めるが、そこにスヨンの姿はなく、深手を負ったソンフンが倒れていた。
- 第10話 ソンジュンとソンフンソンジュンはソンフンになりすまし、パク・ソジンに会いに行く。24年前に臓器移植手術を受けた人物の名前を聞き出そうとするソジンに対し、ソンジュンの頭の中にはイ・ヨンソブが誰かに治療剤を渡す記憶が浮かんだ。隙をついてようやくスヨンを奪還したドゥクチョンだったが、再び追ってきたソンフンはドゥクチョンに激しい恨みをぶつける。